英語学習法
2023.01.30
英単語の覚え方と考え方:5つのコツと6つのステップ
[この記事でわかること]
- 英単語がなかなか覚えられない
- 何か効率的な英単語の覚え方はないか
こんな悩みを持つ方は多いはずです。
Bizmatesは、仕事で日常的に英語を使用しており、社会人になって英語を学習した経験があるビジネスパーソン111名を対象に「社会人の英単語学習」に関する実態調査を実施しました。
「英語を使って仕事ができるようになるために、英単語学習は重要だと思いますか。」という質問したところ、以下のような結果になりました。
(ビズメイツ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 伸明 、以下「当社」)は、仕事で日常的に英語を使用しており、社会人になって英語を学習した経験があるビジネスパーソン111名を対象に「社会人の英単語学習」に関する実態調査を実施しました。)
90%以上の方が英単語学習は「非常に重要」「やや重要」と回答し、日常的に英語を使用して仕事をしているビジネスパーソンにとって、英単語の学習は重要であるとわかります。
今回は、オンラインビジネス英会話のBizmatesで英語教材プログラムを開発している日系カナダ人のHika Itoが「実践で使える英単語の覚え方」を解説いたします。
効率よく短期間でボキャブラリーを増やすコツがわかりますよ。
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2.学習を迷わせないカリキュラム設計
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Contents
単語力よりも、伝わる英語が重要
英単語の効果的な覚え方をお伝えする前に、実際に英語を使って意思疎通するにはどれだけの単語力が必要なのか?という点についてお話ししたいと思います。
アメリカ人はシンプルなボキャブラリーによって心を動かされた
過去にアメリカ大統領選挙で行われたスピーチに関するデータに、そのヒントが隠されています。
2016年の選挙に勝利し、大統領になったトランプ氏ですが、演説で使った単語はなんと、中学3年生くらいまでに習う単語(それに小学6年生までに習う文法)しか演説に使っていなかったという研究結果があります。
◆歴代大統領の演説に使ったボキャブラリーと単語の英語レベル比較図
参考文献:A Readability Analysis of Campaign Speeches from the 2016 US Presidential Campaign. March 15, 2016. Schumacher, Eskenazi. https://arxiv.org/pdf/1603.05739.pdf. Accessed Feb. 20th, 2017.
大統領が使う英語のレベルやボキャブラリーについては賛否両論ありますが、オバマ氏やトランプ氏は、演説で難しいボキャブラリーや文法を使わずに支持を得たということが言えます。
つまり、コミュニケーションをとる上で多くのボキャブラリーは必要ではなく、相手に効果的に伝わるかどうか、という点が重要というわけです。
ビジネスで必要な単語は1,500語程度
元米IBM副社長のJean-Paul Nerrière氏は、グローバルビジネスでの仕事を通して、必ずしも英語ネイティブが、英語でのコミュニケーションが上手いわけではないことを知りました。
彼は、グローバルビジネスにおいて話す英語は誰でもわかるレベルに留めるべきだと言います。
そのためには、使用する英単語を1,500語程度に留めるべきだと提唱しています。
1,500語と言えば、高校卒業時の目安となる1,800語よりも少ないくらいです。
小学校、中学校、高校で習う基本的な単語でまかなえる程度ですから、それほどハードルは高くありませんよね。
高度なボキャブラリーを使って饒舌に語ったところで、受け手が理解できなくては全く意味が無いのです。
Globish公式サイト:
http://www.globish.com/?&lang=en_utf8
たとえば、以下のように、使用する単語をシンプルなものに限定することで、より多くの人に伝わるメッセージにすることができます。
× | “Globish is the gateway to international conversation.” |
○ | “Globish helps you to talk to people from other countries.” |
私たちBizmatesでも、とにかく語彙を増やすことを目的とするような「学問」としての英語ではなく、「強力なコミュニケーションツール」としての英語が学べる環境を提供しています。
英単語を使わないと1週間後にはほぼ忘れてしまう
英単語は、一度覚えたとしても、繰り返し使わなければ忘れていってしまいます。
