難しいと感じる発音記号の読み方5選|発音記号を覚えるメリットや大切なコツを解説

「発音記号ってどう読むの?」「覚えるメリットはある?」と悩んでいませんか。

実は英語を話す際にもっとも重要なのは、発音より「相手に伝えること」です。

そこで本記事では、伝わる英語にするための発音記号一覧とその読み方のコツ、覚え方のポイントを解説しています。

英語の発音をよくするための考え方

世界中

ビジネスで英語を使うとき、英語の発音にこだわりすぎる必要はありません。

英語の発音といっても、国や地域、話す相手のよって異なります。英語圏のネイティブスピーカーの間でも、その方の出身によって発音が大きく異なります。

さらに英語を話すのは英語圏だけではありません。

英語を第二言語とする東南アジアの国などでは、きれいすぎるネイティブ英語は通じないことがよくあります。

英会話で英語の発音より大切なのは、「グローバルな耳を身につけること」です。

たくさんの方と英語を話しながら、違う音でも理解できるグローバル耳を育ててください。

カタカナ英語もグローバル英語のひとつですが、独特な発音とアクセントが強いため残念ながら通じないことがよくあります。

そこで発音記号を覚えて少しでも通じる英語にするのが大切です。

英語の発音についてはこちらの記事も参考にしてください。

参考記事:英語の発音がよくなる4つのルールと具体的な勉強法

発音記号を覚えるメリット

メリット

英語を学習するとき、発音記号は必ず覚えないといけないわけではありません。

しかし発音記号を知っていると便利なことがあります。

以下は発音記号を覚える2つのメリットです。

  • 喉や舌、唇の正しい動かし方がわかる
  • リスニング力の向上にもつながる

詳しく見ていきましょう。

喉や舌、唇の正しい動かし方がわかる

発音記号は、喉や舌、唇の動かし方の説明と一緒に覚えます。

聞いた音をマネしているつもりでも、何か違うなと感じることはありませんか?

何回繰り返しても違いがわからないときは、発音記号で舌の位置や唇の開き方を確認してください。それだけでも近い音が作れます。

国や人によって発音は異なりますが、それでも英語にはある一定の共通した音の出し方があります。

「the」(ザ)は歯の間に下をはさんで発音する、と学生の頃に習いましたよね。

「th」の発音記号は[ð]。

発音の種類を覚えておけば、音の出し方が理解でき、わかりやすい発音になります。

リスニング力の向上にもつながる

リスニング力を伸ばしたいなら、英語の発音を正しく理解することが効果的です。

英語の音声を聞いているとき、どうしても聞き取れない音はありませんか?これは、英語には日本語にない音がたくさんあるからです。

実は多くの日本人が英語の音を判別できていません。これは、日本語に存在しない音を日本語の音に変換してしまっているからです。

有名な例だと、LとRを区別できずに両方を「ら行」の音として聞き取っています。

また、これを解決するために闇雲にリスニングを練習しても効率はよくはありません。発音を理解せずにただただ英語を聞いているだけだと、結局英語を日本語の音に変換してしまうからです。

