英語学習法
2023.12.09
グローバル社会において英語は必要?メリットや求められる英語レベルを解説!
グローバル社会が進み、海外とのやり取りも増えてきている昨今では、英語力向上の重要性が叫ばれています。
本記事では、グローバル社会で求められる英語レベルや英語力を身につけるメリット、学習方法について詳細に解説しています。ぜひ参考にしてください。
Contents
グローバル社会で求められる英語レベルはどのくらい?
働く国や環境など、グローバル社会の特徴によって求められる英語力は変わります。
アメリカや欧州圏などネイティブスピーカーが多い国の場合は、TOEIC900点以上程度の英語力が必要です。
アメリカや欧州圏などの英語ネイティブスピーカー圏では、プレゼンテーションや会議の場など仕事のほとんどのシーンで英語が使われるからです。
一方韓国や中国、マレーシアなど非ネイティブスピーカーの多い国であれば、TOEIC730点以上程度でも通用する可能性があります。非ネイティブスピーカーの多い国では、英語でのコミュニケーションがメインではないためです。
ただし、TOEICなどの資格の点数はあくまでも目安です。グローバルな環境に身を置いて英語で円滑にコミュニケーションを取るには、TOEICの点数だけに着目するのではなく、リスニング力やスピーキング力を伸ばすことが求められます。
働く国によって求められる英語レベルは異なりますが、英語で円滑にコミュニケーションを取れる英語力を身につけることが望ましいです。
グローバル社会において英語を習得する必要性
グローバル社会において英語を習得するべき理由は以下のとおりです。
- 海外進出する企業が増加している
- リモートワークが普及して海外企業と接する機会が増えた
- 自動翻訳機能やAIなどでは伝えたいニュアンスが伝わらない
- 世界で最も使われている言語であるため
本章を読めば、グローバル社会で英語を習得すべき理由を理解できます。
海外進出する企業が増加している
社会がグローバル化する中で、新たなビジネスチャンスを求めて海外進出する企業が増加しています。
外務省が平成29年に発表した「海外在留邦人数調査統計」によると、2005年の海外進出企業は約35,000件でしたが、2017年には約75,000件と12年間で約2倍にまで海外に進出する企業が増加しました。
参考資料:外務省「海外在留邦人数調査統計」 平成30年要約版
このような背景には、日本の少子高齢化が関係しています
少子高齢化の状況下において、将来的に市場が縮小する可能性が高いでしょう。日本企業は自国経済だけで会社を運営していくのに危機感を覚えて、海外の需要を取り込もうとしています。
日本の中で海外に進出する企業が増えることで、人材に対する英語コミュニケーション能力の重要が高まっていきます。
今後も海外進出する企業が増えることは容易に想像できるため、英語力を身につけておけば、それだけ活躍のチャンスも広がるでしょう。
リモートワークが普及して海外企業と接する機会が増えた
リモートワークが普及し、オンラインで仕事ができる環境が整い、場所を問わずにいつでも仕事を引き受けたり、ミーティングができたりするようになりました。
そのため、日本国内にいながらも海外の仕事を受注できるようになり、年々ビジネスチャンスは拡大してきています。
海外から仕事を受けるためには、スムーズにやり取りできる英語力が必要です。英語力が低いと、クライアントの要望や意向を的確にくみ取れず、仕事を円滑に進めることが難しくなる場合があります。
裏を返せば、これは英語力を身につけていることのメリットとも言えます。今後も国をまたいだビジネスが増加していくことを考えると、早いうち英語力を磨いておけばおくほど、ビジネスチャンスを逃さずに活かせるでしょう。
自動翻訳機能やAIなどでは伝えたいニュアンスが伝わらない
自動翻訳機能やAIでは、本来伝えたいニュアンスを正確に英語で伝えられません。
以下のような問題点にぶつかるからです。
- ツールを使うと機械的な翻訳になるので、不自然な翻訳結果になる
- 商品の仕様や契約書などにおいては、伝えたいニュアンスが伝えづらい
- 日常会話や雑談のようにテンポが求められるシーンでは、ツールが使えない
たしかに海外とのやり取りの中で、自動翻訳機能やAIなどは非常に便利です。しかし、本来伝えたかったニュアンスではない内容になってしまったり、不自然な文章になってしまったりします。
自然な文章を英語で書けるようになれば、自分で英文を1から作ってもいいですし、時短のため、日本語を翻訳機能で英語に直した後に不自然な箇所だけ修正するといった方法も取れるようになりますよ。
また、実際に会話する際にはツールは使えません。商談やプレゼンテーションなどのケースを考慮すると、英語コミュニケーション能力を高めておく必要があるでしょう。
英語は世界でもっとも使われている言語だから
英語は全世界13.48億人が使っている言語です。
世界の人口が約79億人なので、約6人に1人が話している割合になります。
