ビジネス英語
2023.10.30
「対応する」を英語で言うと?4つの表現と実際に使える例文を紹介
[この記事でわかること]
「すぐに対応します」「この件は私が対応しています」など、特にビジネスシーンでは「対応する」という言葉をよく使います。日本語で「対応する」は一語のみですが、英語にはそのような万能な表現はなく、適切なフレーズは場面ごとに異なります。
今回は、ビジネスで使える「対応する」の表現を会話例と共に解説します。
Contents
「対応する」を英語で言うと?
まずは「対応する」の英語表現を4つご紹介します。
Deal with ~ (扱う、対処する、取り組む、なんとかする)
扱う、対処する、取り組む、なんとかする
I’ll deal with it later.
あとでなんとかします。
“Deal”には「〜を分配する/配る」などの意味がありますが、「deal with〜(名詞)」で「〜に対応する」という意味になります。社内でなにかトラブルが起こったときなどに、「うまくやる」「なんとかする」などと問題に対処するニュアンスが含まれるので、来客対応やクレーム対応など対象が人である際に使うと失礼な物言いに聞こえるため、通常使われません。
海外ドラマなどでは、上司が怒りに任せて部下に「Deal with it!」(なんとかしろ!)などと怒鳴るシーンはあるものの、実際のビジネスシーンでそのような言い方をしては人間関係に悪影響を及ぼします。Deal withは同僚同士、面倒ごとについて内輪で愚痴る際に使うイメージです。
Aさん:I’m afraid one of us will need to fix these codes.
私たちのどちらかがこのプログラムを直さないといけませんね…
Bさん:I’ll deal with it.
僕がやります。
We can’t prioritize this problem right now. We’ll deal with it later.
今この問題の対処を優先するわけにはいきません。あとでなんとかしましょう。
This is the tough part of my job that I need to deal with.
これが私の仕事のきついところです。
prioritize(優先する)
Handle 〜(処理する、取り扱う、担当する、対応する)
処理する、取り扱う、担当する、対応する
Our department handles accounting, finance and general affairs.
私たちの部署は経理、財務に総務の業務を扱っています。
“Handle”には「操縦する」といった意味があり、「〜に対処する」「〜を扱う」という意味を持ちます。“Deal with”は問題に対処する際によく使われ、”Handle”はよく「業務対応する」と表現したい場合に使われます。
Aさん: Who should train the interns?
インターンの研修は誰がするべきでしょう?
Bさん: Let’s have Sayaka handle it.
サヤカさんに対応してもらいましょう。
Aさん: Customer Support reported that there’s a system error.
システムエラーが発生しているとカスタマーサポート部から報告がありました。
Bさん: I’ll handle this.
私が対応します。
He’s really good at handling Q&As.
彼は質疑応答の対応が上手ですよ。
英語のフレーズや単語を学んでも、すぐに忘れてしまうことはよくありますよね。
英語には微妙にニュアンスの異なるフレーズが多く存在し難しく感じるかもしれません。
ニュアンスをを理解するには、実際に英語を話す人と会話し、使い方が合っているか確認したり、指摘してもらったりすることが大切です。
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Take care of 〜(対応する、対処する、処理する)
対応する、対処する、処理する
Please take care of this by tomorrow.
これ、明日までにやっておいてください。
「世話をする」という意味でよく使われるイディオム“take care of”には、「〜に対処する」「(問題などを)処理する」といった意味もあります。“deal with”が問題やトラブルなどに対処するイメージなのに対して、“take care of” はトラブルはもちろん、雑務の処理などにも対応するといった、より広いシーンで使える便利な表現です。また、何かを「引き受ける」「自分がやっておく」といったニュアンスが含まれています。
Is there anybody who can take care of this issue?
誰かこの案件を対応してくれる人はいませんか?
I’ll take care of the trash today.
今日のゴミ出しは私がしておきますね。(私が対応しておきます。)
issue(問題、課題)
trash(ゴミ)
We’ll see what we can do([解決方法がまだわからない問題に対して]対応します、対応を試みてみます)
[解決方法がまだわからない問題に対して]対応します、対応を試みてみます
Aさん: We usually ask Kenji to prepare presentation documents, but unfortu-nately he’s on vacation. Sarah, can you try?
いつもはケンジさんにプレゼン資料を頼んでいるのですが、あいにく休暇中です。サラさん、やってみてくれませんか?
Bさん: I’ll see what I can do.
何とかやってみます。
“We’ll see what we can do”は直訳すると「何ができるか見てみよう」となり、「できるだけやってみる」「何とかやってみる」といったニュアンスを持つフレーズです。ビジネスのシーンでは、何かを依頼された時にできるかどうかがわからず、返答に困ってしまうこともあるでしょう。「できる、できない」を明確にせず、「とりあえずやってみます」と言いたい時に使えるお決まりの表現です。「前向きに取り組んでみます」というニュアンスの、相手にポジティブな印象を与えることができる表現なのでぜひ覚えておきましょう。
Aさん:I think you’re ready to put together a proposal for a customer by your-self.