根本的な解決のためには、英語にあって日本語にない音を理解することが重要です。

発音記号とその発音の仕方、音の響きを学んでいけば、徐々に英語を英語の音として処理できるようになります。これまで聞き取れかった単語も聞き取れるようになるでしょう。

発音記号を学ぶことはスピーキング力だけでなく、リスニング力の向上にも繋がる一石二鳥の学習法なのです。

英語の発音記号の読み方は「母音」と「子音」で異なる

二重母音

発音記号は大きく母音と子音にわかれます。

以下にそれぞれの発音記号を一覧にまとめました。

  • 英語の発音記号一覧~基本的な母音編~
  • 英語の発音記号一覧~二重母音編~
  • 英語の発音記号一覧~子音編~

順番に見ていきましょう。

英語の発音記号一覧~基本的な母音編~

日本語で母音といえば「あいうえお」ですが、英語には20前後の母音があります。

これは同じ「あ」の音でも、日本語にはない微妙な音の違いがあるからです。

母音は大きく「単母音」と「重母音」に分かれます。

この章は基本的な単母音と重母音の発音記号の紹介です。

それぞれの発音記号と発音の仕方、単語の例を一覧にしました。

単語を読むときは発音だけでなくアクセントにも注意が必要なので、覚えておいてください。

発音記号のルールを覚えて、カタカナ英語から脱出しましょう。

「ア」の音に近い発音記号

[a、aː、æ、ʌ、ə、əː]の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

英語の「ア」は日本語に無いさまざまな音があります。

英語の「ア」の発音の違いをマスターすると、ネイティブ英語がとても聞きやすくなるので、何度も口に出して慣れてください。

発音記号 発音方法 単語の例
[a] 縦に指2本分の「オ」の口の形で「ア」と発音 wash、hot、top
[aː] [a]と同じ口の形で「アー」と伸ばして発音 hard、fast、start
[æ] 「ア」の口で「エ」と発音 have、bad、flat
[ʌ] 軽く口を横に開いて、短く「ア」と発音 come、money、luck
[ə] 軽く口を開き力を抜いて弱く「ア」と発音 above、standard、ago
[əː] [ə]と同じ口の形で、舌を動かさず「アー」と伸ばして発音 expert、interne、network

「イ」の音に近い発音記号

[I 、 iː]の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

[I ]と[ iː]は短く発音するのと伸ばす発音では、音が少し異なります。

[I ]は「エ」と「イ」の中間で、日本人は聞き慣れない音。

一方、[ iː]の音は、ほぼ日本語と同じ「イ」を伸ばした音です。

発音記号 発音方法 単語の例
[I ] 「エ」の口で「イ」と発音 it、minute、sit
[ iː] [i ]より口を横長にして「イー」と伸ばして発音 meet、machine、team

「オ」の音に近い発音記号

[ɔː] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

発音記号に[ɔ] があります。

しかし使われるときは伸ばして使うので、「オ」の音は[ɔː] で記されます。

日本語にない音のひとつで「ア」でも「オ」でもない、ちょうど中間の音です。

何度も口に出して練習して音に慣れてください。

発音記号 発音方法 単語の例
[ɔː] 口を大きく開け、「アー」に近い「オー」を発音 law、walk、talk

「エ」の音に近い発音記号

[e]の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

日本語の「エ」とほぼ同じ発音ですが、「エ」の音を他の音より少し強めに発音することで英語らしい音になります。

発音記号 発音方法 単語の例
[e] 日本語の「エ」に近い発音 end、head、many

「ウ」の音に近い発音記号

[u 、 uː 、 ʊ] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

[u]と[ʊ]はとてもよく似た発音で、実際にはほとんど区別できません。

他の音と一緒に発音していくと、自然に[u]と[ʊ]の発音の口になりますので、とくに区別して覚える必要はないでしょう。

発音記号 発音方法 単語の例
[u] 口を丸くすぼめて突き出し「ウ」と短く発音 situation、January
[uː] [u]と同じ口の形で「ウー」と伸ばして発音 group、lose、food
[ʊ] [u]ほど口を突き出さず、日本語の「ウ」に近い発音 book、good、look

英語の発音記号一覧~二重母音編~

2つの母音を切れ目なく発音して、ひとつの音として捉えるものを二重母音といいます。

二重母音は日本でよく使われるカタカナ英語とは読み方の異なるものがいくつかあります。

英語だからといってカタカナ発音のまま使うと通じないので注意ください。

二重母音の定義については、佐賀大学の小野浩司教授が「佐賀大学文化教育学部研究論文集」の「二重母音とは何か」で詳しく説明されています。

二重母音について詳しく知りたい方は参考にしてください。

以下に代表的な二重母音の発音記号や発音方法、単語の例をいくつかご紹介します。

発音記号[aɪ] 