人間は必要だと判断した情報を記憶し、そうでない情報を忘れていく傾向にあります。
脳が情報を取捨選択する判断材料は、その情報が何度記憶から引き出されたかに関係しています。
つまり、短時間の間に何度も記憶から引き出された単語ほど、長く記憶に残ります。
過去に記憶と忘却に関する研究がされ、単語を覚えた後の忘却のペースが数式として導き出されました。
その数式を図にした、エビングハウスの忘却曲線というものを以下に簡単にまとめました。(データ引用:Learning Solutions Magazine)
◆エビングハウスの忘却曲線
上の図に補足すると: 新たに単語を学んだ後日、復習をする度に、以下のことが起こります:
- 忘却曲線が100%の理解度にリセットされる
- 忘却曲線が前回覚えた時より緩やかになる
復習を繰り返していけば、忘却曲線が段階的に緩やかになっていき、高い習得度のまま記憶を維持できるようになります。
つまり、単語が定着していくのです。
たとえば、今日、単語帳から3,000単語覚えたとしましょう。
それら3,000単語を1時間毎に復習すれば、頻繁に記憶から単語を引き出していることになります。
こうして短時間に何度も引き出されることで、脳が重要な情報だと判断し、記憶に定着させられるというわけです。
しかし、単語の意味を記憶するだけでは実際の会話などで使えるようにはなりません。
なにより、膨大な数の単語を忘却曲線に対抗して毎時間復習するのは現実的ではありません。
そもそも英語を習得する上で、単語帳などにかぶりついて受験勉強に取り組むかのように英単語を覚えていくべきなのでしょうか?
私はその必要はないと考えます。
では、ここからは英単語を自然に身につけるコツを紹介していきます。
英単語を身につける5つのコツ
ビジネス英会話にそんなに多くの英単語は必要ないとは言っても、最低限の基本的な単語は覚える必要があります。
英単語を効率的に身につけるおすすめの方法は、以下の5つです。
順番に見ていきましょう。
英語を日常的に使う環境を作り、自然に語彙を増やす
英単語を覚えていくには、日常的に英語を使う環境を作ることが大事です。
予算や時間に余裕のある方であれば英会話スクールに通うのも良いでしょう。
ですが、毎日英語を使う環境を作るとなると、英会話スクールは高額になり、さらに忙しいビジネスパーソンが特定の教室に通い続けるのは、少し困難です。
低予算で英語を日常に組み込むにはオンライン英会話が現実的です。
オンライン英会話を活用すれば、下記のように自然な流れで語彙を増やしていけます。
自然に語彙を増やす方法
- オンライン英会話を自宅や勤務先から週に5日以上受講し、日常的に英語を使う習慣をつける
- オンライン英会話では、自分の仕事の内容や、興味のあることを会話やレッスンの題材にする
- 知らない単語があれば、質問したり意味を調べておいたりして、後日レッスンで使ってみる
このようにして、覚えたての単語が使える機会を日常に組み込むことができれば、忘れる前に単語を記憶から引き出せ、自然に語彙を増やしていけます。
自分の仕事や興味のある話題に関連するレッスンを受けることを推奨する理由は、その方が、脳が「必要な情報」だと認識しやすくなるからです。
単語に関連する思い出を増やす
突然ですが質問です。一週間前に初めて会った人のフルネームを覚えていますか?
「名前を覚えるのが大の得意」という方でない限り、思い出すのは難しいと思います。
でも、もちろん、昔親しかった友人のフルネームはそう簡単に忘れないはずです。
一緒に勉強したり、遊んだり、様々な話題について話したりしたため、その友人が関与する思い出が数多く残っているはずです。
あなたの頭の中で、その友人の名前は重要な意味を持っています。
だから、忘れにくいのです。
英単語も同じように、関連する情報や思い出が多ければ多いほど、忘れにくくなります。
同様に、オンライン英会話のレッスン中に新しい単語を習った時に、会話を通してその単語に関連する思い出を増やすのが効果的な単語学習方法になります。
その具体的な方法を一つご紹介します。実際にオンライン英会話のレッスンを受けていると思って、下記の文章を読んでみてください。
この例では、”discipline”という知らない単語に出会ってから、後日”discipline”を使ってみるまでの例をご紹介します。
◆レッスン中に単語の意味を確認する
教師: It’s sometimes important to discipline young employees.
受講生: Just a moment. What does “discipline” mean?
教師: Well, when an employee does something wrong, like come to work late, the boss needs to tell him not to do it again. This is called “discipline.”
