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Bizmates × 導入企業様 スペシャルインタビュー
英語学習支援が社内に広く浸透。主体的な挑戦・行動から語学力だけでない相乗効果で「自分のキャリア」を磨く

富士通は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」というパーパスのもとグローバルでの事業拡大に取り組んでいる。その中で、海外拠点を含む組織内コミュニケーションの円滑化に向け、ビジネスでの英語コミュニケーション能力強化を目的に2021年よりBizmatesを導入。約半年の受講でCEFR B2到達人数が継続して増加するなど、効果測定結果では具体的な成果が出ている。

従来からの課題
グローバル組織における円滑なコミュニケーションのために語学力向上が課題

伊藤

いつもたくさんの方にビズメイツを受講いただき、ありがとうございます。さっそくですが、富士通さんが掲げられているパーパス実現に向けて、グローバル人材育成領域、特に語学力向上の部分においての課題感を具体的に教えてください。

石川

富士通は、 パーパス実現のために、日本と海外拠点との間において、グローバルな組織体制が進められています。組織のトップに海外のエグゼクティブが就任したり、プロジェクトチームに海外メンバーが加わるケースが増加しています。グローバルな組織体制が進む中、日々のミーティングやドキュメント、メッセージを英語で行うことが増えてきました。このような状況下、「組織内コミュニケーションの円滑化」が課題となっており、私たちはこの課題解決に積極的に取り組んでいます。

伊藤

この「グローバルな組織体制」は、いつ頃から変わってきたのでしょうか?

石川

近年、グローバルな組織体制がさらに進められ、その変化を私が実感したのは2023年頃からです。例えば、以前は日本人ひとりだった直属の上司が、2023年に日本と英国の二人体制になりました。上司ふたりに対し、提案や相談、レポーティングなどを英語で行うようになり、組織内コミュニケーションの変化を実感しました。

伊藤

短いスパンで大きな変化が起きているということですね。特にキーマンとなる方々は英語の使用頻度が増えてきていると。社内全体としてはこれからですか?

石川

社内には英語に堪能な社員も多く、グローバル化への意識も高いと感じています。一方で日本語だけで業務を行っている社員も多く、組織全体でみると英語力にばらつきがあるのも事実です。現状では、英語で円滑にコミュニケーションをとれる社員の数が不足しているため、組織全体のグローバル化を加速させるためには、この課題を克服していく必要があります。

伊藤

大手企業では、日本人同士で英語会議を行うなど実践的な方法を取り入れているパターンもありますが、御社では考えていますか?

石川

そのような考えもあると思いますが、いきなりすべてを英語で実施することは非常にチャレンジングなことです。そのため、いきなり進めるものではないと考えています。

伊藤

ビズメイツを立ち上げる前、ある大手企業のプロジェクトでそういった方法を取り入れたケースがあったのですが、かなり苦労した記憶があります。ですから段階的に課題を解決していくという姿勢はすごく大事だなと思います。

石川

急激な変化は、社員にとって大きな負担となる可能性も考えられます。だからこそ、社員の英語コミュニケーション能力強化が組織全体の成長に必要だと認識していますし、能力向上を支援する学びの機会提供を重要視しています。

「自分のキャリアは自分でデザインする」キャリアオーナーシップ、社員が会社と共に成長していくことを目指す企業文化

伊藤

Bizmatesを積極的にご活用いただいている理由について、あらためてお聞かせください。

石川

ビジネスの世界では、他国の文化や慣習を理解し、相手への配慮を欠かさないことも大切なことです。Bizmatesは、コミュニケーションスキルや異文化理解など、グローバルなビジネスで成功するために必要な要素を学ぶことができる点が魅力です。ビジネスシーンに特化したBizmatesのプログラムは、社員の英語コミュニケーション能力強化に大きく貢献してくれるものと考えています。

伊藤

海外メンバーとのコミュニケーションは基本的にオンラインですか?

石川

基本はオンラインですが、実際に会う機会もあります。

伊藤

オンラインとオフライン、それぞれのコミュニケーションに違いを感じることはありますか?

