英語学習法
2023.01.30
LとRの発音方法の違いや聞き分けるコツを解説
[この記事でわかること]
日本人が苦手とする「L」と「R」の発音ですが、舌の使い方さえマスターすればそれほど難しいものではありません。
本記事では、発音に自信のない人でも順を追って練習できるように「L」「R」単体での練習法から、「L」「R」が入った単語の練習法まで解説しています。
また、聞き分けるための練習法についてもまとめたので参考にしてください。
ただ、正確に発音できてから会話しようと思っていると、なかなか英語は上達しません。
日本人は「きちんとした英語を話さないと」という思いが強く、練習ばかりに時間をとられて実践する機会が少なくなりがちです。
英語を学ぶ目的は外国人とコミュニケーションをとることです。
発音をきれいにしようとするより、まずは話してみて、相手に英語で伝える経験をたくさん積みましょう。
Bizmatesでは、講師全員がビジネス経験者なので、ビジネスの場で恥ずかしくない発音をアドバイスしますよ。
Contents
LとRの発音習得が重要な3つの理由
ここでは、「L」と「R」の発音習得が重要な理由について次の3つを説明します。
- 日本語にないため難しい
- 英語の中でも出現頻度が高い
- コミュニケーションに支障をきたす
日本語にないため難しい
カタカナで書くとわかりにくいですが、「L」も「R」も日本語にはない音です。
英語のリスニングやスピーキングに取り組む際は、「L」と「R」が日本語とは別の音だと認識した上で学習しなければなかなか上達しません。
「L」は日本語のラリルレロに近い音ですが完全に同じではなく、「R」は全く違う音です。
どちらも聞きなれない音のため、そもそも脳が2つの違いを聞き分けようとしていません。
大人になってから本格的に英語に触れ始めた場合は、意識的に習得しなければ「L」と「R」の違いがわかるようにならないのです。
2つの違いを意識して英語学習に取り組まない限り、自然に身につけるのは困難です。
英語の中でも出現頻度が高い
「L」と「R」のどちらか、または両方を含む単語は非常に多くあります。
たとえば、下記2つの例文を見てみましょう。
There are a lot of apple trees in the area I live.
My mother really likes roses, so she grows them in her garden.
どちらも基本的な単語を使った短い文ですが、どちらにも12単語中7つに「L」か「R」のどちらか、もしくは両方が含まれています。
とくにreallyやlikeは日常会話でよく使う単語です。
英語を使う上で、「L」と「R」は避けては通れません。
コミュニケーションに支障をきたす
「L」と「R」は一文の中に何度も出てくるため、毎回言い直したり発音を間違えたりしていては英語が伝わりにくくなります。
聞き取る際にも、ゆっくり聞けば文脈でわかるような内容でも、一瞬混乱してしまいますよね。
文脈で判断できない場合は、その都度相手に確認する必要があります。
瞬時に的確なコミュニケーションをするには、無意識に聞き分け・言い分けができるようになるのが理想です。
そのためには、コミュニケーションの中で何度も聞いたり発音したりしながら学ぶのが最適です。
ネイティブレベルの人との会話を通して、2つの発音の違いを区別できるようにしましょう。
周りに英語を話せる人がいない場合は、自宅で気軽に利用できるオンライン英会話が便利です。
Bizmatesのオンライン英会話は、朝5時から夜1時までの好きな時間でレッスンを受けられます。
1回のレッスンは25分、予約はレッスン5分前までできるので、お昼休みなどの空いた時間で気軽に英会話ができますよ。
ぜひ、まずは無料体験レッスンで雰囲気を確かめてみてください。
>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates
LとRの発音の違いは?