受講生: I see. So does it mean to correct someone’s manners or actions?
教師: Yes, that’s right.
受講生: So can I also discipline a child?
教師: Yes, you can.
◆後日のレッスンで、先日学んだ単語を使ってみる
受講生: Yesterday, my son hit his sister. He gets angry very easily. I need to discipline him. Am I using “discipline” correctly?
教師: Yes, “I need to discipline him” is a good sentence.
上記のように、知らない単語に出会ったら以下のことをします:
- 教師に単語の意味を聞く
- 理解できたか確認する
- 単語を会話の中で積極的に使用する
教師に単語を聞くフレーズ: Just a moment. What does “discipline” mean?
以上を繰り返し、覚えた単語にまつわる思い出を増やし、しっかり記憶に定着させ、結果的に使えるボキャブラリーを増やしていきます。
このように知らない単語と出会った時、すぐに意味を相手に確認し、次に使う機会を見逃さない姿勢は、英単語の定着のみならず、全般的な英語の上達を飛躍的に速めます。Bizmatesではこういった英語学習者をアクティブラーナーと呼んでいます。
学びたいと思っていることの方が記憶に定着しやすいことから、学びたいことを考え、自ら学びを得ようとするアクティブラーナーは、英語を最短で身に付ける学習者というわけです。
アクティブラーナーについては、下記記事をご覧ください。
関連記事:英語が短期間で上達する秘訣は「英語を生活の一部」にすること
「thesaurus」を活用する
単語を調べる時に活用したいのが、「thesaurus」です。
「thesaurus」とは、分からない単語を入力すると類語が英語で出てくるサイトです。
例えば、「swim」と検索すれば、以下のような単語が類語で表示されます。
- crawl
- dive
- float
- freestyle
- race
- go for a swim
- go swimming
知らない単語でも、類語を見ることで具体的にイメージしやすくなり、意味がつかみやすいです。
また、日本語に訳さず英語のまま類語を知れるので、英語脳を作るのにも役立ちます。
出典:Synonyms and Antonyms of Words | Thesaurus.com
語源を知って動詞・形容詞なども覚える
がむしゃらに暗記するよりも、語源を知ると単語は覚えやすくなります。
語源とは日本語でいう部首みたいなもので、「さんずい」が付いていれば「水」に関係する漢字といった風に、単語の意味が予想しやすくなります。
例えば、「reform(改良する)」の語源は、「再び」を意味する「re-」とラテン語の「formare(形づくる)」です。
これを覚えると、関連語の「inform」に出会ったときに同じように考えて意味を推測できます。
「中に」を意味する「in」と「form(形作る)」で、「(人の)中に形作る」→「知らせる」といった風です。
また、1つ単語を覚えたら、その単語の動詞や形容詞も一緒に覚えてしまいましょう。
品詞は違えど、語源は一緒なのでスペルも意味も似ているため覚えやすいからです。
例えば、inform「知らせる」の名詞は「information(情報)」、形容詞は「informative(有益な)」といった風です。
1つ1つ覚えるより早くボキャブラリーを増やせます。
語源を知れば英単語を覚えやすくなり、違う品詞も一緒に覚えると、一気に語彙数を増やすことができますね。
目標と計画を立て、継続する
何事も成果を出すには、継続が大切です。
継続のコツは目標と計画を立てることです。
まずは、いつまでに何を達成したいのか、具体的な目標を決めましょう。
例えば、「1ヶ月で1冊の単語帳を5周する」などです。
そのためには、1日に何ページ進む必要があるか考えます。
あとは、それを実行していくのみです。
スケジュールにばらつきがあるなど、1日に決まったページ数をこなすのが難しい場合は、1週間単位で計画を立ててもいいです。
どのくらいの量をいつまでにこなすのがいいかは、性格や生活スタイルによるところが大きいので、一概にこのスケジュールで進めるのが良いとは言えません。
計画を立ててやっていく中で、自分に合った分量・ペースが見つかっていくはずです。
