英単語が覚えられない方必見！忘れない英単語の覚え方7選と定着のコツ

英単語は英語の基礎なので、多く知っているほど英語力アップにつながります。

しかし、覚えてもすぐに忘れてしまったり、実践で使いこなせなかったりと、あまり学習効果を感じられていない人も多いのではないでしょうか。

社会人の英単語学習は、学生時代のように学習に充てる時間がたくさんあるわけではないので、効率よく学習する必要があります。

自分に必要な英単語から優先して覚え、積極的にアウトプットすることで語彙力は伸ばせます。

本記事では、英単語の覚え方を具体的に7つ紹介。

また、覚えた単語を長く記憶に留めておく方法についても解説しています。

忙しい社会人でも真似できる方法なのでぜひ参考にしてください。

英単語がなかなか覚えられない理由

英単語が覚えられないのには大きく2つ理由があります。

• 一度にまとめて覚えようとしているから
• 英単語を見ているだけで使っていないから

一度にまとめて覚えようとしているから

英単語を覚えるにあたってありがちな間違いは、「週末だけ時間をとり、2~3時間かけて英単語学習をする」のように、一度にまとめて覚えようとしてしまうことです。

英単語学習に限らず、学んだことを知識として定着させるためには、短いスパンで何度も復習する必要があります。

学習の度に期間を開けてしまっていては、覚えられるものもなかなか身に付きません。

そのため、まとめて時間をとって英単語を学ぶのではなく、代わりに一日10分でも良いので毎日英単語を見る方が効率的に英単語を覚えることができますよ。

英単語を見ているだけで使っていないから

英単語の本やアプリで単語を見ているだけで学習した気になっていませんか？

単語を覚えるためには、実際に使ったり、使うシーンがイメージできないと覚えにくいです。

なぜなら使うシーンが想像できないと、脳が「自分に必要な情報だ」と処理できないからです。

覚えた英単語を使って「英作文をする」「独り言で英語を話す」「誰かと英会話をする」などで、英単語を覚えたら実際に使うことを意識してみてください。

仕事で英語を使うためには単語力は重要

Bizmatesは、仕事で日常的に英語を使用していて、社会人になってから英語を学習した経験があるビジネスパーソン111名を対象に「社会人の英単語学習」に関する実態調査を実施しました。

「英語を使って仕事ができるようになるために、特に優先的に取り組んだほうが良いと思うものを上位2つまで教えてください。」（n=111）と質問したところ、以下のような結果になりました。

（ビズメイツ株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長：鈴木 伸明 、以下「当社」）は、仕事で日常的に英語を使用しており、社会人になって英語を学習した経験があるビジネスパーソン111名を対象に「社会人の英単語学習」に関する実態調査を実施しました。）

「リスニング」「スピーキング」に次いで、「英単語を覚える」の優先度が高い方が多いことがわかりました。

また、「英単語を覚える」と回答した方に、その理由を質問したところ、「すべての基本だから」「単語がわからないと読み書き話すことができないから」などの回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

• 26歳：すべての基本だから。
• 39歳：単語がわからないと読み書き話すことができないから。
• 46歳：単語を並べさえすれば、どうにか思いが伝わるから。
• 55歳：語彙が多いとコミュニケーションがとりやすいから。
• 57歳：知らない単語は聞けないし話せないから。

以上のことから、コミュニケーションを取る上で、日常的に英語を使用して仕事をしているビジネスパーソンにとって、英単語の学習は重要だとわかります。

ただ単語を見て読み上げるだけでなく、自分に置き換えた例文を作成してみたり、実際に使うシーンを想像しながら学習を進めることが効果的です。

このアプローチにより、単語が実際のコミュニケーションの文脈でどのように機能するかを理解し、長期記憶に残りやすくなります。

学習方法を見直して、英単語を覚える苦手意識を克服し自信を持って英語を使いこなせるようになりましょう。

忘れない英単語の勉強方法

Bizmatesが行った調査で「英単語を効率的に覚えることができた学習方法を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、以下のような結果になりました。

最も効率的な学習方法は、「自分の仕事でよく使う単語を優先的に覚える」ことでした。膨大な量の英単語を広範囲に手をつけるのではなく、自身の業務に関連している単語に絞り学習することがコツのようです。

この調査をもとにBizmates がオススメする忘れない英単語の勉強方法を紹介します。

忘れない英単語の勉強方法は以下の通りです。

• 発音とセットで覚える
• 用法とセットで覚える
• 声に出して覚える
• イラストで覚える
• 複数の英単語を関連させて覚える
• 戦略的なタイミングで暗記作業をする
• 英語を日常的に使う環境を整える