「L」と「R」の発音のポイントは舌の位置にあります。
「L」は舌先が前歯の付け根につくのに対し、「R」は舌先が口内のどこにも触れないのがポイント。
Lの音は日本語の「ラリルレロ」の音と似ています。
舌先を前歯の後ろに押す感じですね。
「R」は舌先を口内のどこにもつけないのが特徴です。
日本語にはない音なのでコツを知らないとうまく発音できず、聞き取るのも難しいかもしれません。
犬が威嚇するときに唸るような「ウー」という音をイメージして、舌先を口内のどこにもつけない状態で「ラリルレロ」と言ってみてください。
喉を震わせるのが「R」の発音の特徴です。
英語の発音について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
LとRの発音方法
ここでは、LとRの発音方法やコツについてみていきましょう。
Lの発音方法
Lの発音方法のコツは以下の通りです。
- 自然な感じで口を開く
- 舌を少し上向きにする
順番に見ていきましょう。
自然な感じで口を開く
「L」の発音は日本語の「ラリルレロ」に似ているので、口の開き具合も「ラリルレロ」を発音するときのように自然に開くのがポイントです。
具体的には、口を閉じている状態の横幅を保ったまま、人差し指一本分くらい上下に開きましょう。
口をすぼめて発音する「R」に比べ、口を開いて発音する「L」は歯が見えやすくなります。
舌を少し上向きにする
日本語の「ラリルレロ」を発音してみてください。
舌先が上の前歯の後ろに強くタップされるのが感じられますよね。
「L」の発音も日本語の「ラリルレロ」に似ているので、舌先は少し上向きになります。
ただ、「ラリルレロ」は舌がいったん上前歯を押してから離れるのに対し、「L」は舌先を上前歯につけたまま発音する違いがあるので注意しましょう。
「L」の発音は、舌が口の真ん中にずっといるので、舌の右側と左側から息を出して発音することになります。
Rの発音方法
Rの発音方法のコツは以下の通りです。
- 口を丸くすぼめる
- 舌が口内のどこにもつかない状態でラ行を言う
「R」の発音方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:英語のRの発音方法まとめ! 発音のコツや難しい理由も紹介
口を丸くすぼめる
「R」を発音するときは、日本語の「う」を発音するときのように口をまるくすぼめるところからスタートするとうまくいきやすいです。
「R」から始まる単語を発音するときは、いっそ最初に小さく「う」と言ってしまったほうがうまく聞こえるので、初心者の方はやってみてください。
「rabbit」「robot」「rain」、少し大げさな感じになってしまうかもしれませんが、「R」の発音のコツを掴むにはオススメです。
舌が口内のどこにもつかない状態でラ行を言う
「R」の発音をするときは、舌は口内のどこにもつきません。
「う」の口から始めて舌先を口内のどこにもつけず「ラリルレロ」と言ってみてください。
その音が「R」の音です。
日本語にはない音で、最初はなかなか発音できないかもしれません。
自分が発音できない音は聞き取れないので、「L」との違いを聞き分けるのも難しいはずです。
ただ、ここで押さえたコツを意識しながら練習すれば、効率的に発音をマスターできるでしょう。
結果、「L」との違いも聞き分けられるようになりますよ。
LとRの発音で間違いやすい単語の使い分け
ここからは、LとRの発音で間違いやすい単語の使い分けを下記の2通りに分けて解説します。
- LとRの発音で意味が変わる単語
- LとRがどちらも入っている単語
順番に見ていきましょう。
LとRの発音で意味が変わる単語
たとえば、「I eat rice this morning.」の「rice」を「lice」と発音してしまうと、「私は今朝、シラミを食べた」という意味になってしまいます。
たった一文字発音を間違えただけで、大きく意味が変わってしまいます。
今回の例なら、文脈から意味を理解してもらえる可能性が高いです。
しかし、単語によっては意味が通じなかったり誤解を招いたりすることも。
混乱を招かないためにも、しっかり発音の違いをマスターしたいところです。
今回は、「L」と「R」が入れ替わると意味が異なる単語の例を8つご紹介します。
- play(遊ぶ)/pray(祈る)
- light(光・右の)/right(正しい)
- fly(飛ぶ・ハエ)/fry(炒める)
- collect(集める)/correct(正しい)
- glass(ガラス)/grass(草)
- bleed(出血する)/breed(繁殖する)
- alive(生きている)/arrive(到着する)
- elect(選出)/erect(直立)
順番に発音の仕方を見ていきましょう。
play / pray
playは「遊ぶ」以外にも、「演奏する」「スポーツをする」などの意味があります。
