ワーキングホリデーに必要な英語力は?ワーホリ前と現地での勉強方法も解説!

語学力の向上を目指して英語圏でのワーキングホリデーを選ぶ人は多数います。

しかし、英語の勉強のために渡航するとはいえ、事前に基本的な英語力を獲得しておかなければ現地で意思疎通ができません。ワーキングホリデー前からしっかり準備しておく必要があります。

この記事では、ワーキングホリデーに必要な英語力や、ワーキングホリデー前や現地で英語力をアップさせる方法を解説します。各国の必要費用や滞在期間などもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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英語圏でワーキングホリデーができる国

英語圏では以下の国でワーキングホリデーができます。

  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • アイルランド

アメリカはワーキングホリデーを実施していません。アメリカでの海外生活を楽しみたい場合は、観光・海外留学で訪れることをオススメします。

それぞれのワーキングホリデーの特徴をまとめると以下の表のとおりです。

カナダ オーストラリア ニュージーランド イギリス アイルランド
滞在可能期間 1年間 1年(最長3年) 1年(最長1年3ヶ月) 2年 1年
語学学校へ通える期間 最長6ヶ月 最長4ヶ月(17週以下) 最長6ヶ月 無制限 無制限
ビザ取得申請料 256+85CAD 510AUD 無料、ただし観光税として35NZD必要 244GBP 13,800円
必要な預金残高 2,500CAD 基本的に不要、ただし求められた場合は5,000AUD以上が望ましい 基本的に不要、ただし求められた場合は4,200NZD程度 2,530GBP 50万円以上

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各国でアクセントや表現が異なりますが、どの英語を学んでも通じれば問題ありません。目的に合い、金銭面で問題のない国を選びましょう。

カナダ

北米のカナダのアクセントはアメリカとほぼ同じで、アメリカ英語に親しみのある日本人にとって勉強しやすい環境です。移民が多く、さまざまなアクセントに触れる機会もあります。

バンクーバーやトロントなどの大都市では日本食レストランや観光客向けの仕事が多く、比較的簡単に仕事を見つけられるでしょう。

語学学校へは最長で6ヶ月通えます。ビザの申請時には残高証明が求められるので、最低でも2,500CAD貯めておきましょう。

滞在可能期間 1年
語学学校へ通える期間 最長6ヶ月
ビザ申請料 256CAD
必要な預金残高 2,500CAD

オーストラリア

オーストラリアではカフェやファーム、ホテルなど、さまざまな業界や職種で求人を見つけられます。和食レストランもあるので、英語力にまだ自信のない人でもチャレンジしやすいでしょう。

ワーキングホリデービザの有効期間は1年ですが、農業や酪農など特定の仕事で一定期間働いた場合は最長で3年まで延長できます。長期間海外で暮らしたい人はオーストラリアを検討してみましょう。

滞在可能期間 1年(最長3年)
語学学校へ通える期間 最長4ヶ月
ビザ申請料 510AUD
必要な預金残高 基本的に不要、ただし求められた場合は5,000AUD以上が望ましい

ニュージーランド

ニュージーランドでは観光と農業に関する仕事が多く、外国人でも比較的簡単に働き口を見つけられます。英語は公用語のひとつであるマオリ語の影響を受けており、独特の発音や英単語があるので、慣れないうちはリスニングに少し苦労するかもしれません。

自然が豊かな国で、山や湖、温泉など、観光やアウトドアも楽しめます。比較的治安がよい国なので、はじめて海外に行く人にもオススメですよ。

ワーキングホリデービザの有効期限は1年ですが、3ヶ月の延長も可能です。

滞在可能期間 1年(最長1年3ヶ月)
語学学校へ通える期間 最長6ヶ月
ビザ申請料 無料、ただし観光税として35NZD必要
必要な預金残高 基本的に不要、ただし求められた場合は4,200NZD程度

イギリス

イギリス英語はアメリカ英語よりもローマ字の発音に近く、日本人にとって聞き取りやすい英語です。ワーキングホリデーの有効期限は2年間と長めで、語学学校に通える期間にも制限がないため、海外でしっかりと英語を学びたい人にオススメですよ。