石川

大いにあります。オンラインの良さは、現地に行かなくてもミーティングできることです。オンラインで日頃からコミュニケーションを取っていたからこそ、実際に対面で会えた時は「やっと会えましたね!」と感動は倍増しますし、仕事のスピード、仕事量、密度も変わります。実際に会うことは、非常に価値があると個人的にも感じています。

伊藤

そのお気持ち、分かります。年に1度、Bizmatesではフィリピンでトレーナーパーティーを開催するのですが、何百人もの講師と対面した時は皆で涙を流しながら会える喜びを分かち合いました。いつもオンラインでコミュニケーションを取っている方とFace to Faceで実際に会えるのは嬉しいものですよね。話を戻しまして……、御社の受講率を拝見すると、積極的にBizmatesを受講されているのですが、これだけ多くの方に利用いただけているのは、何かお取り組みに秘訣があるのでしょうか?

石川

富士通は、会社として掲げるパーパスだけでなく、社員一人ひとりが自身のパーパスを持ち、変化に対して主体的に挑戦・行動する土壌があります。この、個々の社員の主体的な行動が根源にあると思います。

そして「自分のキャリアは自分でデザインする」という言葉の通り、社員一人ひとりが主体的にキャリアを築いていく、キャリアオーナーシップが根付いています。仕事もプライベートも全てが自分のキャリアであり、ステップアップに必要なスキルは自分で選ぶことが大切です。多くの社員は英語学習の必要性を認識しているものの、単にトップダウンで「英語をやりなさい」と指示されるだけでは、持続的な学習意欲につながらないでしょう。自分のキャリアアップに英語が必要だと認識し、主体的に取り組むことが重要です。

伊藤

自分のキャリアは自分でデザインする、今の時代にとても合っていると思います。将来のビジョンを考える中で自分のキャリアに英語が必要だと思うから積極的な受講につながるということですね。

石川

はい、富士通には、チャレンジできる環境が整っています。個人が生涯のキャリアにおいて「どうありたいか」を描き、その実現に向けて主体的に行動する、これが私たちの「キャリアオーナーシップ」です。

伊藤

素晴らしいですね。他にはどのような取り組みをされていますか。

石川

技術的なスキルを学ぶ環境も整っています。社員一人ひとりがスキルアップを図り、そのスキルを組織に活かすことで、会社とともに成長していくことを目指しています。

導入後の効果
実質的な学習効果に加え、英語に対する高い関心と社内への浸透

伊藤

ここからはBizmatesを導入してからの成果についてお伺いしたいと思います。研修を通しての具体的な成果について教えてください。

石川

英語学習支援の開始から3年目を迎えましたが、当初からBizmatesを活用しており、大変感謝しております。四半期ごとに実施している英語学習支援の募集は、3年連続で定員を上回る申し込みがあるなど、英語学習支援が社内に広く浸透し、高い関心を集めていることを実感しています。
Bizmatesの英語学習効果を実感されている受講者が多く、定量的なデータでいえば、CEFR(セファール)でスピーキング力を測っており、2022年4Qから2023年3Qまでの四半期ごとの効果測定結果から、CEFR B2に到達する人数が、継続して増加していることがわかりました。

伊藤

例えば、B2を達成することで何か評価されるなどはありますか?

石川

インセンティブなどはありませんが、自信を持って英語で仕事ができる、そこが評価に直結すると考えています。

伊藤

学習成果を数字化することは大切ですが、数字が目的になると「点数を取るためにはどうすればいいか?」と勉強法の方向性が変わってしまうこともあります。そのバランスが難しいところですが、インセンティブを取り入れないのは良いと思います。

石川

CEFRのレベルはあくまでも目安です。社内のBizmates受講者のアンケートでは、「英語への抵抗感が下がった」「コミュニケーションが円滑になった」「英語学習のきっかけになった」「Hikaさんのセミナーでやる気が出た」といったポジティブな声が寄せられており、効果を実感しています。

伊藤

レッスンで学んだスキルを実際の現場でいかせているというのは本当にありがたいです。

石川

海外メンバーから「英語が上達している」と言われた受講者もいました。

伊藤

講師から褒められることはあっても、仕事でやり取りをしている海外メンバーから言われるのは嬉しいですね。本年1月には私がオンラインセミナーを実施させていただきましたが、社員に英語を継続してもらうために行なっているサポートはありますか?