中学1年生で習う基本の動詞で、日常会話の中でもよく使われます。
対してprayは「祈る」という意味。
高校1年生で習う動詞です。
どちらも「P」という破裂音の後に「l」や「r」がくるので余計に発音が難しく感じる人も多いでしょう。
発音し分けるコツは、「play」の「l」の音をしっかり発音すること。
「r」のほうが難しいから、「pray」を練習した方がよいのでは?と感じた方も多いかもしれませんが、実は日本人が注意すべきは「l」のほう。
日本人の「play」の発音は舌の押し出しが足りず、ネイティブには「pray」に聞こえることが多いからです。
「play」の「l」は、強く舌を前歯に押しつけてください。
舌を前歯で噛むくらいでもいいでしょう。
light / right
lightは「光」や「照明」という意味、rightは「右の」「正しい」といった意味があります。
「l」と「r」の使い分けで必ず登場する定番の単語ですね。
どちらも日常的に使う単語なので、しっかり区別して発音できるようにしておきましょう。
単語の先頭に「l」や「r」がくるパターンはそれほど難しくありません。
まず、「light」は日本語の「ら」の発音よりも舌を強く前歯の後ろに押し出して「ライッ」。
簡単ですね。
次に「right」は、日本語の「う」を先頭につけてから発音します。
ポイントは舌が口内のどこにも触れないこと。
「ゥライッ」のような感じです。
fly / fry
「fly」には「飛ぶ」・「ハエ」、「fry」には「炒める」という意味があります。
「f」も日本語にはない音なので、少し難しいかもしれません。
「f」は上の歯を下唇に軽く当てて、「フ―」と息を吐きます。
「fly」の場合は、そこから舌先を上の歯の裏に当てながら「ライ」と発音します。
「fry」の場合は、口を少しすぼめて舌をどこにも触れさせず発音しましょう。
collect / correct
「collect」は「集める」、「corret」は「正しい」という意味の単語です。
ちょうど「l」と「r」の部分にアクセントがあるため、とくに言い分けが重要になります。
「collect」は、「play / pray」と同様に「l」を強く舌を前歯に押しつけて「レ」と発音しましょう。
「corret」の「r」は舌をどこにも触れさせず「レ」と発音します。
glass / grass
「glass」には「ガラス」、「grass」には「草」という意味があります。
「g」は日本語の「グ」と似たような発音です。
「glass」は「グ」と発音したらそのまま舌を歯の裏へ持って行き、「ラ」と発音しましょう。
「grass」は「グ」と発音したら舌をどこにもつけず、少し後ろに引っ込めながら「ラ」と発音します。
「ss」は、軽く閉じた歯と歯の間から息を吐きだすイメージで発音しましょう。
bleed / breed
「bleed」は「出血する」、「breed」は「繁殖する」という意味です。
「bleed」の場合は舌を歯の裏につけて発音するため、日本語の「ラリルレロ」に近い「リー」という発音になります。
一方、「breed」は舌を口の中のどこにも当てずに発音するので、少しこもった「ゥリー」という音になります。
arrive / alive
「arrive」には「到着する」、「alive」には「生きている」という意味があります。
形容詞と動詞なので文脈で区別できますが、よく使う単語のためしっかりコツを押さえましょう。
「arrive」は「a」を発音した後に口を少しすぼめ、舌をどこにも触れさせないまま後ろに引いて「アゥライヴ」のように発音しましょう。
「alive」は「a」を発音した後に舌先を歯の裏へつけ、サッと引くようにしながら「アライヴ」と発音します。
elect / erect
「elect」は「選出」、「erect」は「直立」という意味です。
「elect」の「l」は、舌先をしっかり歯の裏につけたまま「レ」と発音してください。
「erect」の「r」は舌の力を抜き、口内のどこにも触れないように発音するので「ゥレ」と少しこもったような音になります。
LとRがどちらも入っている単語
LとRのどちらも入っている英単語には以下のようなものがあります。
- girl
- properly
- early
- world
- replay
- trailer
- reasonable
他にもまだまだありますが、今回は日常会話でもよく使われる「really」の発音のポイントについて解説します。
相手の言ったことに対して、「本当に?」と返すときに使う「Really?」。
まずは「r」から始めるので小さく「う」を言ってから「ゥリー」と発音します。
このとき舌先は口内のどこにもつきません。
次に、舌先を強く前歯の裏に押し当てながら「リー」と発音します。
つなげて「ゥリーリー」と言ってみましょう。
とてもそれらしくなっていませんか?
