seeの発音方法のコツ　sheとの違いについて具体的に解説

seeとshe、どちらも同じように「シー」と発音していないでしょうか？

seeとsheは発音記号が違うので、発音の仕方も異なります。

どちらの単語も口の形と舌の位置に気をつければ、簡単に正しい発音がマスターできますよ。

本記事では、日本人が混同しやすい「s」と「sh」の発音の違いやコツについて解説します。

初心者でも真似できる具体的な練習法や、「s」と「sh」の練習ができる単語についてもまとめたので参考にしてください。

ただ、正確に発音できてから会話しようと思っていると、なかなか英語は上達しません。

日本人の英語学習者は「きちんとした英語を話さないと」という思いが強く、練習ばかりに時間をとられて実践する機会が少なくなりがちです。

英語を学ぶ目的は、外国人とコミュニケーションをとることです。

発音をきれいにしようとするより、まずは話してみて、相手に英語で伝える経験をたくさん積みましょう。

Seeの発音方法にはコツがある

Seeの発音方法のコツは以下の通りです。

• Seeは「スィー」と言うイメージ
• SeeとSeaの発音はどちらも「スィー」

順番に見ていきましょう。

Seeは「スィー」と言うイメージ

日本人はseeを「シー」と発音してしまいがちですが、seeの発音はカタカナで表記すると「スィー」が近いです。

発音するときのポイントは口の形と舌の位置です。

口は最初から少し微笑むような形にしておきます。

横に広げる感じですね。

それから舌先を上前歯か下前歯の後ろに押し付ける感じで「スィー」と言ってみてください。

どちらも前歯の裏のスペースを狭くすることで、空気が抜けるような「スィー」という音が出ると思います。

このとき、上前歯と下前歯を噛み合わせるようにすると発音しやすいですよ。

SeeとSeaの発音はどちらも「スィー」

seeとseaの発音はどちらも「スィー」です。

意味は違いますが、音だけでは区別ができない同音異義語ですね。

seeもseaも発音するときは、上記で説明したように口の形と舌の位置に気を付けて発音してください。

ちなみにアルファベットのCも同じ「スィー」という発音になります。

Seeとは違うSheの発音方法

seeやseaと同じ発音をしてしまいがちなのがsheです。

しかし、seeやseaの発音記号にあるのは/s/で、sheの発音記号にあるのは/ʃ/ですからまったく違います。

実際の音声はこちらです。

参考：「see」と「she」の発音

では、sheの発音方法についてさらに詳しく見ていきましょう。

Sheは口を縦に開いて発音

sheを発音するときも口の形と舌の位置がポイント。

seeやseaは口を軽く横に開いてスマイルの口からスタートしましたが、sheは口の形は丸く縦に開く感じでスタートしましょう。

舌の位置は、上前歯の後ろのボコボコした歯茎の部分に向かって持ち上げるようにします。

舌を巻くように上げてもOKです。

そこから息を出して「シィー」と発音しましょう。

ちょうど小さい子に「静かにしてね」という時の「シー」の音に似ています。

息がもれるような音で発音するのがポイントです。

日本人はSheの方が言いやすい

Sheの発音は日本語の「シー」と似ているため、seeの発音よりも言いやすいと感じる方が多いです。

日本語の「シー」から舌を上前歯の付け根に持ち上げ、息が出るスペースを狭くすればsheの発音になるのでやってみましょう。

SeeとSheの発音を聞き分けする方法

ここでは、SeeとSheの発音の聞き分け方について詳しく紹介します。

• 発音が似ている単語を勉強する
• 耳だけを頼りに聞き取る練習をする
• 他人に発音をチェックしてもらう
• 実際の会話のなかで自然と習得する

発音が似ている単語を勉強する

seeとsheを聞き分けるには、発音が似ている単語を勉強するのがオススメです。

発音が似通った単語の組み合わせには以下のようなものがあります。

• seat（席） と sheet （シーツ）
• sore（痛み） と shore （岸）
• same（同じ） と shame（恥）
• sell（売る） と shell（貝）
• sue（訴える） と shoe（靴）

音声を聞き比べ、交互にマネすることで徐々に正しく発音できるようになります。

自分が正しく発音できる音は聞き分けられるので、まずは正しく発音できるように練習しましょう。

発音の上達方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事：英語の発音がよくなる4つのルールと具体的な勉強法