大事なのは、計画倒れにならないように、スケジュールを定期的に見直し調整していくことですね。
継続できる学習計画はプロと立てよう
「学習計画を立てる」と言っても、自分に合った学習プランの立て方が分からない人も多いと思います。
特に時間のないビジネスパーソンであれば、最短で効率に学べる学習計画を立てることが重要です。
- 学習計画を立てること自体に時間がかかる
- 間違った学習方法を選んでしまい、遠回りになる
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となってしまえば、貴重な時間を無駄にしかねません。
ビズメイツには、そんな方向けにBizmates Coachingという効率的な英語学習をサポートするコーチングサービスがあります。
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無料体験レッスンはこちら学んだ単語を定着させる復習方法6つのステップ
学んだ単語を定着させるのに効果的な6つのステップは以下の通りです。
- 発音を繰り返し聞く
- スムーズに言えるようになるまで音読する
- 例文を見て前後の単語との組み合わせを確認する
- 例文をシャドーイングする
- 例文を音読・暗唱できるようにする
- 会話の中で単語を使い、相手の反応を見て軌道修正する
順番に見ていきましょう。
ステップ1:発音を繰り返し聞く
学んだ単語は、実際に使ってみるのが1番ですが、発音に自信がないと躊躇してしまいがちですよね。
そこで、発音を繰り返し聞くことが重要になります。
何度も聞いて、発音を正確に覚えた単語は、自信を持って会話の中で使えます。
何度も使うことで、記憶にも定着しやすいです。
リスニング力もつくので、相手の言っていることが聞き取りやすくなるのもメリットです。
ステップ2: スムーズに言えるようになるまで音読する
覚えた英単語は、積極的に使っていくことで定着が促されます。
しかし、実際の会話でとっさに「昨日覚えた単語を使ってみよう」と思っても、「発音が間違っているかも」、「この単語は、ここで使っていいのかな」と、躊躇してしまうこともあると思います。
間違いを恐れていては上達できないと頭ではわかっていても、自信がないとどうしても会話中に使えないですよね。
自信をつけるためには、スムーズに言えるようになるまで音読することが大切です。
まずは覚えた単語(使いたい・使えそうだと思った単語をノートに取るなどしてリストアップしておく)の発音を視聴できる電子辞書やウェブサイトを探し、繰り返し声に出して真似ます。
音声とほぼ同じ発音ができるまで反復練習をすることで、会話中に自信をもって覚えた単語を使えるようになりますよ。
ステップ2: 例文を見て前後の単語との組み合わせを確認する
単語を正確に発音できるようになったら、次に、インターネットなどを使って以下の点を確認します。
- 単語がどういった場面や話題で使われるか
- よく一緒に使われる前置詞や動詞・名詞は何か
たとえば”discipline”が使われた例文を探す時は、「discipline example sentences」といったキーワードで検索すれば、必ず参考になるウェブページが見つかるはずです。
そこに記載されている文を読み、単語とその前後の他の単語との組み合わせを学んでいきます。
*ただし、大原則として、インターネットに書かれている英文は必ずしも英語として正しいとは限りません。日本語のウェブサイトを見ても、記載されている文に文法的に間違いがあったり、単純な打ち間違いがあったりしますよね。
このことから、後日、調べた例文をレッスン中に教師に見せ、正しい文であるか確認することが大事です。
ステップ4: 例文をシャドーイングする
シャドーイングとは文字通り、影のように後からついて発音することです。
文字は見ずに、例文の音源のみを聞いて、0.5秒程度遅れて同じように発生してみましょう。
単語は、それ単体で使われることは少なく、文章中で使われるので、例文ごとシャドーイングすることに意味があります。
シャドーイングで得られる効果は以下の通りです。
- 正しい発音や音のつながりが分かる
- 英語のリズム・イントネーションが分かる
- 語彙力・英文法理解につながる
英語力の向上にとても効果があるので、ぜひ挑戦してみてください。
ステップ5: 例文を音読・暗唱できるようにする
シャドーイングで、単語の正しい使い方が確認できたら、例文を繰り返し音読します。
これは、後日レッスンや会話の中でとっさに覚えた文を発話できるように口に慣れさせるために行います。
声に出して何度も発話していると、やがてあまり意識しなくても、一文をつまらずに言えるようになります。