「l」も「r」も両方入っている単語は、それぞれの発音を意識しながらゆっくり練習してみましょう。
LとRの発音を聞き分ける方法
LとRの発音を聞き分ける方法は以下の通りです。
- 発音力を訓練して聞き分ける
- LとRの聞き分けで役立つ前触れ音
- 繰り返し聴いて覚える
- 実際の会話のなかで慣れる
順番に見ていきましょう。
発音力を訓練して聞き分ける
自分が発音できない音は、脳が音として認識しないので聞き取れません。
「L」と「R」を聞き分けるには、まずは自分が発音できるようになる必要があります。
発音の練習を効率的に行う方法としては、音読やシャドーイングがオススメです。
まずは音源を聴き、その後音源と同時に音読してみましょう。
慣れてきたらシャドーイングに移ります。
シャドーイングとは、音源の数秒後に影のように遅れて発音するトレーニングです。
ポイントは、音源のイントネーションや発音をそっくりそのまま真似ること。
負荷の高いトレーニングなのでキツいですが、飛躍的にスピーキング力とリスニング力を伸ばせるので、ぜひ挑戦してみてください。
参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
LとRの聞き分けで役立つ前触れ音
「L」と「R」を聞き分けるポイントに前触れ音があります。
前触れ音とはLやRが発音される前に現れる音のことです。
たとえば、「blue(青色)」と「brew(醸造する)」で比べてみましょう。
「b」から「l」、「b」から「r」を発音するまでの口の動きはそれぞれ全く異なります。
それゆえ、「l」と「r」が発音される前の音には違いが出ます。
「blue」の場合は、「b」の音の後に舌先が上前歯の裏に押し出される過程の音がするはずです。
具体的に言うと、日本語の「ラリルレロ」を発音しきらずに、上前歯で舌を止めて「ウー」という感じの音になります。
「brew」の場合は、「b」の音の後に舌が口内のどこにも当たらない状態で出る音がするはずです。
具体的には、舌を引き込んで発音するため喉が鳴るような、こもった「ウー」という音が聞こえます。
まとめると「blue」は「l」を発音するまでにクリアな明るい「ウー」という音がするのに対し、「brew」は「r」を発音するまでにこもった暗めの「ウー」という音がします。
参考:「blue」と「brew」の発音
慣れるまでは聞き分けるのが難しいですが、何度も聴いて真似ることで聞き取れるようになってきますよ。
繰り返し聴いて覚える
「L」と「R」の音が聞き取れないのは、単純に聴く量が少ないのも理由の1つです。
1つの単語を何度も聴いて真似してみましょう。
また、「light」や「right」のような「L」と「R」だけが違う単語を交互に聴いて違いを比べる練習も効果的です。
自分が発音できない音は聞き取れないので、まずは音源をよく聴き、マネしてみてください。
発音できるようになったらリスニングに挑戦です。
「light」と「right」が聞き取れるか実際にやってみましょう。
参考:「light」と「right」の発音
実際の会話のなかで慣れる
単語単位で「L」と「R」が聞き取れるようになったら、実際の会話の中で聞き取れるか、通じるかを試してみましょう。
コミュニケーションがとれてこそ英語を学ぶ意味があるので、実際の会話の中でもスムーズに言い分けられ、聞き取れることが大切です。
しかし、本当にうまくできているのか、どうすれば改善するのかは自分ではわからないことが多いでしょう。
現実の会話では相手が指摘してくれる機会が少なく、なかなか客観的に評価できません。
確実に発音や聞き取りを上達させたいなら、オンライン英会話などでフィードバックを受けながら練習するのがもっとも効率的です。
オンライン英会話なら自宅にいながら好きな時間に英語が話せるため、気軽に発音のフィードバックが受けられますよ。
Bizmatesは、1レッスン320円からの低価格で毎日レッスンが受講可能。
とくにビジネス英語に特化しており、面接や会議など幅広いシチュエーションで使える英語が学べますよ。
>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates
LとRの発音をチェックする方法
ここでは、「L」と「R」の発音をチェックする方法を3つ紹介します。
- スマホの音声入力を活用する
- スマホの発音アプリを利用する
- オンライン英会話でチェックしてもらう
スマホの音声入力を活用する
簡単にチェックできる方法のひとつが、スマホの音声入力の活用です。
SiriやGoogleアシスタントは英語に対応しており、音声認識も高精度です。
iPhoneなら「設定」の「一般」から「Siri」を選択し、言語を英語に変更します。
ホームボタンを長押しして、単語を読み上げてみましょう。
Androidの場合は「Google Home アプリ」右上のアカウント から、「アシスタントの設定」 で言語を英語に変更できます。
「OK Google」と話しかけて、練習したい単語を発音してみてください。
スマホの発音アプリを利用する
発音アプリをダウンロードして自分の発音をチェックする方法もあります。
たとえば、「ELSA Speak」は発音を矯正したい英語学習者のためのアプリです。
ネイティブの発音と比較してどの程度正確に発音できているのか、AIがスコアで教えてくれます。
音節単位で発音のフィードバックをしてくれるため、改善すべきポイントがわかる便利なアプリです。
また、「発音博士」は発音を視覚化して、どの部分がネイティブスピーカーと違うのか明確に示してくれます。
中学から高校レベルの頻出英単語が網羅されており、発音を勉強しながら語彙を増やしたい人にもオススメです。
どちらも無料である程度使えるので、ぜひ実際に試してみてくださいね。
オンライン英会話でチェックしてもらう
スマホやアプリの機能を使う以外には、オンライン英会話で発音をチェックしてもらう方法があります。
スマホの音声入力やアプリは発音改善の目安としては使えますが、100%正確ではありません。
また、フィードバックでわかりにくい部分があっても質問できないデメリットもあります。
確実に発音を改善したいなら、やはり人相手に練習するのが一番です。
的確にフィードバックをもらいながら練習するには、オンライン英会話がオススメですよ。
毎日手軽に英会話ができ、わからない部分は質問しながらレッスンが受けられます。
Bizmatesのオンライン英会話には、採用率1%以下の厳選された一流英会話講師がそろっています。
ビジネス経験が採用条件のひとつのため、講師は全員実際のビジネス英会話に沿った具体的なアドバイスができますよ。
発音を磨きながらビジネス英会話を上達させたい方は、ぜひ無料体験レッスンをお試しください。
>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates
LとRの発音についてよくある質問
LとRの発音についてよくある質問は以下の通りです。
- 発音記号の暗記は効果がある?