耳だけを頼りに聞き取る練習をする

発音を聞き分けられるようにするには、テキストを見ず耳だけで聞き取れるように練習するべきです。

目からの情報に頼らず、何度も聞いて耳を鍛えましょう。

最初は難しくても、続けるうちに聞き取れるようになっていきますよ。

また、文章単位で聞くと前後の文脈から単語が想像できてしまうため、個別に単語を聞いて違いがわかるようにしましょう。

市販の発音テキストやアプリなどを使えば、似ている単語を続けて再生してくれます。

本記事でも音源付きでいくつか似ている発音を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

他人に発音をチェックしてもらう

聞き取る練習と並行して、発音も他人にチェックしてもらいながら練習しましょう。

聞き取れるようになるには、自分で発音できるようになるのが近道です。

しかし、本当に正しく発音できているのか自分ではなかなかわかりません。

日本人にとって違いがわかりにくいSeeとSheの発音なら、尚更ひとりで上達させるのは困難です。

他人から正直なフィードバックをもらい、正確に発音できるようにしていきましょう。

周りに英会話できる相手がいるなら、恥ずかしがらずに自分の発音について聞いてみるのがオススメです。

実際の会話のなかで自然と習得できる

単語単位で聞いて発音できるようになったら、次は実際の会話で聞き分けられるか、話せるか実践してみましょう。

しかし、身近に英会話の相手がいたとしても、発音の間違いを指摘してくれることはほとんどありません。

たとえば日本人相手にビジネスをしている外国人は、日本語訛りに慣れているため、正しい発音でなくても理解できてしまいます。

発音について的確なフィードバックを受けたいなら、オンライン英会話がオススメです。

自宅にいながら好きな時間に英会話ができ、通学型よりもはるかに安い費用で利用できますよ。

Bizmatesなら1レッスン320円からの低価格で毎日レッスンが受けられます。

講師は採用率1%以下の厳しい採用基準を満たした、一流のトレーナーたちです。

継続してレッスンを受けることでリスニング力、スピーキング力を効果的に伸ばせますよ。

＞＞オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates

SeeのSの発音を間違えないよう注意

seeをsheと発音してしまうと「見る」という意味から「彼女」という意味になってしまいます。

文脈などから意味を理解してもらえることもありますが、発音を間違えると単語によっては悪意を示したり汚い意味になったりするので、言い間違いは危険です。

また、ビジネスシーンでは正しく発音できた方が誤解を与えず、相手から信頼を得やすくもなります。

しっかりと練習しておきたいですね。

“s”と“sh”の違いで意味が変わる単語

「s」と「sh」以外の発音は同じである単語がいくつかあります。

その場合、「s」と「sh」が違うだけで意味が変わってしまうことに。

今回は日常会話でもよく出てくる2ペアを紹介するので、しっかり使い分けができるようにしていきましょう。

seat (座席) / sheet （シーツ)

seatは座席、sheetはシーツという意味です。

「シートベルト」と言うように、日本人はseatを「シート」と発音しがちです。

しかし、seatの発音記号は/ si:t /で、「スィート」と発音するのが正解。

日本語になっている単語は、そのまま理解してしまいがちなので気をつけたいですね。

一方、sheetの発音記号は/ ʃi:t /で、「シート」と発音するのが正解です。

静かにしてほしいときに言う「シー！」の音で「シート」と発音しましょう。

たとえば、席に座ってくださいという意味の「please have a seat.」を「please have a sheet.」と発音すると「シーツをもらってください」という意味になってしまいます。