順番に見ていきましょう。

英単語の覚え方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事：英単語の覚え方と考え方：5つのコツと6つのステップ 

発音とセットで覚える

単語をスペルだけで覚えようとするのはやめましょう。

「baseball」を「バセバ11」と覚える中学生もいるようですが、こういった覚え方をしてしまうとテストで点は取れても、実践的な英語力としては役にたちません。

正確な発音を知らなければ、英語を使えるようにはならないからです。

英単語は正しい発音とセットで覚えることで、実践で使えるボキャブラリーとなります。

英単語帳などを選ぶ際は、必ずCDなど音源付きのものを選ぶようにしましょう。

発音をしっかり学んだことがない方は、単語習得と並行して発音の基礎も押さえるのがオススメです。

発音の学習方法を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

参考記事：英語の発音がよくなる4つのルールと具体的な勉強法

用法とセットで覚える

英単語には複数の意味を持つものも多いです。

単語の意味だけを個々に覚えていても、どう使い分けるのか、文章中に出てきたときにどう解釈すればいいのかわかりません。

実践で使いこなすためには、例文ごと覚えてしまうのが効果的です。

単語帳などを選ぶ際には、例文がいくつか載っているものを選ぶようにしましょう。

また、複数の意味があってもコアイメージは1つですから、核となる意味を覚えておくのはよい方法です。

英和辞書だと、1つの英単語に対し日本語訳が山ほどあって心が折れることも多いですよね。

そんな時は、英英辞書を使ってみてください。

わかりやすい英文でその単語の持つコアイメージが説明されているので、単語の持つイメージを掴みやすいです。

声に出して覚える

英単語は必ず声に出して覚えましょう。

単語帳を眺めるだけでは覚えられないのも当然です。

単語を覚える際には、目だけでなく耳と口も使うよう意識してみてください。

発音記号を見て実際に声に出すことで、音が記憶に残るので効果的に覚えられます。

英単語帳に付属のCDやダウンロードできる音源があれば、ぜひ活用しましょう。

使える英語としてきちんと定着させたいなら、単語だけではなく例文も音読するのがオススメです。

フレーズとして覚えることで、どんな単語と一緒に使われるのか、会話の中でどのように使えばいいのかが理解できますよ。

音読の効果的なやり方は下記の記事を参考にしてみてください。

参考記事：英語音読の4つの効果・3つのメリットを解説！やり方とおすすめ教材も合わせて紹介

イラストで覚える

イラストや写真などを使ってイメージで覚えるのも効果的です。

普段使う機会がない難しい単語でも、単語に関連したイラストを見ることで記憶に残りやすくなります。

イラスト付きの単語帳を使うほか、Googleで画像検索をするのもオススメですよ。

画像検索なら関連する画像が大量に表示されるので、イメージと結びつけやすいです。

ただし、画像検索は一つひとつ調べる必要があるため効率が良くありません。

どうしても覚えられない場合に限定して使うとよいでしょう。

画像検索と同じく非効率な方法ではありますが、自分で絵を描いてみるというやり方もあります。

なかなか覚えられない単語でも、自分でイラストのストーリーを考えながら描いてみれば忘れにくくなります。

複数の英単語を関連させて覚える

何のつながりもない英単語を1つずつ覚えていては、時間も労力もかかって挫折の原因に。

短い時間で多くの英単語を暗記するなら、接頭語や接尾語など語源の知識も頭に入っていると覚えやすくなります。

同じ語源を持つ単語を芋づる式に覚えられるので効率的なうえ、知らない単語に出会ったときに意味を予測しやすくなります。

また、名詞を覚えた時に動詞や形容詞もまとめて覚えるのもオススメです。

英語の語源学習法について詳しく知りたい方は、以下ブログ記事もご確認ください。

参考記事：英語の語源学習法とは？覚えれば語彙がどんどん増える語源も紹介

戦略的なタイミングで暗記作業をする

エビングハウスの忘却曲線によると、私たちは覚えたことの半分以上をたったの1日で忘れてしまいます。

「自分は何て記憶力がないんだ！」と思っている人もいるかもしれませんが、人間の脳の構造上、忘れるようにできているので、それが普通です。

ですが、せっかく記憶した単語は長く記憶に留めておきたいですよね。

そこで重要なのが復習するタイミングです。

エビングハウスの忘却曲線によれば、適切な復習のタイミングは1日以内、1週間以内、1ヶ月以内とあります。

長期記憶に残すためには、反復して復習することが重要です。

1つの単語にかける時間は30秒ほどにし、次々単語を覚えていきましょう。

戦略的にタイミングを見計らって復習することで忘却のスピードが緩やかになり、短期記憶から長期記憶に移行しやすくなります。

