海外インターンってどうなの？意味ないと言われる理由や価値を最大化するポイントを解説

「海外インターンシップは意味がないと言われるけど本当？」という疑問をもつ方は多いでしょう。しかし、目的を明確にして挑戦すれば、海外インターンは価値のある経験になります。

本記事を読んで、海外インターンに参加するメリットや経験の価値を最大化するポイントを確認しましょう。海外インターンの経験を自己成長につなげられるようになるので、ぜひ参考にしてください。

海外インターンシップは意味がない？

海外インターンシップは「意味がない」と言われがちですが、必ずしもそうとは限りません。海外ビジネスの実情を知れたりビジネス英語を身につけられたりするなど、取り組み方次第で、十分に価値のある経験ができます。

海外インターンの経験を意味のあるものにするには、目的をもって臨み、成長のために積極的に行動するのが大事です。

「海外で実際に仕事をしてビジネス英語を身につける」「将来的に海外で働くために経験を積む」など、海外インターンで実現したいことをしっかりと考え、意欲的に行動しましょう。

目的達成のために積極的に行動して成長できれば、海外インターンの経験は意味のあるものになります。将来的に海外に関わる仕事への挑戦もしやすくなり、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

海外インターンに意味がないと言われる3つの理由

海外インターンに意味がないと言われる理由は以下の3つです。

• 自ら動かないと海外ならではの経験ができないことがある
• 参加するだけで満足してしまうケースがある
• 短期間の参加だと成長につながりにくい

自ら動かないと海外ならではの経験ができないことがある

海外インターンシップは、ただ参加するだけでは成長できません。自ら行動を起こさないと価値のある経験ができない場合があります。

「英語力の向上を目指して参加したが、思ったよりも英語を使う機会がなかった」「雑用のような業務が多くて成長しにくい環境だった」などのケースがあることで、「意味がない」と言われてしまっているのです。

しっかりと下調べをして参加先を決めるのはもちろん、万が一イメージと違った環境が待ち受けていても、その環境のなかでどう行動すれば自分にとって意味のある経験ができるかを自ら考えて行動するのが大切です。

たとえば、英語力を上げたいにもかかわらず仕事中に英語を使う機会が少なかった場合、「インターン先を通じて英語でコミュニケーションがとれる仲間をつくる」「休憩時間にまわりの人と積極的に英語で会話をする」などの工夫をしてみましょう。

参加するだけで満足してしまうケースがある

海外インターンに参加する方のなかには、インターンへの参加自体に満足してしまう人がいます。参加した時点で満足してしまい、モチベーションが徐々に下がっていくため、海外インターンを終えてみたらあまり成長できていないパターンがあるのです。

海外インターンへの挑戦を検討する段階から、終えた後にどういう自分になっていたいかを想像しておきましょう。

海外インターン期間中は、日記を書くなどして日々を振り返る時間を設け、どのような経験や成長ができているかを認識するとモチベーションアップにつながります。

海外インターンシップはあくまでも手段です。なぜ参加したいのか、海外インターンシップだからこそ得られるものは何かを考えて行動しましょう。

短期間の参加だと成長につながりにくい

海外インターンシップは、数週間～数ヶ月の短期間だと成長につながりにくいために「意味がない」と言われてしまう場合があります。

初めて海外に行く場合はとくに、日々生活するだけで大変という人もいるでしょう。居住環境も使う言語も日本での生活と違うため、現地での生活に慣れるだけで精一杯になり、成長できないケースがあるのです。

もちろん、短期間の参加でも、事前の準備やスタンス次第で成長は可能です。現地の環境や生活についての下調べや英語の勉強などを事前に進めておくと、現地での生活に適応しやすくなるでしょう。

そのうえで、滞在期間の生活を充実させられるよう主体的に行動するのが大事です。インターン先の人に現地のビジネスについて積極的に質問するなど、滞在期間にしかできない行動をするよう意識しましょう。