大きな差はないと思われる発音の違いでも、会話で使えばまったく違う意味になってしまうので気をつけましょう。

sign（サイン） / shine（輝く）

signは「サインする、標識、記号」などの意味、shineは「輝く」という意味です。

signの発音記号は/sáin/で「サイン」と発音します。

軽く微笑んで上下の前歯をかみ合わせ、舌先を上前歯か下前歯の後ろに押し付けながら「スゥー」と空気が漏れるような音を出して「サイン」と発音しましょう。

shineの発音記号は/ʃáin/で、「シャイン」と発音します。

口を丸くして「静かに！」の時の「シー」の音から始めて「シャイン」と発音しましょう。

難しい英語の発音を習得するには

sとshの発音の違いなど、日本人には難しいとされる難しい英語の発音もうまくなりたいと思う方は多いでしょう。

ここでは、難しい発音の習得について次の3つのポイントを紹介します。

• ネイティブのようになる必要はない
• ただし基礎の習得は不可欠
• 毎日実践の機会をもつことが大切

ネイティブのようになる必要はない

発音を上達させたいからといって、ネイティブのような発音を目指す必要はありません。

発音がうまくなりたいと考えている方は、無意識にアメリカ人やイギリス人のような発音になりたいと考えていないでしょうか。

しかし、英語を話す人の中でネイティブスピーカーは6人に1人です。

これから私たちがコミュニケーションをとっていく英語話者もまた、第二言語として英語を習得してきた人たちが多数です。

非ネイティブが話す英語はネイティブとは発音やリズムが異なるため、最初は聞き取りにくいと感じるでしょう。

ネイティブのような発音を身につけるよりも、いろいろな国の英語に触れておくほうが、グローバル社会でコミュニケーションをとる際に役立ちます。

コミュニケーションをとることが英語を学ぶ目的なので、ポイントを押さえて「伝わる」「聞き取れる」レベルにさえなれば十分なのです。

ただし基礎の習得は不可欠

ネイティブのような発音は不要とはいえ、基本的な英語の発音のルールを知っておくのに越したことはありません。

他国の非ネイティブの英語は癖があるように聞こえるかもしれませんが、発音のポイントはきちんと押さえていることが多いです。

日本語と英語の発音にはとくに大きな違いがあるため、日本人は意識的に発音を身につける必要があります。

英語の発音のルールやイントネーションなど、基礎的な部分の勉強も大事にしましょう。

発音のコツについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事：英語の発音がよくなる4つのルールと具体的な勉強法

