英語学習法
2023.10.01
ラジオ英会話を使った具体的な勉強法 注意点や継続のコツも解説
[この記事でわかること]
英語学習は継続が鍵ですが、忙しい社会人にとってまとまった学習時間を確保するのは難しいですよね。
そこでオススメなのがラジオ英会話です。
たとえば、NHKのラジオ英会話はレベル設定もあって1講座15分と短いので、通勤時間などのスキマ時間に学習ができます。
本記事では、ラジオ英会話を使った軽めの学習法から、最大限活用した学習法まで解説します。
忙しい方でも効果的に英語力を伸ばせるコツをまとめました。
ラジオ英会話で単語やフレーズをインプットしたら、アウトプットのために実際の英会話にもチャレンジしてみるのがオススメですよ。
Contents
ラジオ英会話の勉強法がオススメできる理由
ラジオ英会話の勉強法がオススメできる理由は以下の通りです。
- 場所を選ぶことなく勉強できる
- 学習を習慣化しやすい
- コストパフォーマンスがよい
- 聞き流しで耳を英語に慣れさせられる
順番に見ていきましょう。
場所を選ぶことなく勉強できる
ラジオ英会話は、場所を選ばずスマホやパソコンから聴けるので便利です。
webサイトでは1週間遅れで番組をストリーミング放送してくれるラジオ番組もあります。
そのため、オンタイムで聞けなくても後で聞けるのが嬉しいですね。
ストリーミング再生なら、場所も時間も関係なく1週間のうちなら何度でも聞けるので英語学習の強い味方になってくれそうです。
学習を習慣化しやすい
ラジオ英会話は1つの講座が短く設定されている場合が多いです。なかなか英語学習の時間が取りにくい忙しい社会人でも続けられます。
また、飽きにくい構成も魅力的。
たとえば、NHKラジオ英会話であれば、ダイアログを聞くコーナーや解説のコーナー、英作文に挑戦するコーナーなどがあります。
短い時間の中にも多くのアクティビティが詰まっているので、聞いていて楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
通勤中やちょっとした休憩時間を使って学習できるので、テキストを使った学習よりも習慣化しやすいでしょう。
コストパフォーマンスがよい
ラジオ英会話は無料で聞けるものがほとんど。
ただテキストは購入する必要があるものもあります。
テキストがあった方がスクリプトが確認でき、ディクテーションなどの学習法も取り入れられるので、より効率よく英語を上達させたい人には購入をオススメします。
聞き流しで耳を英語に慣れさせられる
すでに中学英語レベルの基礎単語や文法力がある場合、ラジオ放送を聞き流しするだけでも、日常の会話で使えるフレーズを習得できる場合もあります。
NHKのラジオ放送なら、英語だけでなく単語や文法のわかりやすい解説もしてくれますよ。
毎回の講座で取り上げる英文以外にも、ダイアログ内に出てくるよく使うフレーズも解説してくれるので、毎回聞くことで日常会話で使えるフレーズをたくさん覚えられます。
ラジオ英会話の効果
ラジオ英会話は、中学レベルの基本的な英語学習を終えた人が英会話のポイントを学ぶのに最適な教材です。
英会話に必要な基本知識のほとんどが網羅されており、ラジオ英会話で勉強を続ければ以下のような効果が得られます。
- 英単語をただ知っているだけでなく状況に応じて使えるようになる
- 知っている単語を組み合わせて言いたいことを的確に伝えられる
- 単語や文法、発音の知識が深まる
難しい言い回しや単語を使った表現ではなく、今持っている英語の知識をどう会話に活かすかが学べますよ。
説明も非常にわかりやすく、義務教育で学んだ英語を使える状態まで引き上げるためにオススメの教材です。
ラジオ英会話を使用した勉強法
ラジオ英会話を使用した勉強法は以下の通りです。
- まずは音声を聞く
- 一文ずつディクテーションを行なう
- 英文テキストを最初から最後まで読み込む
- 音声を流しながらシャドーイングを行なう
- 音声を思い出しながらテキストを音読する
- 日本語の文章を見て英語に翻訳してみる
- 覚えたフレーズを実際の英会話で使う
順番に見ていきましょう。
まずは音声を聞く
テキストでスクリプトを確認しながら聞きたい方もいると思いますが、まずはラジオのひとつの講座を一通り音声だけで聞きましょう。