これで、会話の中で躊躇することなく使ってみるだけの自信がつきます。
ステップ6: 会話の中で単語を使い、相手の反応を見て軌道修正する
覚えた単語を実際の会話や次のレッスンで積極的に使っていけば、相手の反応を見たり、教師に訂正を受けたりして、必要に応じて軌道修正していくことができます。
結果として英語の正確性が上がり、さらに単語を頻繁に使うことで単語にまつわる思い出が増えるという好循環に入れます。
せっかく覚えた英単語も頻繁に使う機会がなければ、次第に忘れていってしまうので、毎日使う機会を作りたいですね。
しかし、日本に住んでいる英語学習者にとって、英語を話す機会はそう多くはないと思います。
頻繁に英語に触れられる環境が身近に無い場合は、オンライン英会話がオススメです。
せっかく覚えた単語をボキャブラリーに加えるためには、何より実践が大切だからです。
忙しい社会人が英単語を短時間で身につけるコツ
中学生や高校生のような学生と比べ、社会人は英語学習に多くの時間を割けません。
Bizmatesが行った調査で「社会人になって英単語を覚えることに対し、負担を感じたことはありますか。」(n=111)という質問したところ、以下のような結果になりました。
(ビズメイツ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 伸明 、以下「当社」)は、仕事で日常的に英語を使用しており、社会人になって英語を学習した経験があるビジネスパーソン111名を対象に「社会人の英単語学習」に関する実態調査を実施しました。)
90%以上の方が、学生時代と比べて英単語を学習することに対し負担を感じていることが明らかになりました。
また、「非常にある・ややある」と回答した方(n=99)に、その理由を質問したところ、「学生の頃のように覚えられない」「なかなか時間が取れない」などの回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 44歳:学生の頃のように覚えられない。
- 39歳:なかなか時間が取れない。
- 51歳:思うように学習できない。
- 46歳:継続的に勉強を続ける必要があるから。
- 53歳:記憶力が若い頃に比べ減退しているので、学んだことの定着に時間がかかる。
- 33歳:集中が続かない。
英単語の学習は重要でありながらも、学生時代と比べて時間が取れないことや記憶力の低下により、単語学習に対し負担を感じていることがわかりました。
忙しい社会人がより多くの英単語を覚えるには「効率良く学ぶこと」がカギになります。
英単語を効率的に覚えるために、下記のことを心がけましょう。
実践的なスクリプトで学習する
英語初心者だからといって、中学生や高校生向けの教科書で英語を学ぶ必要はありません。
忙しい社会人なら、自分が業務で使うビジネス向けの英単語やフレーズから学ぶべきです。
冒頭で紹介したように、ビジネスで使う英単語は1,500語程度と言われています。
一方、高校生で学ぶ英単語は1,800語程度です。
ですが、高校生の英単語を学んでもビジネス英単語がカバーできるわけではありません。
高校生が習う受験用の英単語とビジネス英単語は全く別物だからです。
同じ仕事で使う英語でも、ホテルマンが使う英語と車の営業マンが使う英語フレーズも全く異なります。
仕事で使う英語を学びたいのであれば、
- ビジネス英語に特化した教材を使う
- 実際にビジネス経験がある講師から学ぶ
この2つに気を付ければ、効率的に「使える英語」を身につけられます。
書くよりも声に出す
英単語や英語フレーズは、一つ一つ書いて覚えるには莫大な時間がかかります。
それよりも、繰り返し声に出して覚える方が断然効果的です。
また、「英語が書ける」から「英語が話せる」というわけでもありません。
「英会話」ができるようになりたいのであれば、実践の場でサッと言葉に出るくらいまで、何度も繰り返し声に出して覚えるようにしましょう。
積極的にアウトプットする
アウトプットを想定したインプットを行うことで、より効率よく英単語を身につけられます。
英単語は、「input(知らない単語に出会う)→learn(単語の意味や使い方を知る)→use(実際に使ってみる)」の「learn→use」を繰り返すことで定着していきます。
「input」した後に、「learn→use」を繰り返し行うような学びの習慣をつけることが大切です。
覚えた単語を使ってみることがとにかく大事で、実際に使ってみて誰かに修正される経験をするとさらに記憶に残りやすくなります。
ビズメイツのトレーナーは、発音の指摘だけでなく、よりベターな表現なども併せて教えてくれるので効率よく英語力を伸ばしていけますよ。