海外インターンに行くメリット3つ

海外インターンシップに参加するメリットは以下の3つです。

• 海外ビジネスのリアルな文化やマナーに触れられる
• 英語力アップにつながる
• 就職活動に活かせる

それぞれについて確認しましょう。

海外ビジネスのリアルな文化やマナーに触れられる

海外ビジネスのリアルな文化やマナーに触れられるのが、海外インターンシップに参加するメリットのひとつです。

実際に海外で仕事を経験することで現地の仕事の実態に触れられ、インターネットやテレビを通した情報収集だけでは得られない学びがあるでしょう。

「会議は名刺交換ではなく握手から始まる」「過程よりも結果が重視される」など、さまざまな面で日本のビジネスとの違いを体感できます。

海外ビジネスのリアルな実情に触れておくと、将来的に外資系企業や海外に関わる仕事をする機会があった場合に役立ちます。

英語力アップにつながる

海外インターンシップに参加して、英語でのコミュニケーションが必要な環境に身を置くと、英語力の向上につながります。

社内での会話やメールのやりとりなどをするうちに、ビジネスでよく使われる単語やフレーズを理解できるでしょう。リアルなビジネスシーンに触れると、ニュアンスだけで概要をつかむのではなく、しっかりと内容を理解する習慣にもつながります。

日常シーンだけでなくビジネスシーンで使われる英語を身につけられるのが、海外インターンシップの大きなメリットです。インターンシップを終えた後の就職活動でもスキルとしてアピールできるでしょう。

ただし、英語を使う環境でただ生活するだけで英語力が身につくわけではありません。英語力を高めるには、実際に自分で英語を使うのが重要です。

現地の人と積極的に英語でコミュニケーションをとるようにしましょう。たとえ自信がなくても、恥ずかしがらずに堂々と会話をして成功体験を積むのが上達のコツです。

就職活動に活かせる

海外インターンに参加すると、「なぜ大人になってから海外のインターンシップに参加したのか」を面接官から高確率で聞かれます。

面接の際に海外インターンで学んだ内容や経験した内容をアピールできれば、行動力があるとみられるだけでなく、勉強に対して何事も積極的という印象をつけられるでしょう。学生の場合は、いわゆる「ガクチカ（学生時代に力を入れたこと）」として面接でアピールできます。

就職活動で海外インターンシップの経験をアピールする際は、海外インターンへの参加自体ではなく、海外インターンに参加して何を得られたのか、どのような成長ができたのかを伝えるのが大事です。

「海外の企業で働くなかでビジネス英語のフレーズを覚えて使えるようになった」「海外のビジネスマナーや考え方を理解しているため、外国人と関わる仕事に活かせる」など、貢献できるポイントを具体的にアピールしましょう。

得たスキルや成長したポイントをどのように仕事に活かして貢献できるのかもあわせて伝え、価値の高い人材だと評価してもらいましょう。

海外インターンの価値を最大化するポイント

海外インターンの価値を最大化するためのポイントは以下の3つです。

• 目的を明確にして参加する
• 積極的・主体的に行動する
• 事前に英語を勉強しておく

参加してよかったと思える経験にするために、意識すべき内容を確認しておきましょう。

目的を明確にして参加する

海外インターンシップの価値を最大化するには、目的を明確にして参加するのがもっとも大切です。インターンへの参加自体を目的にせず、渡航先で何を得たいかや、自分が将来なりたい姿を明確にして臨みましょう。

たとえば、「英語力を身につけて就職活動に活かす」「将来のキャリアを考えるにあたって、海外での仕事を経験して視野を広げる」などの目的の例が挙げられます。

目的を見据えると行動が変わり、現地での体験の価値を最大化できます。英語力向上が目的なら自ら現地の人とのコミュニケーションを増やす必要がありますし、海外の目新しいビジネスに触れたい場合はインターン先を絞って選ぶ必要があるでしょう。

ただなんとなく海外インターンシップに参加しても大きな成長はできないですが、目的意識があると前向きな行動ができ、困難やストレスを乗り越える理由にもなるでしょう。

積極的・主体的に行動する

海外インターンシップでは、目的をふまえたうえで積極的・主体的に行動するのが大切です。まわりの誰かが一から十まで教えてくれる環境だとは限らないので、意欲的に発信や行動をして学びの機会を取りに行きましょう。