毎日実践の機会をもつことが大切

発音は英会話の機会を日常的に持ち、その中で伝わっているか・聞き取れているかの確認を重ねることで徐々に上達していきます。

きちんと言い分けられているか、聞き取れているかが自分ではわからないため、発音は英語学習の中でもっとも独学が難しいポイントです。

また、普段の会話の中では、発音が間違っていても指摘してもらえることはあまりありません。

的確なフィードバックを受けながら英会話をするには、オンライン英会話がオススメです。

教室に通わなくても、自宅から気軽にレッスンが受けられますよ。

Bizmatesのオンライン英会話は、毎日朝5時から夜1時までの好きな時間で受講できます。

初心者専用レッスンもあるため、今までほとんど英会話をしたことがない方でも無理なくスタートできますよ。

英語力0からのスタートでも、実践的な英会話が最短で身につくようサポートします。

フィードバックを受けながら発音を着実に改善したい方は、まずはぜひ無料体験レッスンをお試しください。

＞＞オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates

SeeとSheを言い分けられるメリットとは

ここでは、SeeとSheを言い分けられるメリットについて次の3つを紹介します。

• 英語がスムーズに伝わる
• 聞き取った瞬間に理解ができる
• 自信を持って英語が話せる

英語がスムーズに伝わる

SeeとSheを的確に発音できれば、英語がスムーズに伝わりやすくなります。

どちらも日常英会話・ビジネス英語にともに頻出の基礎単語で、Sheを代名詞としてよく使うのはもちろん、Seeもよく出てくる単語です。

Seeには意味が多く、たとえば以下のような意味があります。

• 見る
• 会う
• 理解する
• 考える
• 予想する
• 交際する

上に挙げた以外の意味もあり、さまざまな使い方をします。

発音するたびに間違えていれば、相手が混乱して会話にならないこともあるでしょう。

スムーズに意思疎通するために、SeeとSheの聞き分けは必須です。

聞き取った瞬間に理解ができる

SeeとSheが言い分けられれば、聞き取りもできるようになります。

聞き取れない場合は文脈や勘で判断するしかありませんが、聞いてから状況に合う単語を考えるのは時間がかかります。

また、毎回考えながら判断していては、円滑なコミュニケーションが成り立ちませんよね。

取引先や上司など、会話の相手によっては的確な受け答えが瞬時に求められます。

SeeとSheがしっかり聞き分けられるよう、まずは自分の発音を上達させましょう。

自信を持って英語が話せる

うまく発音を区別できているか自信がない場合、きちんと伝わったか不安がつきまといます。

発音に自信がない状態では、英会話自体にも自信が持てません。

ネイティブのようになる必要はありませんが、伝わるレベルの発音であるかは確認しておきたいところです。

発音に自信を持ち、堂々と英会話ができるようになりたい方は、オンライン英会話で実戦経験を積むのがオススメです。

Bizmatesのオンライン英会話は30段階のレベルに別れており、基礎に自信のない初心者からネイティブ並の上級者まで、自分に合ったレッスンが受けられます。

受講されている方の約半数が英語初心者からスタートしており、英語に苦手意識がある方でも安心して始められますよ。

＞＞オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates

Seeを含むフレーズの発音の仕方

ここからは、Seeを含むフレーズの発音の仕方について以下の3つを説明します。

• I see
• Let me see
• We’ll see

I see

「I see.」は、「なるほど」「わかりました」などの意味があるフレーズです。

誰かに何かを説明してもらったときや、何かを理解したときに使います。

たとえば、以下の会話例が考えられます。

A：We needed to postpone the meeting until Tuesday because Mr.Sato was busy.（佐藤さんが忙しかったので、火曜日まで会議を延期しなければいけませんでした）

B：I see.（なるほど）

「シィー」ではなく「スィー」と発音するよう気をつけましょう。

Let me see

Let me seeには「～を見せてください」のほかに「ええと」という意味があり、何かを考えるときに使います。

A：Are you available this Friday afternoon？（今週の金曜日の午後は空いていますか？）

B：Let me see…. Yes, I am.（ええと…。はい、空いています）

「me」を発音したら、口の形をほとんど変えずに上下の前歯を噛み合わせるようにして「スィー」と発音しましょう。

We’ll see

We’ll seeとは、「そのうちわかるから今は様子を見よう」「さあどうだろう」というような意味で使うフレーズです。

A：Do you think he will really come？（彼本当に来ると思う？）

B：We’ll see.（さあどうだろうね）

「We’ll 」は「We will」の短縮形です。

Lの発音にも気をつけながら、「ウィーゥスィー」のように発音しましょう。

Seeの発音に関するよくある質問

Seeの発音に関するよくある質問は以下の通りです。

• SeeやSheは日本人にとって難しい発音？
• Seeの発音記号は？
• Seeが「スィー」ならSheのカタカナ表記は？
• Seeの過去形の発音は？
• SeeとSheの発音が練習できる早口言葉は？

順番に見ていきましょう。

SeeやSheは日本人にとって難しい発音？

「s」と「sh」は、混同しやすい発音ではありますが、コツをつかめばそれほど難しくないです。

口の形と舌の位置を意識しながら発音練習すれば、それほど時間をかけずに正しく発音できるようになるでしょう。

似ていると言われることが多いですが、自分で発音できるようになると全然違うことがわかります。

自分で発音できるようになれば聞き取れるようにもなるので、まずは発音できるようにしましょう。

「s」と「sh」より、日本人が混同しやすく難しい発音と言えば、「R」と「L」ではないでしょうか。

「R」と「L」の発音の違いや聞き取るコツを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

参考記事：lとrの発音方法の違いや聞き分けるコツを解説

Seeの発音記号は？

seeの発音記号は/si/です。

ちなみにseeは「見る」以外にも「会う」「理解する」などの意味があります。

たとえば、「Can I see you again?（また会えますか？）」や「I see （なるほど）」などの使い方ができます。

Seeが「スィー」ならSheのカタカナ表記は？

sheはカタカナで表記するとすれば「シー」に近いです。

「静かにして！」の「シー！」と息をもらすような音で始めるとそれらしく聞こえます。

ちなみにseeとseaの発音は同じで、カタカナで表記するなら「スィー」になります。

Seeの過去形の発音・読み方は？

seeの過去形は「saw」で「ソゥ」と発音します。

SeeとSheの発音が練習できる早口言葉は？

She sells sea shells by the sea shore.（彼女は海岸で貝がらを売っている）

「by the」を除いてすべての単語が「S」から始まる早口言葉です。

「She」は「シー」のように、「sea」は「See」と同じく「スィー」のように発音します。

「shells」や「shore」につられて「sea」が「シー」に近くならないよう気をつけましょう。

まとめ　sとshの発音は口の形と舌の位置に気をつけよう

「s」と「sh」の発音の違いやコツについて紹介してきましたが、日本人は「きちんとした英語を話さないと」という思いが強く、英語が上達しづらい傾向にあります。

英語を学ぶ目的は外国人とコミュニケーションをとることです。

発音をきれいにしようとするより、聞き取ってもらえることを目指しましょう。

聞き取りやすい発音をマスターするには、英語の発音ルールを知ることです。

とはいえ、発音は正しくできているのか実際に聞き取れるのか独学ではわかりにくい部分もあります。

実際に会話の中で試してみるのが1番効率がいいと言えるでしょう。