ビジネス英語
2023.03.25
「つまり」って英語で何と言う?すぐ使える英語表現10選
話の要点をかいつまんで伝えたい時によく使う「つまり」。英語にも「つまり」「要するに」を意味する表現がたくさんあり、知っておくと日常会話はもちろん、ビジネスの場面でも役立つ表現です。「つまり」を意味する英語表現10個と、例文や覚えておきたい単語・イディオムも解説しますので、ぜひ一緒に覚えてみてください。
ビジネスや日常会話で使える「つまり」10の英語表現
「つまり」と一言でいってもその表現方法はさまざまで、相手や状況などによっても使い分ける必要があります。いろいろな表現を知っているだけで、会話の幅がグンと広がりますよ。ここで「つまり」の表現と使い方をマスターしましょう!
In other words (つまり、言い換えると)
つまり、言い換えると
The president wasn’t very pleased with the proposal. In other words, we’ll need to start again from scratch.
社長は提案があまりお気に召さなかったようです。つまり、最初からやり直しです。
「in other words」は、直訳すると「別の言葉では」という意味を持ちます。接続詞として、よく文の最初に用いられます。難しいことをより簡単に説明したい時や、相手が理解しやすいように言い換えたい際などに使える便利なフレーズです。特に、今伝えようとしていることが「相手にとって何を意味するか」を理解してもらいたい時に使うと効果的です。
また、「IOW」という略語で使われることも多く、チャットやSNSなどでも目にする機会があるでしょう。
We have gotten replies from only 5 customers. In other words, we don’t have enough survey data.
まだ5名のお客様からしか返事をいただいていません。つまり調査データが不足しています。
We reached our sales target. In other words, we’re all getting a bonus!
売上目標に到達しました。言い換えると、みんなボーナスが出るということです!
The price of oil has risen by 7%. In other words, our cost has risen 7%.
原油の価格が7%上がりました。つまりうちのコストも7%上がったということです。
Start from scratch(一から始める、最初から始める)
You mean…?(つまり〜という意味ですか?)
つまり〜という意味ですか?
You mean, I have to go to work tomorrow?
つまり、明日出勤しないといけないということですか?
「you mean〜?」と疑問形で使われることが多く、相手の言っていることがよく分からない場合や、相手に意味を確認したい場面などでよく使われるフレーズです。「You mean」の後に、「相手が言いたいのはこんなことだろうか」と思う文章を続けて言います。ビジネス上の初対面の相手と話す場面などの改まった場では、「So to confirm, you mean…?」(確認させてください。つまり〜ということですか?)などと前置きをするといいでしょう。
似た表現に「What do you mean?(つまりどういう意味ですか)があり、こちらは相手の言っていることがまったく理解できないときに使える表現です。
You mean nobody came to the event? How can that be?
つまり、誰もイベントに出席しなかったということですか?そんなことがありますか?
So you mean we should consider a different approach?
つまり、違うアプローチを考えた方がいいということですか?
How can that be?(そんなことがありますか?、なぜそうなるのですか?)
補足:よく使われる“I mean”
つまり
I will submit the papers by next Wednesday. I mean, by Tuesday.
来週の水曜日までに資料を提出します。あ、火曜日でした。
英会話の中でよく耳にする「I mean」。直訳すると、「つまり、私が言いたいのは…」や「つまり、なんというか…」という意味になります。このフレーズは前に発言した内容に補足したり、言い間違いを訂正したりする時に使われます。
I hate this job. I mean, it’s not for me.
私はこの仕事はもう嫌です。つまり、私はこの仕事に向いていないと思います。
I went to Paris last week. I mean, last month.
先週パリに行きました。あ、違いました。先月でした。
I can’t put up with this anymore. I mean, why do we need to work 4 hours overtime every day?
これ以上耐えられません。私が言いたいのは、なぜ毎日4時間も残業しなければならないのですか?
submit(提出する」
put up with(〜に耐える、〜に我慢する)
To put it differently(言い換えると)
言い換えると
To put it differently, this is a chance for us.
言い換えると、これは我々にとってチャンスなのです。
To put it differentlyを直訳すると「別の言葉で表現すると」となり、「つまり〜だ」という意味で使えるフレーズです。先に説明したことをより簡単にわかりやすく、別の言葉で言い換えたいときに使いましょう。
You cannot acquire a language unless you continue practicing it. To put it differently, anyone will be able to acquire a language if you continue using it.