「自らまわりの人とコミュニケーションをとる」「自分の意見をきちんと発信する」「まわりの人を巻き込んで仕事を進める」などの自発的な行動が成長につながります。自分だけで動くのが難しい場合は、一緒にインターンをしている仲間やインターン先の教育担当者に相談し、職場の人とコミュニケーションがとりやすくなるように交流の場をつくってもらいましょう。

インターン期間をいかにして充実させるか、どのように動くと価値を高められるかを自ら考えて行動するのが大切です。

事前に英語を勉強しておく

海外インターンの価値を最大化するために、事前に英語を勉強しておくのもオススメです。事前に英語を身につけておけばインターン先でのコミュニケーションがスムーズに進み、学びの機会を得やすくなります。

ただし、「海外で生活できる英語力を身につけたい」のような漠然とした目標を立ててインプットばかりしていては、英語を話せるようにはなりません。まずは短時間の学習を習慣化し、スピーキングによるアウトプットを中心に行うのが英語力アップに効果的です。

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「英語が苦手」「きっと簡単には身につかない」と思う方もいるかもしれませんが、学習を習慣化すれば英語力は必ず身につきます。いきなり長時間の勉強時間を設けるのではなく、まずは毎日25分のレッスンを続けてみませんか。

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英語の勉強方法については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

参考記事：英語の勉強は結局何をすればいいの？ 具体的な勉強法を解説！

成長につながる！自分にあった海外インターン先を見つけるコツ

自分に合った海外インターンシップ先を選ぶためには、インターン先に求める要素を明らかにするのが大切です。

海外インターンに参加する目的をふまえたうえで、「英語を使える環境」「充実した教育体制」「仲間ができそうな職場」など、インターン先を探す際に基準となる項目を設定してみてください。

海外インターンに挑戦する目的によりますが、たとえば以下のような内容のインターンシップがオススメです。

• 海外商社の一員として業務を体験できるインターン
• IT企業でマーケティング業務ができるインターン
• 新規事業開発に携われるインターン

学校運営や接客業などの内容よりも、企業の一員としてリアルなビジネスを体験できる内容の方が帰国後のキャリアにも役立つでしょう。

インターン先に求める条件を考えたうえで、海外インターンシップを斡旋している団体や大学からの案内などを活用して渡航先を検討してみてください。

その際、パンフレットやウェブ上の情報だけで判断せず、相談窓口などに出向くとよいでしょう。具体的にどのような業務をするのか、どのような職場環境なのかを確認しながら検討を進めてみてください。

斡旋団体には海外インターンの経験がある人も多いので、実際の体験談を聞いて参考にしましょう。

目的を達成するためにどのような環境に身を置くのが効果的かを考えて、インターンシップ先を検討してみてください。

キャリアにつなげるなら海外インターンとあわせてビジネス英語の習得にも取り組もう

キャリアの充実を目指すなら、海外インターンシップとあわせてビジネス英語の習得にも取り組みましょう。日常英語も基礎的な英語力としてビジネスシーンで役立ちますが、会議や営業などのフォーマルなシーンで役立つのはビジネス英語です。

ビジネス英語を身につけておくと、就職活動でもアピールポイントになります。

ビジネス英語は日本にいるうちから身につけられます。海外インターンに向けた準備としてはもちろん、就職活動の対策としてもオススメです。

また、海外インターンを終えて帰国した後、英語を話すのをやめてしまうと身につけた英語力が徐々に落ちていきます。

仕事でも継続的に英語を使っていきたいと考えている人は、帰国後も英語を話す環境を作って英語力を維持しましょう。外国人と交流できるコミュニティを探して参加するなどの方法もありますし、さらなる英語力向上を目指して英会話レッスンを受けるのもオススメです。

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ビジネス英語の勉強方法について以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

参考記事：社会人のためのビジネス英語勉強法【初心者レベルから徹底解説】

まとめ

本記事では、海外インターンが意味ないと言われる理由や、経験の価値を最大化するためのポイントを解説しました。

目的が曖昧なまま海外インターンシップに参加すると失敗や後悔につながる可能性が高いです。しかし、目指す姿に向かって行動すれば、「海外ビジネスのリアルな文化やマナーに触れられる」「英語力アップにつながる」などのメリットを得られます。

目的をもって臨み、成長のために自ら積極的に行動すれば、経験の価値を大きくできるでしょう。