[aɪ] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

「ア」の音は口を大きく開けて、はっきり発音すると英語らしく聞こえます。

「ア」をはっきり発音したあと「イ」は聞こえるか聞こえない程度に続けます。

発音記号 発音方法 単語の例
[aɪ] 口を大きく開けて「ア」と発音して、弱く「イ」と発音 high、flight、sight

発音記号[eɪ]

[eɪ] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

日本語で「エイ」というときと同じ発音です。

「イ」を発音するときは、はっきり音を出さず軽く聞こえるか聞こえない程度に「イ」と発音します。

発音記号 発音方法 単語の例
[eɪ] 「エ」と強く発音して、弱く「イ」と発音 day、wait、case

発音記号[ɔɪ]

[ɔɪ]の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

日本語の「オイ」とよく似た発音です。

「オ」を発音するとき、少し口を大きめにして突き出すと、より英語発音に近づきます。

発音記号 発音方法 単語の例
[ɔɪ] 口を大きく丸く突き出して「オ」と発音して、弱く「イ」と発音 employ、join、voice

発音記号[aʊ] 

[aʊ] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

[aʊ] が使われている単語は、日本語で「アウト」、「ナウ」があります。

これらの実際の発音は「アゥト」「ナァウ」です。

日本語としてもよく使う言葉ですが、微妙に音が異なります。

英語を話すときは英語発音にして使ってください。

発音記号 発音方法 単語の例
[aʊ] 口を広く開けて「ア」と発音して、丸く突き出して「ウ」と発音 out、now、house

発音記号[oʊ] 

[oʊ] の発音の仕方と使用されている単語を見てみましょう。

[oʊ] が使われている単語は日本語で「オープン」、「ホーム」などがあります。

「ー」と伸ばして書かれますが、実際の発音は「ホォゥム」「オゥプン」です。

カタカナ英語では通じないことが多いので、使い慣れた単語ですができるだけ英語発音を心がけましょう。

発音記号 発音方法 単語の例
[oʊ] 唇をしっかりと丸めて「オ」と発音し、ゆるく「ウ」と発音 phone、home、open

英語の発音記号一覧~子音編~

英語で子音の発音記号は、24個あります。

子音には「閉鎖音」や「摩擦音」などの特徴があり、日本語と音の出し方が違います。日本人には発音しづらい音もいくつかあるので、発音方法を見ながら音の出し方を練習しましょう。

発音記号 発音方法 単語の例
[p] 日本語のぱ行とほぼ同じ発音 pea、pack、pull
[ b ] 日本語のば行とほぼ同じ発音 buy、bag、bed
[ t ] 日本語のた行とほぼ同じ発音 time、town、tea
[ d ] 日本語のだ行とほぼ同じ発音 dream、duck、do
[ k ] 日本語のか行とほぼ同じ発音 key、coat、kick
[ ɡ ] 日本語のが行とほぼ同じ発音 game、goat、girl
[ f ] 上前歯で下唇を軽く触り「フ」と息を吐き出す fine、fat、family
[ v ] 上前歯で下唇を軽く触り「ブ」と音を出す very、van、vest
[ θ ] 上前歯で舌を軽く噛んで「ス」と息を吐き出す thin、throw、thumb
[ ð ] 上下の歯で舌を軽く噛んで「ズ」と音を出す this、then、there
[ s ] 日本語のさ行とほぼ同じ音 sun、soon、so
[ z ] 日本語のざ行とほぼ同じ音 zero、zip、
[ ʃ ] 唇を丸く突き出し「シ」と息を吐き出す shy、ship、sit
[ ʒ ] 唇を丸く突き出して「ジ」と声を出す beige、collage、garage
[ h ] 日本語のは行に近い音ですが、日本語より少し音を伸ばす hat、high、hear
[ tʃ ] 唇を丸く突き出して「チ」と声を出す church、choke、chubby
[ dʒ ] 唇を丸く突き出して「ヂ」と声を出す joke、junk、German
[ l ] 舌先を上の歯茎に付けてから、ら行を発音 left、light、lake
[ r ] 唇を丸くすぼめてから、舌を丸めて伸ばしながら、ら行を発音 red、right、read
[ m ] 唇を閉じて「ンム」と発音 more、mom、meet
[ n ] 口を少し開き、舌先は上の歯の裏につけて「ン」と発音 none、run、sun
[ ŋ ] 口を少し開き、舌の根本を上顎の奥と合わせて鼻から「ン」と音を出しながら、下の根本を離して「グ」と発音 ring、sung、young
[ w ] 唇を丸く突き出し、横に伸ばしながら「ウ」と発音 wood、wet、when
[ j ] 下の真ん中を上顎に近づけ、上の歯と下の歯を離して「イ」と発音 yes、yet、yellow