言語は練習し続けなくては修得できません。言い換えれば、使い続けさえすれば誰でも修得できるのです。
We can’t use our car next week. To put it differently, we’ll need to use public transportation.
来週は車が使えません。つまり、公共交通機関を使わなければなりません。
My laptop crashes every 2 hours. To put it differently, I need a new one.
私のノートパソコンは2時間に1回壊れます。つまり、新しいものが必要です。
acquire(取得する、修得する)
public transportation(公共交通機関」
crash(コンピュータが壊れる、もしくはフリーズする)
Let me put it this way(つまり、むしろ)
つまり、むしろ
We need to revamp our system now. Or let me put it this way. If we revamp our system, we will save 10 million dollars every year.
システムを改良するなら今です。むしろ、システムを改良することで年間1000万ドル浮くんです。
Let me put it this wayは言いたいことが伝わりにくいと感じた時に使用し、「別の言い方で言いますね」「こう言った方がいいかもしれません」というニュアンスで使われる表現です。
She is indispensable. Or let me put it this way, we cannot even plan this project without her.
彼女は必要不可欠です。いやむしろ、彼女がいなければこのプロジェクトの企画もままなりません。
A: Sorry, I’m afraid I don’t get your point.
仰っていることがイマイチわかりません。
B: OK, let me put it this way. Are you a kind of person who turns a 0 into a 1, a person who turns a 1 into a 10, or a person who turns a 10 into a 100?
ではこう言った方がいいかもしれません。あなたは0を1に変える人ですか?1を10、もしくは10を100に変える人ですか?
revamp(改良する、刷新する)
Indispensable(必要不可欠)
That is to say(つまり、すなわち、言い換えると)
つまり、すなわち、言い換えると
Mr. Nakamura gave me a call on Thursday, that is to say, April 9th.
中村さんから連絡があったのは木曜日です。つまり4月9日です。
That is to sayは前述したことを受けてより正確に言い換えたい時に使える表現で、他の表現と同様に「つまり、言い換えると」という意味を持ちます。That is to say の後に名詞を持ってきたり、後にカンマを置いて文章をつなげたりして強調したいことを表現することが可能です。
また、to say が省略されて「That is」とだけ発話されることもあります。文末に「that is」を付け足すこともあります。
We only have a week left to complete this. That is to say we only have 5 working days.
これを終わらせるのにあと1週間しかありません。つまりあと5営業日しかないんです。
We only have a week left to get this done. 5 working days, that is.
これを片付けるのにあと1週間しかありません。つまりあと5営業日しかないんです。
24 million Japanese people will be affected. That is to say, 1 out of 5 people.
日本に住む方2400万人に影響が及びます。つまり5人に1人ですよ。
get 〜done(仕事や作業を終わらせる、片付ける)
be affected(影響が及ぶ)
To sum up(つまり、まとめると)
つまり、まとめると
つまり、この商品は長持ちするのです!
Sum upを直訳すると、「まとめる」「要約する」といった意味になります。日常生活で頻繁に使う表現ではなく、長いプレゼンやスピーチなどの最後に要点をまとめたい場面などで使えるフレーズです。Sum upには「合計する」という意味があり、そこから派生して「総括する」「まとめる」というニュアンスで使われます。To sum up は文頭で使うのが一般的です。
To sum up, it seems like she agrees with our opinion.
要するに、彼女は我々の意見に賛成のようです。
To sum up, I can say that this is a great opportunity that’s worth investing in.
つまり、これは投資するに値する絶好の機会です。
To sum up, our sales are growing steadily so far this year.
つまり、売り上げは今の所順調に伸びています。
steadily(着実に、順調に)
My point is(つまり、要点としては)
つまり、要点としては
My point is, that day is not good for me.
要は、その日は都合が悪いということです。
My point isは「重要なのは〜」「要するに〜」という意味があり、〜以下を強調する表現です。自分の意見が相手にうまく伝わっていないと感じた時や、大切なポイントをわかりやすく相手に伝えたい際などに使うと効果的です。isの後をコンマで区切ったり、thatをつけたりして使う場合もあります。要点をまとめて説明するときに使うフレーズなので、この後に長々と話を続けるのは避けましょう。
My point is, you have to find a place to live ASAP.
