英語学習法
2023.10.23
英語でのプレゼンテーションの始め方をよく使うフレーズと一緒に解説
[この記事でわかること]
「英語でプレゼンテーションをすることになったけれど、日本との違いは?」「英語のプレゼンの始め方がわからない」と悩んでいませんか?
本記事では、英語でのプレゼンテーションの始め方について詳しく解説します。
プレゼンテーション時の話し方や役立つフレーズも一緒に紹介するので、この記事を読めば英語のプレゼンテーションをどのように始めたらよいのかが理解できますよ。
「英語でのプレゼンテーションの始め方を知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
Contents
英語でのプレゼンテーションの構成は基本的に日本語と同じ
英語のプレゼンテーションといっても、構成は「導入」「本論」「結論」と日本語でのプレゼンテーションと同じです。
日本語でプレゼンテーションをした経験があるなら、構成については同じように考えれば問題ありません。
プレゼンテーションでは、とくに導入部分が重要になります。
というのも、プレゼンテーションの始め方を間違えると聞き手に興味を持ってもらえず、集中して聞いてもらえないからです。
英語でのプレゼンテーションをするなら、とくに導入部分についてよく考えましょう。
導入部分で聞き手の興味を引ければ、その後のプレゼンテーションの内容も関心を持って聞いてもらえますよ。
英語でプレゼンテーションするときの話し方
英語でプレゼンテーションするときの話し方は以下の通りです。
- ゆっくり話す
- 結論から話す
- 重要な単語は強く発音する
- ボディランゲージとアイコンタクトを意識する
順番にコツを見ていきましょう。
ゆっくり話す
英語でプレゼンテーションをするときには、ゆっくり話すことを心がけましょう。
人は緊張したり、上手な英語を意識しすぎたりすると早口になりがちです。
実際に、本番で「緊張して早口になってしまった」という経験をもつ人も多いでしょう。
プレゼンテーションでは、相手に伝わりやすいようにゆっくり話すことが大切です。
伝えたいことが伝わらなければ、プレゼンテーションをする意味がありませんよね。
ネイティブのように話すことが目的ではないため、ゆっくり話すようにしましょう。
結論から話す
英語のプレゼンテーションでは、単刀直入に結論から話すようにしましょう。
日本語は結論を最後に言う言語ですが、英語は結論から話し始める言語です。
回りくどいことを長々と言っていては何が言いたいのか相手に伝わらず、「何を言っているの?」と思われてしまいます。
言いたいことが伝わらなければ、興味を持ってもらうことは難しくなりますよね。
何かを説明するときは、結論⇒説明の順番で話すことを意識しましょう。
重要な単語は強く発音する
英語を話すときには、重要な単語を強く発音すると伝わりやすくなります。
プレゼンテーションでは、単調な話し方よりもメリハリのある話し方のほうが聞き手にとって飽きにくく、わかりやすいです。
これは、日本語でも同じですよね。
本番の前に重要な単語に丸をつけるなどして、強調して話すべき部分を把握しておくとスムーズに話すことができます。
メリハリがある話し方をすることで、聞き手の興味・関心を惹きつけることができ、印象に残るプレゼンテーションになりますよ。
ボディランゲージとアイコンタクトを意識する
英語のプレゼンテーションでは、日本語よりもボディランゲージとアイコンタクトが重視されます。
なるべく原稿は見ず、聞き手に訴えかけることを意識しましょう。
日本語ではあまり馴染みがないため「ボディランゲージやアイコンタクトは難しい……」という方が多いかもしれません。
その場合は、普段から話すときにボディランゲージやアイコンタクトを意
プレゼンテーションをする時識してみてください。にも、自然にできるようになりますよ。
その他のプレゼンテーションで使えるテクニックについては、下記記事にて紹介しています。
英語のプレゼンテーションで聞き手を惹きつけるテクニックを知りたい方は、ぜひご覧ください。
参考記事:初めての英語のプレゼンで聴衆をグッと惹きつける!6つのテクニック
英語でのプレゼンテーションの始め方
英語でのプレゼンテーションの始め方は以下の通りです。
- あいさつ
- 自己紹介
- プレゼンの目的・背景
- プレゼンの概要
例文と一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. あいさつ
プレゼンテーションを始めるときは、まずはあいさつをしましょう。
集まってくれた人たちに呼びかけたあと、この場に集まってくれたことやプレゼンテーションの機会に感謝を述べます。
- Good morning / Good afternoon / Good evening, everybody.
(おはようございます/こんにちは/こんばんは、皆さん) - Hello everyone.
(こんにちは、皆さん) - Thank you for coming here today.
(本日はお集まりいただきありがとうございます) - I’m very glad to be here today.
(本日はここに来れてとても嬉しく思っています) - I’m very pleased to be with you.
(みなさんとご一緒できて嬉しく思います) - I’d like to thank you for the opportunity to give this presentation today.
(本日はプレゼンテーションの機会を与えてくださりありがとうございます)
2. 自己紹介
次は自己紹介です。
ただ名前を言うだけではなく、以下の内容まで示せば聞き手の信頼を得られます。
- どのようなポジションにいるのか
- プレゼンテーションの内容にどう関係するのか
自己紹介に入る前に、以下のような一文を加えてもよいですね。
- Let me introduce myself first.
(まずは自己紹介をさせてください)
名前を言ったあとで、自分のポジションなどを付け加えましょう。
- My name is 〇〇, a chief of ××.