参考：忘却曲線 – Wikipedia

英語を日常的に使う環境を整える

社会人であれば、仕事で使う単語やフレーズなど自分に必要な英単語を優先して覚え、アウトプットしていくのが手っ取り早く単語を覚える近道です。

英単語帳を使うよりも、英語を日常的に使う環境の中に身を置き、自然に語彙を増やすのがベストです。

周りに英語環境がないという人は、低価格で始められるオンライン英会話がオススメ。

覚えたての単語をアウトプットする機会を日常に組み込めるので、忘れる前に単語を記憶から引き出せます。

毎日のように使うことで単語が長期記憶に残りやすくなるので、自然に語彙を増やしていけますよ。

オンライン英会話のBizmatesでは、気軽にオンラインで毎日レッスンが受けられるので、覚えた単語を積極的にアウトプットする場として最適です。レッスン内で添削することも可能なので、覚えたい単語を使って書いた文章をレッスン中に添削してもらうのも良いでしょう。

また、Bizmatesでは、ビジネス英語に特化した教材やコースを幅広く取り揃えているため、「自分の仕事に関連する英単語から効率よく覚えたい」、「仕事で通用する英語を身につけたい人」にピッタリです。

自分が身につけるべき単語を頻繁に使うことで、単語にまつわる思い出が増え、習得効率が上がるとともに、長期記憶に移行できます。

せっかく覚えた英単語も頻繁に使う機会がなければ次第に忘れていってしまうので、毎日使う機会を設けることが重要です。

英単語を定着させるためのコツ

英単語を定着させるためのコツは以下の通りです。

• 頻出の英単語から覚える
• 使う場面を意識しながら覚える
• 覚えた英単語をオンライン英会話で使う

順番に見ていきましょう。

頻出の英単語から覚える

自分が必要な単語を優先して覚えていくことが重要です。

ビジネスで英語を使う方はビジネス英語で使う英単語を、日常会話を学びたい人は日常英会話で使う英単語を覚えましょう。

よく使う単語であれば、毎日アウトプットするので記憶に定着するのも早いです。

使う場面を意識しながら覚える

使う場面を意識しながら覚えることで、脳に定着しやすくなります。

Hi. Nice to meet you. Please call me Nobu.

（初対面でのあいさつ）

Please call me 〇〇. なら意識しなくても自然にパッと言えますよね。

これは、使う場面がイメージできている、何度も繰り返し練習しているからです。

どうしても覚えられない単語は、単語帳の例文ではなく、自分が使うシーンに置き換えた例文を作成して覚えるとグッと定着率が上がりますので、ぜひ試してみてください。

覚えた英単語をオンライン英会話で使う

英語の語彙力は、「input（知らない単語に出会う）→learn（単語の意味や使い方を知る）→use（実際に使ってみる）」の「learn→use」を繰り返すことで定着していきます。

「input」した後に、「learn→use」を繰り返し行うような学びの習慣をつけることが大切です。

覚えた単語を使ってみることがとにかく大事。

そして、実際に使った際に誰かに修正されるとさらに記憶に残りやすくなります。

感情が大きく動いたときに人の記憶により定着するので、第三者に使ってみて、「通じた！」「間違った使い方をしてしまった」といった感情を伴うことが大事です。

独学では気が付かないことを知れたり、プロから指摘してもらえたりするのもオンライン英会話の良いところです。

仕事で英語を使うためにオンライン英会話を始めるならビジネス特化のBizmatesがオススメです。

Bimatesのトレーナーは全員が英語でのビジネス経験者。

そのため、受講生の発音や文法の間違いの指摘はもちろん、ビジネスの場に適した表現を教えますので、教科書英語ではない、そのまま実戦ですぐに使える英語力を伸ばしていくことができます。

初回は無料で体験レッスンを受講できますので、ぜひBizmatesのトレーナーの質を確かめてみてください。

＞＞無料体験レッスンでトレーナーの質を確かめる

英単語はアウトプットを意識した効率のよいインプットで記憶に定着させよう

社会人が英単語を覚えていくなら、ビジネスや旅行など自分に必要なものを優先させましょう。

また、単語単体で覚えるよりも使う場面を意識しながら例文ごと覚えたり、実際に自分のシチュエーションに置き換えて文章を作ってみたりすることで実践でも口から出てきやすくなります。

また、覚えた英単語を長く記憶にとどめておくには、忘却曲線を理解した、戦略的な反復が必要です。

せっかく英単語を覚えるのであれば、使えるようになるためのインプットができたら良いと思いませんか？

会話の状況や話し相手、会話内容などをリアルに想像してインプットをすれば、読み書きだけの知識だけでなく、使うための知識としてより深く定着させられます。