もう一人でクライアントに提案できると思いますよ。
Bさん:All right, I’ll see what I can do.
わかりました、やってみます。
Aさん:Do you think you can finish it by tomorrow?
明日までに終わらせられますか?
Bさん:We’ll see what we can do.
できる限りのことはやってみましょう!
put together a proposal(提案書/プレゼンを用意する)
I’ll look into it([調査するという意味で]対応します、検討します)
[調査するという意味で]対応します、検討します
Aさん:There seems to be a bug in the customer survey feature.
お客様アンケートの機能にバグがあるようです。
Bさん: OK, I’ll look into it.
対応します。
“I’ll look into it”はまだ特性や対処法がまだ明確にわからない問題への対応を試みる意志を示す時に使います。何か調査が必要な事柄に対して「対応します、任せてください」と相手に伝える表現です。
Aさん: The data says many customers are leaving our website without clicking on anything.
データによると、ウェブサイトのどこにもクリックせずに離脱するお客様が多いようです。
Bさん: We’ll need to look into that.
それは調査しなければなりませんね。
Aさん: In the last survey, some customers pointed out a problem in the user portal.
前回のアンケートで、複数のお客様がユーザーポータル内の問題について指摘されていました。
Bさん: Let’s look into this starting next week.
来週からこれについて検討を始めましょう。
「対応する」と一緒に使える副詞
ビジネスではスピード感のある対応を求められる場面が多くあります。「すぐに対応する」「迅速に対応する」などの表現を知っておくととても役に立つでしょう。以下の副詞は「対応する」と一緒に使えるものなので、覚えておいて損はありません。
- right away
- immediately
- now(right now)
- as soon as I 〜
どれも「今すぐに」「瞬時に」といったニュアンスを持つ言葉なので、覚えやすいものから使っていきましょう。また、”as soon as“を使うことで、対応を開始するタイミングを伝えることが可能です。例文を見てみましょう。
Aさん: We have a bunch of little tasks today.
今日は細々としたタスクがたくさんありますね。
Bさん: I’ll deal with them now.
今のうちにやっておきます。
Aさん: A customer reported a typo on our website. Shall we fix it today?
お客様から、ウェブサイトに誤字があったと報告がありました。今日修正しましょうか?
Bさん: Can you take care of it right away?
すぐに対応していただけますか?
I’m really sorry. I’ll take care of it immediately.
申し訳ございません。すぐに対応いたします。
I’m afraid the person in charge is out of office at the moment. We’ll look into it as soon as he gets back this afternoon.
大変申し訳ございませんが、本日担当者が不在にしております。午後に帰社し次第、すぐに対応させていただきます。
typo(誤字)
the person in charge(担当者)
be out of office(不在)
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他の「対応します」の表現
ここまでは「対応します」と訳せる表現をご紹介しましたが、実は同様の場面で”do”や”help”など、よりシンプルな言い回しも使われます。例文を見てみましょう。
例文1「do」:
3月の年度末に大きな販促キャンペーンを行う予定です。このキャンペーンは特に力を入れたいのですが、どなたか担当してくれる人はいますか?
Bさん:I’ll do it. I was assisting John with it last year. But I’ll need some help with communicating with the design company.
はい、私に担当させてください。去年ジョンさんのお手伝いをしていました。でもデザイン会社とのやりとりに少し助けが必要です。
Cさん: Let me do that for you.
私がお手伝いしますよ。
例文2「help」:
お電話ありがとうございます。田中が承ります。
Bさん:This is George calling from D Company. Is this a good time to talk?
D会社のジョージと申します。今お電話よろしいでしょうか?
Aさん:Yes. How can I help you?
はい、いかがなさいましたか?
Bさん:We received the product we ordered from your company the other day, but it seems to be broken…
先日御社から発注した商品が届いたのですが、どうやら故障しておりまして…。
Aさん:I’m terribly sorry. Please let me help you with it. Would you mind telling me what’s wrong?
大変申し訳ございません。私が対応させていただきます。故障内容について教えていただけますか?
“Do”や”help“といった普段よく耳にする単語を使うことで、より「なんとかしたい」という気持ちが相手に伝わりますね。”Deal with”や”handle”といった、少し冷たい印象を与えがちな表現より、Bizmatesはシンプルな表現をおススメします。英語は正しいだけではなく、相手の受け取り方にまで配慮できれば効果的にコミュニケーションができますから。
conduct(〜を行う)
end of the fiscal year(年度末)
make the most of(力を入れる)
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この記事では、「対応する」を英語でどう表現するかご紹介しました。
「対応する」に相当するフレーズはいくつかありますが、やはり日本語でも、問題に直面して困っている相手に対して「対応します」と返すのは味気なく、温かみが感じられないですよね。
なんとかしたいという意気込みを伝える時にはシンプルに”I’ll do it”や”Let me do that for you”、”Let me help you”。
ビジネスは人とのやりとりですから、シンプル・丁寧・効果的なコミュニケーションを心がけたいですね。
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