英語研修
2024.01.29
英語研修担当になったら何をしたらいいの?まず考えるべきことと英語研修5つの形態
グローバル化が進む日本では、グローバル化に対応するために英語研修を取り入れようと思っている方もいるでしょう。
ですが英語研修の取り組みを検討したところで、いったいどの方法で研修を行うべきなのか、どのようにすれば効果が出るのか、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、英語研修の担当者がまず何をしたらよいのか、英語研修の形態や英語研修担当者のよくある課題や悩みなどを紹介します。
Contents
突然英語研修の担当に!まずは何をするべき?
ある日「社員の英語力を上げてください。」と、英語研修の担当に任命されたところで、いったい何をしたら良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
英語習得には1000時間の学習時間が必要
実際に英語習得するには1000時間の学習が必要とされており、それを数ヶ月間の英語研修で習得するのは難しいでしょう。ただひたすら「英語テストのスコアアップ」などを目標に考えるだけでは、英語研修をただこなすことが目的となってしまい、肝心なグローバル人材が育成できなくなってしまいます。
英語研修をする目的を考える
英語研修をするにあたってまず考えるべきことは、英語研修をする目的と英語を使って仕事にどのように生かすのかです。先述したように、英語習得には1000時間かかります。そのため、すぐに海外で活躍できるような英語力をアップさせるのは難しいでしょう。社員が英語を学ぶことで「海外拠点と英語でコミュニケーションが取れる。」「海外の営業先と交渉ができる。」など、どのようなグローバル人材になってほしいのか、を考えることが重要です。
多様化の時代に適応していく英語研修のかたち
近年では在宅勤務やリモートワーク、フレックスタイム制など働き方が多様化されています。特に2020年の新型コロナウイルスの拡大によって、さらにその動きは加速したのではないでしょうか。
働き方が多様化していく中で、それに合わせてさまざまな形の英語研修が提供されています。英語研修の形態は大きく分けると5つの形態があり、それぞれメリットもデメリットもあります。
英語研修をすることの目的と多様化する学び方を踏まえて、どの形態が適しているのかを検討することが重要です。
英語研修の主な形態5つ
ここからは英語研修の主な5つの形態とメリット・デメリットを紹介していきます。英語研修を取り入れるにあたって、感じている悩みや課題などから、それぞれの形態を比較するとよいでしょう。
通学型英語研修
英会話学校に決められた時間に通学してもらうスタイルです。メリットは、仕事と離れて研修を行うため気分転換で学ぶことができるところです。また、一緒に研修を受ける仲間ができることもよいところですね。
一方でデメリットは、研修時間が決められているため、時間の融通が難しくなってしまう点です。また、費用も高めというところもデメリットでしょう。
講師派遣型英語研修
英語講師が会社に来てレッスンを行うスタイルです。メリットは、社内のチームで受けられるのでモチベーションが下がりにくく、決まった時間に行うため、継続しやすいところでしょう。また通学型と異なり、講師が会社に来てくれるので、わざわざ足を運ばなくてもよいのは便利な点です。
デメリットは同じ部署や支店ごとの複数の社員で受講するため、レベル分けが難しくなるところです。英語初心者なのに、上級者向けの内容だとついていけなくなってしまいますし、反対に上級者の人が初心者向けの研修を行っても退屈になってしまう恐れがあります。そして受講する人数も多いため、積極的に発言できる機会が減ってしまうことも考えられるでしょう。また、業務が忙しいと参加できない社員が出てきてしまいます。
eラーニング講座型英語研修
インターネットで好きな時間に学べるスタイルです。メリットは時間に融通がきくので、業務に合わせて自分の好きな時間に好きな場所で学ぶことができます。また、文法やリスニングなどを中心に学ぶため、TOEICスコアアップに向いているのが特徴です。そして、一方的に学ぶスタイルなので、講師の質に左右されないところもメリットでしょう。
デメリットは、個人で行うため継続するのが難しい点です。そして発音の確認はできますが、実際に会話をすることがなく一方的に学ぶため、会話力をアップするのは難しいでしょう。
オンライン型英語研修
自宅などで英語研修を受けるスタイルです。メリットは、eラーニング型と同じように時間や場所を選ばないため、早朝や深夜でもフレキシブルに受講でき、リモートワークの社員にも対応できるところです。ただeラーニング型と異なる点は、オンライン型では実際に講師とマンツーマンで会話するため、発話する機会が増える点です。
デメリットは1人で受講するため英語学習をする仲間ができにくく、継続するモチベーションの維持が難しい点です。また、人気の講師だと受講したくても予約ができない可能性もあります。
海外英語研修型英語研修
実際に海外に行って英語研修を行うスタイルです。メリットは短期間ではありますが、1日中英語漬けにできて、英語の勉強に集中できるところです。また実際に海外で過ごすことで、海外の友人ができたり、これまでの価値観が変わったりすることもあるのではないでしょうか。留学先によっては費用も抑えられるでしょう。
デメリットは留学先によっては安いところもありますが、他の研修方法に比べると費用は高くなるところです。また、留学中は会社を休むことになるので、その分誰かが業務をカバーしなければいけなくなります。
英語研修5つの形態 | メリット | デメリット |
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通学型英語研修 |
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講師派遣型英語研修 |
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eラーニング講座型英語研修 |
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オンライン型英語研修 |
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海外英語研修型英語研修 |
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どの英語研修の形態が最適?企業が感じている研修の課題
英語研修の形態が多様化していく中で、実際に英語研修を取り入れている企業はどのような悩みや課題を持ち、最適な形態を選んでいるのでしょうか?
Bizmatesで行ったアンケートでは、「英語力向上プログラムを提供している企業の課題」に対して6割近くの企業が「社員が忙しく時間の確保が難しい」と回答しています。英語学習は継続的な学習が必要になるため、日々業務で忙しい中でも継続できることが重要だということがわかります。
また、「ビジネス英語を学習する上で重要だと思うこと最大3つ 」というアンケートに対して、6割以上の企業が「発話の機会が多いこと」と回答しています。
このアンケートからわかるように、社員の学習時間を確保できて、かつ、発話する機会が多いことが英語研修には求められているようです。
社員の時間を柔軟に確保できて、英語を話す機会を作りたいという場合は、オンライン型の英語研修が最適ではないでしょうか?
もし業務的に時間が確保できたり、決まった時間に研修を行うようにしたい、という場合は講師派遣型などを検討してみるとよいでしょう。
まとめ
英語研修を取り入れるには、英語研修を行う目的をまずは明確にすることが重要です。さまざまな形での英語研修がありますが、かけられる予算や時間に限りがあります。自社にあった形態を検討して見てください。もし英語研修について以下のことについて課題に感じている、もしくは悩んでいる方はぜひBizmatesにお問い合わせください。
- 予算を多くかけられない
- 社員の業務が忙しくて、研修時間を確保できない
- 社員の英語学習に対するモチベーションが低く、継続できない
- 英語を発話する機会がほしい
- ビジネスで交渉できるような人材が必要
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