ロンドンには日系企業が多いので、日本での経験や資格を活かしてオフィスワークをする人もいます。

滞在可能期間が長い分自由に過ごしやすく、フルタイムで働いたり、短期間のアルバイトをしながら観光を楽しんだりと、さまざまな経験ができるでしょう。

滞在可能期間 2年
語学学校へ通える期間 無制限
ビザ申請料 244GBP
必要な預金残高 2,530GBP

アイルランド

アイルランドは比較的日本人が少なく、語学学校もヨーロッパからの学生が多いため、日本人の少ない環境で勉強や仕事を頑張りたい人にオススメです。英語は第一公用語であるアイルランド語の影響を受けており、独特の発音や表現があります。

仕事はレストランやツアーガイド、ベビーシッターなどが人気です。英語力に自信がない場合でも、皿洗いやホテルの清掃などの仕事ができます。

滞在可能期間 1年
語学学校へ通える期間 無制限
ビザ申請料 13,800円
必要な預金残高 50万円以上

ワーキングホリデーに必要な英語力

ワーキングホリデーに必要な英語力は、日常会話程度なら中学英語レベルの知識で十分コミュニケーションが取れます。ただし、リスニングに慣れていないとネイティブの話すスピードについていけず、聞き取れないことがあるでしょう。

仕事をする場合は、業務に必要な語彙や表現も覚える必要があります。日常ではあまり使わない表現もあるかもしれませんが、仕事を通して身につけられるでしょう。現地で就きたい仕事がすでに決まっている場合は、その職種で必要な英会話に絞って勉強すれば、渡航前に必要な英語力を効率的に身につけられます。

文法の知識が十分にありリーディングが得意な人でも、英会話自体に慣れていないとネイティブとの会話のスピードについていけなかったり、言いたいことをとっさに表現できなかったりします。

ワーキングホリデーに向けて英語を学習するなら、オンライン英会話などを活用し、英会話の勉強に注力しましょう。

ワーキングホリデーに向けた英語の勉強方法

ここでは、ワーキングホリデーに向けた英語の勉強方法を具体的に紹介します。

  • 中学英語レベルの基礎を復習する
  • シャドーイングでリスニング力と発音を磨く
  • アウトプットしながら語彙力を増やす
  • オンライン英会話でスピーキングに慣れる

中学英語レベルの基礎を復習する

英語力に自信のない人は、まずは中学英語の復習からはじめましょう。最低でも中学英語レベルの文法を理解していないとコミュニケーションを取るのが難しく、リスニングやスピーキングの上達にも時間がかかってしまいます。

参考書を使い、英語の時制や文構造を学習しましょう。

「勉強自体が苦手」「どのように勉強を進めればいいかわからない」という方は、英語コーチングを頼るのも手です。

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シャドーイングでリスニング力と発音を磨く

シャドーイングとは、英語の音声のすぐあとを追って復唱する英語の勉強方法です。

音声が終わってからではなく、流れている音声を追いかけながら聞き取ったとおりに発音します。シャドーイングは以下の流れで実施しましょう。

  1. 集中して音声を聞く
  2. テキストを見ながらリスニング
  3. 一文ずつ区切って復唱
  4. テキストを見ながらシャドーイング
  5. 何も見ずにシャドーイング

シャドーイングでは聞いてすぐに発音するため、正しいアクセントやリズムを学びやすく、リスニングとスピーキングの両方を学習できます。

より詳しいシャドーイングのやり方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介

アウトプットしながら語彙力を増やす

自分の言いたいことを英語で表現するには、語彙力が重要です。語彙力をつけるには、アウトプットを意識しながら英単語を勉強していきましょう。

英単語をどれだけ多く覚えても、実際に使いこなせなければコミュニケーションに役立ちません。たとえば、あるニュースを英語で読んで理解したあと、何も見ずに自分の言葉でニュースの内容を説明できるでしょうか。