石川

まさにオンラインセミナーは英語学習支援のひとつです。日本語だけの環境での英語学習は孤独で長い道のりであり、個人の努力だけでは、途中で息切れすることもあるでしょう。オンラインセミナーは「栄養補給」として、社員のモチベーション維持、学習意欲向上に大きく貢献すると考えています。伊藤様にオンラインセミナーを実施していただいたことで、多くの社員が「頑張ろう」と思えたはずです。また、まだ英語学習を開始していない社員にとっては、一歩踏み出すきっかけになったと思います。

伊藤

オンラインセミナー以外にも、御社ではさまざまなサポートをされていますよね。

石川

英語学習は高額になりやすいのが現状です。そのため、費用補助として半額をサポートしています。また、Bizmatesをはじめ、AI英会話アプリなど社員が自分のレベルや目的に合ったコースを選択できるので、効果的に英語力を向上させることが期待できます。他にも英語学習をRPGのような感覚で楽しみながら、仲間と一緒に学ぶ「ゲーミフィケーション」の仕組みがあります。

伊藤

大好きなロールプレイングゲームがあるのでイメージできます。御社にゲーミフィケーションの仕組みがあるということですか?

石川

はい。仲間と一緒に学ぶBizmatesのクエストがあり、最初は「朝レッスンを受けてみよう」など軽いミッションからスタートします。仲間同士で、英語学習の悩みを共有したり、互いに励まし合ったりしながら学習意欲を高め、学習を進めていきます。最終的に、ゴールすると社内サイトに公開され、お祝いされます。共感という部分も大事にしています。

伊藤

なるほど。こうした方法で継続的な英語学習が実現されているのですね。

石川

ひとりではなく仲間と共に学習を進めるので、最初の立ち上がりは早いと思います。

今後の期待
リアルな状況を想定した学習プログラムの実施に期待

伊藤

Bizmatesに対して今後期待すること、ご意見があればお聞かせください。

石川

私たちは、ビジネスにおける英語コミュニケーションを通して、コラボレーションを促進し、ビジネス価値を生み出すことを目指しています。そのためには、相手との対話において、相手の意見を丁寧に聞き、自分の言葉で伝えることが重要と考えています。Bizmatesには、リアルなビジネスシーンに近い模擬的な形式で学べる学習プログラムを提供いただくことを期待しています。

伊藤

レッスンを継続されている場合、受講者の英語レベルが上がるとともに出てくる課題がマンネリ化です。実は同じ課題を抱えた大手企業様と共同で作ったBizmatesの新プログラムがあるのですが、それは90分のレッスンで課題を投げるというもの。例えば「海外で日本語が話せない外国の方を採用しました。3ヶ月間のオンボーディング研修を考えてください。予算は1人あたり30万円です。」このように課題を提示するという、リアルな状況を想定したプログラムになります。ぜひ御社にもトライしていただきたいですね。

石川

英語学習支援を開始して3年が経ち、社員の英語力は着実に向上してきました。しかし、実際のビジネスシーンで英語をスムーズに活用できる場面はまだまだ少ないと感じています。このギャップを埋めるため、次のステージに向け、より実践的な英語学習プログラムの導入など、前向きに考えていきたいです。

社員さまの声
富士通株式会社
グローバルカスタマサクセスFinance & Service Industry事業本部

高橋 直也様

―現在のお仕事内容と自己紹介をお願いします。

新卒で富士通に入社し、現在はグローバルカスタマサクセスFinance & Service Industry事業本部にて営業(ビジネスプロデューサー)として仕事をしています。過去には官公庁やメディア、決済業界のお客様を担当していましたが、2年ほど前から証券を担当しています。業務の一環でインド、英国とのコミュニケーションが発生することがあり、それがきっかけで英語学習を始めました。