つまり、できるだけ早く住むところを探すべきだということです。
My point is, he made a big mistake.
要するに、彼は大き過ちを犯したということです。
My point is that we cannot make the same error anymore.
要点としては、これ以上同じ失敗をするわけにはいかないということです。
ASAP(できるだけ早く」
Basically(つまり、簡単に言うと)
つまり、簡単に言うと
Basically, we’re going to have to have another meeting to persuade him.
つまり、彼を説得するためにもう一度会議をしなければなりません。
Basicallyは、もともと「基本的に」「本来」などという意味を持つ単語です。ここから派生して、物事の根本部分を簡潔に言い表す場面でも使われるようになりました。「話の根本を簡潔に言うと」「細かいことは置いておいて」といったニュアンスを含み、日常生活で使えるとても便利なフレーズです。
A: Why did you quit your job?
どうして仕事を辞めてしまったのですか?
B: Basically, I wasn’t happy about not getting paid for overtime work.
簡単に言うと、残業代が出ないことに不満だったのです。
Basically, I think we all did a good job.
つまり、みんなよくがんばったと思います。
quit(仕事を辞める、習い事などの活動を止める)
In short(つまり、要するに)
つまり、要するに
In short, this will require quite a bit of resources.
つまり、これはかなりのリソースを要求します。
「in short」は直訳すると「短く言うと」という意味になり、日本語では「つまり」「要するに」という使われ方をします。詳細な説明や具体例などの直前の文章について、要点を短く言い添えたいときなどに使うと良いでしょう。
The train was delayed and there was an old lady who needed help and… In short, I didn’t make it to work in time.
電車が遅れて、おばあさんを助けていて・・・要するに会社に遅刻してしまいました。
In short, we had another successful year.
つまり、昨年度はまたしても好調でした。
In short, this product has low demand.
要するに、この製品は需要が低いということです。
make it in time(時間に間に合う)
demand(需要」
i.e.(つまり、すなわち)
つまり、すなわち
Please file all your expenses with the required documents, i.e. receipts, by the end of the month.
月末までに経費に必要書類(領収書)を添えて全て提出してください。
主に雑誌や論文などの書き言葉で見られる「i.e.」。もともとはラテン語の「id est」が略された形で、「言い換えれば」「すなわち」などの意味があります。発音はそのまま「アイイー」と呼びますが、中には「that is(ザットイズ)」と読み変えて発音することもあります。i.e.の後ろにカンマを置いたり、(i.e. 〜)のようにカッコが使われたりすることもあります。似た表現に「e.g.」がありますが、こちらは「たとえば」という意味になりますので、きちんと使い分けましょう。
Please remember to bring your ID with you, i.e. driver’s license, passport.
身分証明書(免許証、パスポート)を忘れずにお持ちください。
He cannot have any dairy products, i.e., anything made of milk or cheese.
彼は乳製品つまり牛乳やチーズを使ったものを食すことができません。
I am a perfectionist, i.e., I don’t allow any spelling errors or typos.
私は完璧主義者です。つまり、スペルミスや打ち間違いは許しません。
ID(身分証明書)
dairy products(乳製品」
【英語学習TIPS】
社会人の方が英語を学ぶ目的の多くは、「英語を使ってキチンと仕事ができるようになる」であると思います。目的達成のためには、実は完璧な英語力は必要ありません。なぜなら、17億人以上いる世界の英語人口の70%以上は非ネイティブで、完璧な英語を話さないからです。日本に住む私たちも、完璧な英語を話す必要はありません。
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英会話の表現はたくさん覚えておいて損はなし!
今回紹介した表現は、ぜひ日常生活やビジネスの場面で実際に使ってみてください。英会話を上達させるには、何度も繰り返しフレーズを口にすることが重要です。会話の中で相手の反応から「理解してもらえた」と実感でき、『場面』『意思』『フレーズ』『発話』が無意識につながったときに初めて、そのフレーズが自分の中に定着します。毎日続けることで英語習得の近道となるでしょう。
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【英語学習のTIPS】「シンプル・丁寧・効果的」な表現を学ぼう
この記事では、「つまり」の言い方についてご紹介しましたが、「つまり」の表現を知るだけでは英語を話せるようにはなりません。
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