実践の場があるからこそ、インプットへのモチベーションも上がるものです。
英単語学習をする際の注意点
英単語学習をする際の注意点は以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
意味だけでなく発音方法も確認すること
単語を覚える目的は会話の中で使えるようになることです。
単語を見て、意味がわかっても発音できなければ会話では使えないので、発音方法も確認することが重要です。
自分で発音できる単語は聞き取れることから、リスニング力アップにも直結します。
発音がよくなるコツを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:ネイティブのような英語の発音は大切か?4つ発音ルールを解説
単語帳による丸暗記に頼らない
私たちビズメイツとしては、単語帳での英単語学習はおすすめしていません。
なぜなら、単語帳に載っている単語すべてが必要な英語というわけではないからです。
自分が実際に使う英単語を調べて覚えていくことが、言語を使っていく上で自然な流れで、頭にも残りやすくなります。
しかし、どうしても英単語帳を使いたいという方もいるでしょう。
その場合は、以下の流れで進めることをおすすめします。
(1)英単語を見て、意味を確認する
(2)意味を意識しながら、数回発音する
(3)その単語を使った文を作って読む
3は時間がかかるので、例文が載っている単語帳を選ぶとラクです。
アウトプット(3)ありきで、インプット(1)(2)を意識すると、効果が高いですよ。
一度に覚えようとしない
英単語を覚える場合、一度にたくさんを覚えようとするのは非効率です。
覚えた単語を長期記憶にとどめるには、短期間のうちに何回その単語に出会ったかが重要です。
短い期間で何度もその単語に出会えるよう、毎日継続して、日常的に英語に触れるようにしましょう。
語彙力を増やすのに役立つ具体的な学習法
ここからは、ビズメイツおすすめの語彙力を増やす学習方法を紹介します。
おすすめの学習方法は下記です。
この中でも「シャドーイング」は最も効率的な方法なので特におすすめです。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語音声を聞きながら、自分もそれを真似して復唱する学習方法です。
シャドーイングで英単語を学ぶことで、単語の綴りや意味だけでなく
- 単語の音
- 文章中での単語の発音変化(リエゾン)
を同時に学べます。
さらに、聞き取れなかった英単語を後で個別に確認することで、英単語の定着率が上がります。
関連記事:シャドーイングのやり方まとめ! 英語初心者も実力アップする勉強法
音読
シャドーイングは正確な発音で英単語を覚えるのに効率的な学習方法ですが、シャドーイングができない環境である場合もあるでしょう。
そんな時は、自分で音読するのもオススメの方法です。
基本的に、自分で「発音できる」英単語は「聞き取る」こともできるようになります。
黙読ではなく、実際に声に出して文章を読むことで、口が英語を話すのに慣れてくるというメリットもあります。
英単語は、基本的に「発音」とセットで覚えると効率的です。
関連記事:英語の音読で4技能を強化! 具体的な学習方法や教材選びのコツも解説
単語帳や英単語アプリを選ぶ際のポイント
ここからは、移動中の5分や10分など隙間時間に使える、単語帳や英単語アプリの選び方のポイントを紹介します。
自分が使いそうな例文が多く掲載されている
先ほども少し触れましたが、英語学習では「自分が使うシチュエーションの単語・フレーズから学ぶ」のが鉄則です。
そうでないと、実践で使える単語力がつくまでに時間がかかり、挫折の原因となってしまいます。
また、英単語はその「意味」に加えて「どんな文章の中でどのように使われているか 」を知ることも重要です。
あなたが、ビジネス英語を学びたいのであれば、
- ビジネス向けの英単語帳
- 例文が多く掲載されている英単語帳
を選ぶと効率的に学習できます。
音を覚えられるよう音声が収録されている
英単語は「意味」と「発音」を同時に学ぶことで、実践的・効率的に学習できます。
アプリであれば、英単語・フレーズの発音機能があるもの。
単語帳であれば、CD・ダウンロード音源が付属しているものを選ぶようにしましょう。
文字だけを見て英単語を学習していると、
- 間違った自己流の発音で覚えてしまう
- 知っているのに実践で使えない英単語ばかりが増える
というデメリットがあります。
英単語は、「音」と一緒に覚えることを常に心がけましょう。
関連付けて覚えらえる派生語が多く載っている