―これまでの英語学習の経験についてお聞かせください。

約10年ぶりの英語学習です。大学時代以来の英語学習で、実際に仕事で英語を使うとなった当初は、相手が何を言っているのかわからない状況でした。個人でオンライン英会話を始めた後、社内の英語学習支援が始まったタイミングでBizmatesを受講し始めました。現在の業務では、英語を使う頻度は10%ほどですが、グローバルなやり取りや対応は毎日発生しますし、海外出張の際には、終日フルで英語を使うこともあります。

―ビズメイツの受講スタイルについて教えてください。

Bizmatesのレッスンは、なるべく毎日早朝、朝5〜6時の時間帯に受講しています。2023年6月~2024年7月までの期間で324回受講しました。自身の英語レベルと業務に必要な英語レベルにギャップがあるため、そのギャップを埋める必要があると感じています。

受講スタイルとしては、平日はBizmates Programで毎回同じ講師、週末は息抜きも兼ねてDiscoveryでいつもとは別の講師・テーマで受講しています。早朝に受講しているので、学んだことをその日の仕事に活かせたらと思っていますが、なかなか予習はできず……そこは課題です。とはいえ、Bizmatesはレッスンが楽しくて、話が盛り上がりすぎてしまうことも。いつも前向きな気持ちで受講できます。

―ビズメイツのレッスンに対する印象について教えてください。

最初に驚いたのは、講師の方が英会話だけでなくビジネスのプロフェッショナルでもあるという点でした。私はIT業界で働いているので、ある程度の専門用語やITビジネスの特性を踏まえた会話もしたいと考えていましたが、Bizmatesには、英語の先生というよりも「英語を話すITビジネスのプロフェッショナル」の方がいて、実ビジネスに近い形での英会話をレッスンの中でトレーニングできます。ITや担当領域である金融をバックグラウンドに持っている講師のクラスを受講する機会が多いのですが、ITや金融業界に精通している講師との会話は、海外のビジネスの仕組みやトレンドなどを知る機会にもなります。英語力のみでなく、ビジネス面で自分自身が成長できる講師にBizmatesで巡り会えたこと、それが継続して続けられる理由にもつながるのかもしれません。

―レッスンの効果についてはいかがですか?

主観的なところでお伝えすると、最初は打合せでも相手が何を言っているか理解できず、当然ディスカッションもままならない状態でした。以前はプレゼンの準備でも8時間以上かけていたほどです。まだまだスキルアップは必要ですが、レッスンを通じてヒアリング力はかなり向上したと感じますし、以前と比べると短い時間でプレゼン準備も完了するようになりました。実務的な部分でも、グローバル共同でアウトプットの作成・提案を実施しているほか、外国籍の役員が来日した時のアテンドを実施するなど、自身の「役割」が増えたと感じています。

客観的なところでは、インド・英国の同僚から「英語が上達した」と褒められることも。社内レベルではあるものの、日々のディスカッションもこなせるようになりました。英語によるコミュニケーションが向上し、互いに信頼関係も築いた結果か、今では海外メンバーから厳しいフィードバックやアドバイスをもらうこともあります。

―レッスンで大変だったこと課題はありますか?

海外の同僚からも指摘されるのですが、時制(「した」「する」「している」)が英語で話すとゴチャゴチャになるので、そこをもっと改善していきたいですね。とても初歩的な部分ではありますが、ビジネスの中でも「した」のか「これからする」のかは大きな違いで、そのコミュニケーションミスが思わぬトラブルにつながる可能性もあるので。

―今後、英語を使ってどのようなことに挑戦していきたいか教えてください。

2年前の自分はグローバルなビジネスパーソンではありませんでした。しかしながら、この2年間、さまざまな国のメンバーと供にビジネスを推進する中で、自身の視野が広がったと感じています。昨今、ビジネスにおける課題は多様化しており、グローバルな提案が必要とされるケースは今後も増えてくると認識しています。その中で、より価値あるソリューションを提供し、世界に、社会に、貢献していきたいと考えています。グローバルな課題に応えるために、自身の英語力をさらに高め、国内外でネットワークを作っていく。そこにつながるツールが英会話というコミュニケーションだと考えています。

―ありがとうございました。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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