参考記事:InsiderMonkey「5 Most Spoken Languages in the World」
以下の国が、英語を公用語としています。
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- インド
また、インターネットで最も使われている言語も英語です。
54.4%と突出した割合で英語が使われています。(2位ロシア語:5.9%、3位ドイツ語:5.7%)
参考記事:25 Most Spoken Languages in the World
つまり、英語力があれば世界中の情報を収集でき、多くの人々とコミュニケーションができるようになります。グローバル化が進むなかで、海外とのつながりが持てることは大きなメリットになるでしょう。
世界で広く話され、インターネット上で最も使われている「英語」を身につけられれば、グローバル社会におけるあなたの価値が高まりますよ。
グローバル化の中で英語力を身につけるメリット
グローバル化が進む中で英語力を身につけるメリットは以下のとおりです。
- 転職や出世に有利になる
- ビジネスチャンスや活躍の場を広げられる
- 得られる情報の質や量が格段に上がる
転職や出世に有利になる
グローバル化が進むなかで英語力を身につけると、転職や出世に有利になります。
海外進出企業数は増加の一途をたどっています。よほど国内志向の強い業界でない限り、グローバル化の波は避けられません。
その中で、英語力の習得は転職市場において有利です。
実際に、ビジネス英語を話せる人に対する需要は高まり続けています。
TOEIC運営元の調査によると、企業の採用担当者は「今後のビジネスパーソンに重要なスキルは何か」という質問に対して、多くの企業が「英語」と回答しています。
参考資料:英語活用実態調査2019年版
また、英語力は出世にも有利に働きます。
事実、「年収700万以上稼ぐビジネスパーソンの約半数は英語での日常会話や読み書きができる」というデータもあります。
このように、英語力を身につけておけば、転職や出世において有利に働くでしょう。
ビジネスチャンスや活躍の場を広げられる
英語力を高めることで、グローバル社会において企業で活躍できたり、海外の案件を受注できたりと、ビジネスチャンスや活躍の場を広げられます。
ところが、日本人の英語レベルは100ヶ国中55位と、低水準です。
また講談社の調査によると英語を聞くことも話すことも不自由なくできるのは全体の2.5%しかいません。
参考資料:純ジャパ1,000人に聞く、「インバウンド2000万人時代のおもてなし英会話力調査」
このような状況なので、日本人がビジネス英語を話せるようになれば、グローバルな仕事を任される機会が増え、活躍の場が広がります。
国内市場は少子高齢化の影響で縮小する可能性もあり、海外のビジネスチャンスを掴もうと企業は躍起です。
グローバル社会においては、英語力を身につけていればビジネスチャンスを掴みやすいですよ。
得られる情報の質や量が格段に上がる
英語力を身につければ、英語力のない日本人の他の人がアクセスしないような情報に触れられ、得られる情報の質や量が格段にあがります。
最新の研究論文やビジネス情報、暗号資産、金融情報などは暗号資産などの情報は海外で発信されることが多く、ほとんどの場合英語で書かれています。
英語のリーディング力があるだけでも、最先端の情報にアンテナが張れたり、他の人よりも沢山の情報にアクセスできたりしますよ。
グローバル化によりビジネス競争が激しくなっている昨今では、より多くの情報を速やかに収集できることが大切です。
日本人の多くが英語力に自信がないなかで、英語で書かれている一次情報にアクセスし情報収集できれば、それだけで他のビジネスパーソンとの差別化につながります。
グローバル社会で通用する英語力を身につける方法
グローバル社会で通用する英語力を身につけるためには、以下の方法を試してみてください。
- ビジネスシーンで使う語彙力から身につける
- 英語を英語で理解できる「英語脳」をつくる
- 英会話の習慣を作る
英語力を身につける重要性はわかったけれども、具体的にどうすれば英語が上達するのかわからない方は、ぜひ本章で紹介する内容を参考にしてください。
ビジネスシーンで使う語彙力から身につける
ビジネスシーンで使う語彙力から身につける
仕事で使える英語力を身につけたいならビジネス英単語から学びましょう。
しかし、「いきなりビジネス英単語から始めるのはハードルが高い…」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実はビジネス英単語を学ぶ方が簡単なんです。
まず、単語数に関して言えば、日常英会話で使う単語数は3,000~4,000語と言われる一方で、ビジネス英語に必要な単語数は、日常英会話の半分以下にあたる1,500語です。
これは、ビジネス英単語が仕事で必要なに単語に絞っていることに起因します。仕事で英語が使えるようになることを目標とするなら、日常単語から学ぶのは遠回りになってしまいます。