一つの英単語を覚えたら、それに関連する「派生語」も一緒に覚えると効率的に語彙を増やせます。
「派生語」とは、単語の一部が変化して別の一語になったものです。
たとえば、動詞「succeed(成功する/後を継ぐ)」であれば、下記のような「派生語」があります。
- 【名】success:成功
- 【名】succession:連続
- 【形】successful:成功した
- 【形】successive:連続した
これらは語尾が変わっただけなので、一気に覚えてしまうのが良いでしょう。
また、派生語を学習してく中で下記のような品詞のルールがみえてきます。
- 形容詞:-ful/ -tive/ -ous/ -tic/ -able で終わるものが多い
- 名詞:-ty/ -ship/ -sion/ -tion/ -ness で終わるものが多い
こうなると、知らない単語でも意味を予測するのが楽になります。
英単語は「派生語」を一緒に学習することで、多くの英単語を短期間で覚えることが可能です。
英文や会話の中で自然と覚えるほうが定着する
英単語は単語帳を使って学習するのも良いですが、会話の中で自然に覚えるほうが定着率は高くなります。
なぜなら、実際の会話では、
- 繰り返し登場する重要度の高い単語がわかる
- その時の「シチュエーション」や「思い出」が記憶力を高める
からです。
日常生活で頻繁に英語に触れる機会のない人も、オンライン英会話を活用すれば効率的に英単語を覚えられます。
Bizmatesでは、ビジネス英語に特化したオンライン英会話で、ビジネスシーンでよく使われる英単語やフレーズに効率的に触れられます。
英単語を覚える際によくある疑問
英単語を覚える際によくある疑問は以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
英単語を忘れずに定着させるには?
英単語は、時間をかけて覚えても使わないとすぐに忘れてしまうので、定期的に使う必要があります。
アウトプットすることで記憶に残りやすくなるからです。
具体的には、その単語を使って文章を作り、会話で使ってみることです。
また、会話で間違いを指摘されることで単語の正しい使い方を覚えます。
日本に住んでいると、英語を話す機会も少ないと思います。
そういった場合は、オンライン英会話を活用するのがオススメです。
実際に単語を使ってみて、間違いを指摘される経験が単語を定着させる近道です。
覚える単語はどう選ぶ?
日常会話で話される言語は3,000語~4,000語と言われています。
ビジネス英語においては1,500語程度です。
その中で、何を優先して覚えていくかは、ずばり自分に必要な単語です。
ですので、英単語帳を片っ端から覚えるのはおすすめできません。
英会話の中で使いたい単語を調べたり、会話の中で出てきた分からない単語を調べるのが良いです。
アウトプットありきのインプットだと覚えも早いですよ。
英単語学習を継続させるコツは?
英単語学習を継続させるコツは、目標と計画を立てることですね。
「次の英会話の中で、この単語を絶対使う」、「英会話中にわからなかった単語の意味を調べて次回使う」など自分で目標を決めましょう。
そこから、今回ご紹介した方法でインプットしていきましょう。
英会話レッスンで日常的に英語に触れ、アウトプットすれば自然と英単語学習も継続できますよ。
ノートに書いて覚えるのはおすすめ?
次のレッスンで使いたい英単語をメモする程度であれば、ノートを活用するのも良いでしょう。
ですが、ノートをまとめること自体に時間をかけ過ぎないように注意すべきです。
ノートに書いて覚えるよりは、その時間を使ってシャドーイングや実際に会話をするほうが定着率が上がります。
英単語アプリは効率的?
一問一答の単語クイズのようなアプリでの学習は、あまり効率的ではありません。
英単語アプリを活用するのであれば、発音や例文を一緒に学べるようなものがおすすめで、移動時間などの隙間時間を有効に活用したい場合に便利です。
英単語は会話の中で覚えるのが最も効果的!
日常会話において使われる英単語は4,000語程度。
ビジネスにおいては、1,500語程度とそこまで多くはありません。
また、使える英単語を効率的に覚えるためには、
- 自然な会話の中で出てくる英単語を覚える
- 意味と発音を合わせて覚える
- 声に出して覚える
- 自分に合った学習計画を立て継続する
ことが重要です。
日常的に英語を話す機会がない人も、オンライン英会話なら家で手軽に受講できます。
毎日継続し、実際の会話の中で何度も同じ英単語に出会うことが語彙力向上の近道です。
- 英語学習法
- #英語の学習法について知る