(私の名前は〇〇です。××社の主任をしています) - I’m 〇〇 from the planning department.
(企画部の〇〇です) - My name is 〇〇 and I am responsible for ××.
(私は〇〇と申します。××の担当をしています)
3. プレゼンの目的・背景
プレゼンテーションの目的や背景を簡単に話しましょう。
- Today I’d like to talk about 〇〇 .
(本日は〇〇についてお話しします) - The purpose of today’s presentation is to 〇〇.
(本日のプレゼンテーションの目的は〇〇です) - Today I’m here to talk about 〇〇.
(本日ここでは〇〇についてお話ししたいと思います) - The objective of this presentation is to introduce 〇〇.
(プレゼンテーションの目的は〇〇をご紹介することです) - I was thinking about 〇〇 when I was preparing for this presentation. Now I realize the most important thing is ××. So, that’s what I’d like to explain today.
(このプレゼンテーションの準備をしていたとき、〇〇について考えていました。今、もっとも重要なことは××だと気づきました。それが今日私が説明したいことになります)
この部分は、プレゼンテーションの最初の部分で一番重要です。
聞き手に興味をもってもらえる内容にしましょう。
4. プレゼンの概要
プレゼンテーションの目的・背景を伝えたら、次はプレゼンテーションの概要を伝えます。
- どのような内容について説明するのか
- どれくらいの時間を予定しているのか
などについて伝えるとよいでしょう。
最初に全体の内容を伝えることで、聞き手に安心感を与えられます。
- The purpose of today’s presentation is to outline 〇〇.
(本日のプレゼンテーションでは〇〇の概要を説明いたします) - I will talk about three things today. First, I will introduce 〇〇.Then, ××. Lastly conclude with △△.
(本日は3つの事柄についてご説明いたします。まず〇〇について紹介いたします。そのあと××について、最後に△△についてです) - The presentation will take about 1 hour.
(プレゼンテーションは1時間の予定です)
始め方から締めまで英語でのプレゼンテーションで役立つフレーズ一覧
ここでは、英語でのプレゼンテーションで役立つフレーズを紹介します。
以下のパーツに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 導入
- 本論
- 結論
順番に見ていきましょう。
導入
導入部分では、前述したように以下のフレーズを入れましょう。
- あいさつ
- 自己紹介
- プレゼンテーションの目的・背景
- プレゼンテーションの概要
これから始まるプレゼンテーションに興味を持って聞いてもらえるかは、導入部分で決まります。
「誰に」「どのような目的で」「何を」「どのように」伝えるのかをしっかりと考えて文章を考えましょう。
ここでは、前に紹介したものとは別のフレーズを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- Questions will be answered at the end of the presentation.
(ご質問はプレゼンテーションの最後にお答えいたします) - If you have any questions, feel free to ask.
(ご質問がある場合は遠慮なくご質問ください) - Do you have the materials at hand?
(皆さん、資料はお手元にありますか?)
導入部分の最後には、本題に移ることをはっきりと示しましょう。
以下のようなフレーズを入れると、聞き手にも本題に移ることがしっかりと伝わりますよ。
- Then let’s begin.
(では始めます) - Let’s get started by talking about 〇〇.
(それでは〇〇についてお話しすることから始めましょう)
本論
本論では、結論をまず伝えます。
英語では結論⇒説明の順番で話すのを忘れないようにしましょう。
- In this section, I’d like to talk about 〇〇.
(このセクションでは〇〇についてお話しします) - The most important point here is 〇〇.
(ここでもっとも重要なポイントは〇〇です) - In other words,〇〇.
(言い換えると〇〇です) - I will talk about this later.
(これについては、のちほどお話しします)
結論⇒説明の順で話したら、最後に要点をまとめましょう。
- The point of this section is 〇〇.
(このセクションの要点は〇〇です)
途中で質問があるか尋ねるときのフレーズはこちらです。
- Are there any questions on this?
(この点について何か質問はありますか?) - Are there any questions?
(質問はありますか?)
次のセクションに移るときにも、はっきりとその旨を伝えましょう。
- Now, I’d like to talk about 〇〇.
(次は〇〇について話したいと思います)
結論
英語のプレゼンテーションの締めの部分では、自分が言いたかったことを繰り返すと聞き手により伝わります。
最後には、プレゼンテーションの終了や感謝の気持ちを示すフレーズも忘れずに入れましょう。
- In conclusion, there are 〇〇.
(結論として、これらが〇〇です) - That’s all I want to say.
(私が述べたいことは、これがすべてです) - We’re coming to the end……
(最後になりますが……) - Thank you for your listening.
(ご清聴ありがとうございました) - Thank you again for your time for this presentation.
(このプレゼンテーションのためにお時間をいただきありがとうございました)
最後に質疑応答の時間やコメントを受ける場合のフレーズはこちらです。
- If you have any questions, I will answer them.
(ご質問があればお答えします)
英語でのプレゼンテーションの始め方まとめ
英語のプレゼンテーションの構成は日本のプレゼンテーションと変わりません。
ただし、英語ならではのボディランゲージやアイコンタクト、話し方があるので注意が必要です。
英語のプレゼンテーションをするためのポイントを守れば、聞き手にも興味を持って聞いてもらえるでしょう。
日本語ではボディランゲージやアイコンタクトに馴染みがないため、普段から英会話などで練習しておきましょう。
- 英語学習法