- Rの発音は巻き舌?
- Lにも種類がある?
- どうしても聞き取れない場合は?
- アメリカ英語とイギリス英語で違いはある?
- LとRの発音が練習できる早口言葉は?
順番に見ていきましょう。
発音記号の暗記は効果がある?
わからない単語を調べると、発音記号も一緒に載っていることが多いです。
発音記号をある程度理解しておくと、音源がないときでも脳内で音を再現できるので便利です。
「R」の発音記号は/r/、「L」の発音記号は /l/ なので覚えておきましょう。
Rの発音は巻き舌?
よく「R」は巻き舌で発音すればいいという情報を目にしますが、正確には巻き舌ではありません。
舌は巻くのではなく奥の方へ引き喉を震わせて発音します。
喉奥で「ウー」と唸るような音になります。
ポイントは舌先を口内のどこにもつけないことです。
Lにも種類がある?
実は、「L」の発音には「ライトL」と「ダークL」があります。
ライトLは「L」の基本的な音で、舌先を前歯の後ろに強く押し付けて発音します。
たとえば、「play」「light」「lead」など単語の前の方にある「L」はライトLで発音することが多いです。
対してダークLは、「well」や「help」「girl」など単語の語尾にある「L」を発音するときに使います。
ダークLを発音するときは、舌先を前歯の後ろにつけてもつけなくてもOK。
ポイントとしては、下の根っこに力を入れて下に押すイメージで発音してみましょう。
とはいえ、初心者の場合混乱してしまうと思うので、あまりダークLにこだわる必要はありません。
すべてのLをライトLで発音しても問題ないからです。
まずは、「L」と「R」の使い分けを練習した方がいいですね。
どうしても聞き取れない場合は?
「L」と「R」が聞き取れなくても、まずは区別して発音できるようになればOKです。
自分で正確に発音できれば、次第に聞き取りもできるようになっていきますよ。
英語の発音習得のステップは、以下の記事で詳しく解説しています。
発音をよくするための具体的な手順を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカ英語とイギリス英語で違いはある?
アメリカ英語もイギリス英語も「L」と「R」の発音の仕方は基本的に同じです。
ただし、単語の最後にある「R」については、アメリカ英語では発音しますがイギリス英語では発音しません。
たとえば「car」の場合、アメリカ英語は「R」をはっきり発音しますが、イギリス英語は発音しないため日本語の「カー」に近い音になります。
「R」の発音についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事:英語のRの発音方法まとめ! 発音のコツや難しい理由も紹介
LとRの発音が練習できる早口言葉は?
次の2つの早口言葉には、「L」と「R」の両方が出てきます。
Red lorry, yellow lorry.
Red leather, yellow leather.
「L」と「R」の違いを意識しながら、数回声に出してみましょう。
また、以下の早口言葉では「L」の発音を中心に練習できます。
Little Larry loved his leaping lizards.
「Larry」の「R」に「love」の発音がつられないよう気をつけながら、最初はゆっくり練習してみてくださいね。
LとRの発音を聞き分けるには英語特有の音に慣れることが大切
「L」と「R」の発音をマスターするには、舌の使い方を意識して練習することが重要です。
自分で発音できれば聞き取れるようにもなるので、まずは単語単位でLとRの発音を練習しましょう。
ただ、正確に発音できてから会話しようと思っていると、なかなか英語は上達しません。
日本人は「きちんとした英語を話さないと」という思いが強く、練習ばかりに時間をとられて実践する機会が少なくなりがちです。
英語を学ぶ目的は外国人とコミュニケーションをとることです。
発音をきれいにしようとするより、まずは話してみて、相手に英語で伝える経験をたくさん積みましょう。
- 英語学習法