日本人が難しいと感じる発音記号の読み方5選

日本人が難しく感じる発音記号の読み方を5つ解説します。

  • 発音記号/ɑ/ ・/ʌ/ ・/æ/の読み方
  • 発音記号/r/・/l/の読み方
  • 発音記号/b/・/v/ の読み方
  • 発音記号/s/・/θ/の読み方
  • 発音記号 /n/・/ŋ/の読み方

ひとつずつ見ていきましょう。

発音記号/ɑ/ ・/ʌ/ ・/æ/の読み方

発音記号の/ɑ/ /ʌ/ /æ/ は、日本語では「ア」の音になります。日本語とは微妙に変わる英語の「ア」の音は、口の形や、喉、舌の動きの違いがあります。

発音記号 口の形 舌の動き 発音のコツ
/ɑ/ 唇を軽く丸める 少し開く感じ いつもの位置でリラックス 日本語の「オ」の形で「ア」と発音

「オ」に近い「ア」の音

/ʌ/ 唇を軽く横に開く 自然 いつもの位置でリラックス 短く「ア」と発音

日本語の「ア」とほぼ同じ

/æ/ 唇を軽く開く 自然 いつもの位置でリラックス 日本語の「ア」の形で「エ」を発音

「ア」と「エ」の間の音

「ア」の発音の違いを言ってみましょう。

「cop」や「cut」、「cat」は発音記号で /kap/  /cʌt/ /cæt/ です。

何度も繰り返し発音してみてください。

発音記号/r/・/l/の読み方

日本人が苦手とする音の代表ともいえるのが、 /r/・/l/ の発音です。

どう発音すれば近い音が出せるのか、それぞれ口の形や、喉、舌の動きを確認してください。

発音記号 口の形 舌の動き 発音のコツ
/r/ 唇を丸めて突き出す 開く 先を巻いて伸ばす 軽く「ゥ」と言いながら、ら行を発音
/l/ 唇を軽く開く 自然 先を上の歯の裏につけて離す 舌の動きに気をつけながら、ら行を発音

「レ」の発音の違いを言ってみましょう。

  • correct: /kərekt/  (正しい)
  • collect:/kəlekt/ (集める)

この2つは、外国人にとってまったく別の音なので、発音を間違えると意味が変わります。違いをしっかり言えるよう、舌の動きに気をつけて何度も繰り返し練習してください。

下記の記事でも詳しく説明しています。

参考記事:lとrの発音方法の違いや聞き分けるコツを解説

発音記号/b/・/v/ の読み方

日本語で「ば行」を発音するときの/b/と/v/ は、口の形や、喉、舌の動きの違いでべつの音になります。

発音記号 口の形 舌の動き 発音のコツ
/b/  唇をしっかり閉じて空気をパッと出す 震える いつもの位置でリラックス ば行をしっかり区切りながら強めに発音
/v/  上前歯を下唇に軽く触り離す 震える いつもの位置でリラックス 上前歯が軽く見えるよう、ば行を発音

発音の違いを言ってみましょう。

  • best: /best/(最良の)
  • vest: /vest/ (ベスト)