ラジオのよい所は、英語の音に集中できるところ。
スクリプトを見てしまうと、音声だけでは聞き取れない部分も聞き取れた気になりやすいので、1回目は音声のみで受講するようにしてください。
一文ずつディクテーションを行なう
音声の聞き流しが終わったら、ダイアログ部分のディクテーションをしてみましょう。
NHKのラジオ英会話では、短いダイアログを元に学習が進みます。
1つのセリフごとに音声を止めながら、ノートなどに一言一句書き写していきます。
聞き取れなかった部分や、単語のスペルがあやしいところなどがあれば、スクリプトを見て確認していきましょう。
書けなかった部分は、なぜ書けなかったのか分析することで自分の弱点が見えてきます。
単純に単語を知らなかっただけなのか、リエゾン(音の連結などの英語特有の音声変化)の知識不足かなど、一つひとつ処理していきましょう。
ディクテーションのよい所は、書き取ることで自分のわからないところがハッキリすることです。
わからない部分があやふやにならないので、効率的に英語力をつけていけます。
負荷が高く、最初は書きとる感覚に慣れるまで大変な学習ですが、そのぶん付く力も大きいです。
ディクテーションの詳しいやり方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:英語のディクテーションの正しいやり方とは?学習効果についても解説
英文テキストを最初から最後まで読み込む
1回目はテキストなしで音声のみを聴きリスニング力を鍛えました。
次は、テキストの英文を読んでリーディング力を鍛えていきます。
読んでいると「あそこは、こう言っていたのか」「ここの冠詞は聞き逃していたな」など発見があると思います。
その都度、聞き取れなかった単語はノートにまとめる、リエゾンやリダクションを再度確認するなどすると、効果的に学習していけますよ。
音声を流しながらシャドーイングを行なう
次にラジオの音声を流しながらシャドーイングをしていきます。
シャドーイングとは、音声の数秒後に影のようにマネして発音することです。
この時、スクリプトは見ません。
音声だけに集中して同じように発音することで、イントネーションやアクセントを自然と習得できます。
難しいトレーニングですが、リスニング力・スピーキング力両方の強化につながる価値ある学習法です。
継続することが一番大事なので、ムリせず自分のレベルにあった英文で挑戦してみましょう。
シャドーイングについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
音声を思い出しながらテキストを音読する
シャドーイングの次は音読です。
シャドーイングにより音声が耳に残っている状態で、お手本を思い出しながら音読をしましょう。
お手本を意識しながら音読を続ければ、正しい英語の発音やリズムを自分で再現できるようになります。
意味や発音があいまいな単語はしっかり調べながら、正しい発音を意識して音読していきましょう。
音読は黙読と違い、前の文に戻ることなく前へ前へと読んでいきます。
返り読みをせず語順通りに理解する力が身につくため、リーディング力も向上しますよ。
詳しい音読の方法や効果は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事:英語音読の4つの効果・3つのメリットを解説!やり方とおすすめ教材も合わせて紹介
日本語の文章を見て英語に翻訳してみる
ラジオ英会話を最大限に活用したいなら、日本語訳を見て英語に翻訳する練習をしてみましょう。
ラジオ英会話のテキストには、ダイアログの日本語訳が載っています。
この日本語訳を使って英語に翻訳する練習ができます。
英語訳もテキストに載っているので、ノートに書き写したり実際に声に出したりしたうえで、答えを確認してみましょう。
NHKのラジオ英会話は1回15分と短いですが、テキストも活用すればディクテーションからシャドーイングまで、さまざまな学習法を取り入れられますね。
覚えたフレーズを実際の英会話で使う
ここまでのステップで英会話に必要なフレーズを覚えたら、次は実際の英会話で使ってみることが大切です。