英会話には「理解するための語彙力」だけでなく「伝えるための語彙力」も必要です。

単語帳を使って暗記をするのではなく、英語で日記を書いたり、英語でひとりごとを言ったりして、日常でよく使う英単語を中心にアウトプットをしましょう。

詳しい語彙力のつけ方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:英語の語彙力がアップする勉強法7選! レベル別目安やおすすめ本も紹介

オンライン英会話でスピーキングに慣れる

スピーキングの練習はひとりでも可能ですが、会話のスピード感やとっさの一言などは英会話を通してしかなかなか身につきません。英会話を練習するなら、自宅から簡単に受講できるオンライン英会話がオススメです。

Bizmatesのオンライン英会話では、必要なフレーズを1ヶ月で学べる「Bizmates Starter」、仕事に必須なフレーズを学べる「Level 0」などのプログラムを用意しています。

初心者向けのレッスンやワーキングホリデー中に仕事で使う英語に絞ったレッスンを受けられるので、効率よく英語力を向上させられますよ。また、ビジネスでの適切なコミュニケーションの取り方や文化の違いを配慮した会話なども学べます。

まずはぜひ無料お試しレッスンで雰囲気を確かめてみてください。

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ワーキングホリデーで英語力をアップさせるコツ

ワーキングホリデーに行くだけでは英語力の向上は難しく、滞在先でも努力が必要です。ここでは、ワーキングホリデー中に英語力をアップさせるためのコツを紹介します。

  • 現地の人と積極的にコミュニケーションをとる
  • 語学学校を併用する
  • ホームステイする
  • 日本人が少ない環境で働く

現地の人と積極的にコミュニケーションをとる

ワーキングホリデー中は現地の人と積極的に関わりましょう。

海外で生活していても、日本人とばかり交流していてはなかなか英語力を伸ばせません。

日本人同士でも英語を話すようにしていても、つい難しい表現は日本語で言ってしまったり、日本人に聞き取りやすいアクセントのリスニング力しか上達しなかったりします。

もちろん日本人同士で助け合うことも大切ですが、英語力は現地の人と日常的に話すことで飛躍的に上達します。生の英語に触れられるよう、パーティーや趣味の集まりなどに参加してなるべく多くの現地の人に出会いましょう。

語学学校を併用する

ワーキングホリデー中は学校に通えるので、語学学校で集中的に英語を勉強するのもよいでしょう。金銭的な負担はありますが、これからの生活に必要な英語を教えてもらえます。

渡航してすぐに仕事をはじめる自信がない人は、まずは語学学校に通いながら就職に向けて準備しましょう。アルバイトをしながら学校に通うことも可能です。

語学学校にはさまざまな国からの留学生が集まっているため、多様なイントネーションやアクセントにも触れられます。

語学学校へ通える期間は国によって異なるので、ワーキングホリデー先の条件を確認してみましょう。

ホームステイする

ネイティブの家でホームステイすれば、必然的に家の中でも英語を話さなければいけなくなり、英会話の機会が増えます。

ホストファミリーと一緒に料理をすれば食材や調理に関する英語を、夕飯を一緒にとれば自分の一日を相手に伝えるための英語を身につけられるでしょう。

ただし、ホームステイを受け入れている家庭は必ずしもネイティブスピーカーとは限りません。英語が流暢でないホストファミリーもいるので、ホストファミリーの詳細は事前によく確認しましょう。

日本人が少ない環境で働く

日本食レストランでの仕事や日本人観光客を相手にする仕事ではなく、現地のお店や企業で働きましょう。

日本語が伝わらない環境では、正しい表現がわからない場合でも何とかして伝えなければなりません。「いざというときは日本語で言えばいいや」という甘えが通用しないので、徹底的に英語力を磨けます。

ハードルは少し高いですが、確実に英語力を伸ばしたいなら、日本人が少ない環境で働いてみましょう。

まとめ

ワーキングホリデーは中学英語レベルの知識があればコミュニケーションを取れますが、英会話自体に慣れていないとどれだけ文法の知識があっても会話についていけません。

ワーキングホリデーに行く前に、オンライン英会話を通して実用的なリスニングやスピーキング力をつけましょう。

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