その上、ビジネスシーンで使われる単語は案外簡単なものが多いです。それは、ビジネスで英語を使用している英語人口のうち約8割がノンネイティブなため、難しい言葉を使って話すよりも、誰でも分かる簡単な単語を使って「シンプル・丁寧・効果的」に話すことの方が重要視されるからです。
そのため、難しい単語を覚えるよりも中学レベルの文法をしっかり復習し、自身の仕事で英語を使うシーンに特化したフレーズから覚えるところから始めれば問題ありません。
ビジネス英語に必要な英単語数や効率的な覚え方について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:日常英会話・ビジネス英語に必要な単語数とは|効率的な覚え方やおすすめ単語帳・本も紹介
英語を英語で理解できる「英語脳」をつくる
グローバル社会で活躍するには英語でのスムーズなやりとりが求められます。
英語を聞いて、脳内で日本語に変換し、それを英語にまた直して伝えようとするのは、時間がかかり、スムーズなやり取りとはいえません。
英語を英語のまま理解し、英語で返すことを自然に行えるようになることが理想的です。そのためには、英語を英語で処理する習慣を作るところから始めましょう。
英語脳を身につけるためにおすすめの勉強法は、以下のとおりです。
- 音読
- シャドーイング(英語を聞いた後に復唱すること)
- ディクテーション(聞いた英語を一言一句書くこと)
英語脳を鍛える学習法について詳しく知りたい方は、以下の記事より「英語脳を鍛える学習法7つ」をぜひ参考にしてください。
関連記事:英語脳は留学なしでも作れる!大人でも鍛えられる具体的な学習法を7つ紹介【英語脳を鍛える学習法7つ】
英会話の習慣を作る
グローバル社会で通用する英語力を身につけたいなら、英会話の習慣作りから始めましょう。
英語は学問である前に1つの言語です。文法を学んだり、単語を暗記したりすることも大切ですが、実際に話さないことには英語は身についていきません。
インプットした知識をアウトプットすることでより記憶に定着し、英語学習が効率化します。またインプットした知識を、英会話の場で正しく適切に使えるようになるためには、話す練習が欠かせません。
そのために英会話の習慣化を意識してみましょう。
英会話を習慣化するために、以下の方法があげられます。
- ポッドキャストやYouTubeなどで、英語をリスニングする
- 英会話スクールに通う
- 外国人の友達を作り、英語で会話する
英会話を習慣化するために最も効率的なのは、実際に外国人と英会話することです。
外国人の友達を作ってたくさん会話するのが手っ取り早いですが、難しければ英会話サービスなどを活用するなど、英会話を習慣化する工夫をしましょう。
グローバル社会で通用する英語を身につけたい人が注意すべきポイント
グローバル社会で活躍するために英語力を磨きたいならば、次の観点に気をつけましょう。
- 英語学習を習慣化する
- 目的と目標を意識する
- インプット3:アウトプット7を心がける
英語に限らず、語学は日々どれくらい言語に触れたかによって定着度が変わります。
つまり英語に触れ合う機会を増やさないことには、レベルアップが見込めません。毎日5分や30分などの短時間の勉強でも大丈夫のため、英語に触れ合う時間を増やすところに焦点を当ててください。
また目的と目標の設計も大切です。
「グローバル社会で活躍するため」という目的があるなら、そこに辿りつくための目標を設計しましょう。たとえば製造業の営業職で働いているので、顧客と通訳なしでスムーズに商談ができる状態になりたい、など具体的に何を目標にするのか設計してください。
そして注意したいのは学習内容。日本人はインプットに注力しすぎたり、英語を話すことを敬遠したりする傾向にあります。
英語はコミュニケーションツールなので、実際に話す練習に多くの時間をとることが重要です。
なので、英語学習の中には必ずアウトプットを取り入れるようにしてください。
グローバル社会で活躍する英語力を身につけたいならBizmatesがオススメ
グローバル社会で活躍するためにはビジネス英語は欠かせません。
しかし、独学で英会話学習を進めるのは大変です。そこでオススメしたいのが、ビジネス英会話に特化したオンライン英会話サービスのBizmatesです。
Bizmatesのトレーナーは全員が英語でのビジネス経験者です。商談やプレゼンテーション、ビジネスメールの書き方など、実際のビジネスを想定したさまざまなビジネスシーンごとの英会話を学べます。
1レッスン25分と学習のハードルが低いため、英語を学ぶ習慣も身につけやすいでしょう。
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まとめ
グローバル化が進み海外進出企業は増加する中で、英語を使える人は活躍の場を広げ、ビジネスチャンスを掴みやすくなります。
転職にも出世にも有利になるため、この機会にグローバル社会で使える英語力を身につけてみてください。
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