覚えたフレーズは、自分の言葉として使うことで記憶に深く定着します。
英会話で実際に使用する経験をして、使える英語として蓄積させましょう。
普段英会話の機会がない方は、自宅で気軽に始められるオンライン英会話がオススメです。
Bizmatesのオンライン英会話は、朝5時から深夜25時まで受講できるので、空いた時間で気軽にレッスンが受けられますよ。
ラジオ英会話で学んだことを中心にアウトプットをするレッスンにもカスタマイズできますし、自分で好きな教材を選んでディスカッションしたり、現在ビジネスで使っている資料をもとにフリートークしたりもできます。
初回は無料でレッスンを体験いただけるので、まずは一度受講してみてください。
ラジオ英会話での勉強を継続するコツ
英語学習は継続が一番肝心です。
ただ社会人の場合、なかなか学習の時間が取りにくくムリな学習計画では続かない場合が多いです。
ラジオ英会話で学習する際も、ディクテーションやシャドーイングなどさまざまな学習法がありますが、苦痛になってラジオ英会話自体を辞めてしまってはもったいないですよね。
最初からハードな目標設定はせずに、自分のスケジュールに合わせて学習計画を立てるようにしましょう。
忙しい時は、通勤の際にラジオのひとつの講座を聞き流すだけでもOKです。
ここからは、ラジオ英会話での勉強を継続するコツについて次の点を紹介します。
- 毎日取り組む時間を決める
- 忙しい日でも音声だけは聞く
- アウトプットの機会を設ける
毎日取り組む時間を決める
ラジオ英会話での勉強に取り組む時間を固定することで、自然に継続できるようになります。
移動時間を利用して音声を聞き、帰宅後にテキストでディクテーションやシャドーイングを行なうなど、ライフスタイルに合わせて時間を決めてみてください。
早朝は予定が入りづらいので、30分早起きして勉強に取り組み、移動中に音声で復習するなどもオススメです。
なかなか思うように継続できないときは、時間帯を変えたり音声を聞く場所を変えたりしてみましょう。
自分にとって取り組みやすい時間を探りながら、習慣として身につくまで続けてみてくださいね。
忙しい日でも音声だけは聞く
どんなに忙しい日でも、音声だけは聞くようにしましょう。
勉強は一度途切れてしまうとなかなか継続できません。
「忙しいから」と一度勉強をやめてしまうと、「今日はさらに忙しい」「明日やればいい」とどんどん後回しにしてしまいがちです。
なるべく勉強が途切れないよう、音声を聞くだけでもいいのでラジオ英会話を続けましょう。
忙しい日でも、耳が空いている時間はあるはずです。
家事や身支度の最中、移動時間など、耳が空いている時間をできるだけ有効活用してみてください。
アウトプットの機会を設ける
ラジオ英会話での勉強を続けるためには、インプットだけでなくアウトプットの機会も重要です。
インプットした知識はアウトプットすることでより定着率が高まります。
日常的にアウトプットの機会があれば「この表現は〇〇の会話で使えそう」など具体的な使用場面がイメージでき、より濃いインプットとなります。
実際に英会話で使うことを目標に勉強に取り組むことで、モチベーションが維持しやすいですよ。
英語を話す機会がない方には、自宅から簡単に受講できるオンライン英会話がオススメです。
オンライン英会話を活用してラジオの話や学んだことを講師に共有してみると、より理解が深まりますよ。
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ラジオ英会話を聞く勉強法は気軽に続けられる
ラジオ英会話はラジオの中で解説してくれるものも多く、聞き流すだけでも英語の勉強になるので、気軽に英語学習を続けたい方にオススメです。
ただ、インプット中心の学習になってしまうと、使えるイメージがわかなくてマンネリ化してしまったり、定着率が下がってしまったりします。
そこで、オンライン英会話を併用してラジオで学んだ英語をアウトプットしていけば、さらに語彙やフレーズの定着がはやくなります。
わからない点なども講師に聞いて、その場で問題を解決できますよ。
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