口の動き、歯の動きに気をつけて発音してみてください。

発音記号/s/・/θ/の読み方

/s/と/θ/ は、カタカナにすると「サシスセソ」と表記されますが、舌の動き、歯の動きで音が変わります。

発音記号 口の形 舌の動き 発音のコツ
/s/  唇を軽く開く 自然 いつもの位置でリラックス 日本語のさ行とほぼ同じ

上下の歯を閉じて発音

/θ/  唇を軽く開く 自然 上前歯の下に舌先をつける 舌をあてた状態で上の歯の間から音を出す

/s/は歯を閉じているのに対し、/θ/ では舌を挟むので、歯が離れています。

発音の違いを言ってみましょう。

  • sink: /síŋk/ (沈む)
  • think: /θíŋk/(考える)

日本語にない /θ/ の音をしっかり覚えてください。

発音記号 /n/・/ŋ/の読み方

/n/と/ŋ/は、日本語では「ン」の音ですが、喉や舌の動きに違いがあります。

発音記号 口の形 舌の動き 発音のコツ
/n/ 唇を軽く開く 開く 舌先を上前歯の裏につける 日本語の「ン」とほぼ同じ音
/ŋ/ 唇を軽く開く 舌の根元が触れる 舌の根本を喉の奥につける 舌の根元を喉から離すときに出る「ン」に近い音を出しながら、「グ」をつける

発音の違いを言ってみましょう。

  • thin:  /θín/ (薄い)
  • thing:/θíŋ/(物)

/ŋ/は「ング」とはっきり発音するのではなく、鼻から音を抜くように「グ」と付け足します。音として大きく出ませんが、/n/との違いがわかるよう舌の動きに気をつけてください。

英語における発音記号を覚えるときに大切な3つのコツ

発音記号を覚えるために、おさえておきたい3つのコツを紹介します。

  • 実際に舌や唇を動かして音を出してみる
  • アクセントも同時に覚える
  • アルファベットにない音を覚える

詳しく見ていきましょう。

実際に舌や唇を動かして音を出してみる

発音記号を覚えるためには、実際に舌や唇を説明通りに動かして声を出してみることが大切です。

英語には日本語にない音が数多く存在し、知識だけ体系的に覚えてもうまく発音するのは難しいからです。

たとえば「l」の音を出すために舌を前歯の裏に付けてみてください。今までとは違う「ラ」の音がでるのではないでしょうか。

英語を話すとき何度も聞き返された経験がある方は、鏡を見ながら唇や舌の動きをしっかり習得することで、相手が聞きやすい英語になります。

アクセントも同時に覚える

より通じる英語にするために、音の強弱をつけるアクセントは非常に重要です。

日本人のカタカナ英語も、アクセントを変えるだけで英語らしく聞こえます。

たとえば「バナナ」 /bənǽnə/ を見てみましょう。発音記号の上にある「´」が、アクセント符号です。

最初の「ナ」を強調するとかなり英語の音に近くなります。

発音記号を覚えるときは、アクセントも同時に覚えるとよりわかりやすい英語になります。

アルファベットにない音を覚える

発音記号は、すべてを覚える必要はありません。

発音記号の中には、アルファベットと同じ音で発音できるものがいくつかあるからです。

たとえば[p][ b ][ t ][ d ][ k ][ ɡ ]は、アルファベットと同じ読み方なので、そのまま発音して問題ありません。

しかし[ɑ][ʌ] [æ][θ] [ŋ]などは、特殊な文字や、アルファベットとは異なる発音をするため、覚える必要があります。

まずは上記で紹介した「日本人が難しいと感じる発音記号の読み方」から練習してみてください。

まとめ

ディクテーションで挫折しないためのポイント
本記事では英語の発音記号を学ぶメリットや音の仕組みについて解説しました。

発音記号を知ることは、これまで出せなかった音がなぜ出なかったかが分かります。発音を学んでいる中でつまづいた際は発音記号を確認するといいでしょう。

また、人は発音できる音しか聞き取れないといわれています。なので、発音を学ぶことはスピーキング力を高めるだけでなく、間接的にリスニングの力も高めてくれます。

発音記号を学んで、英語を「聞き取ってもらえる発音」と「聞き取れる耳」の両方を身につけましょう。

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