英語を話せるメリットとは？目的別に合った学習方法も解説

「なんとなく英語を勉強しなきゃと思うけど、英語が話せるとどんなメリットがあるんだろう？」

「なかなか英語学習のスイッチが入らない…　そもそも英語を勉強する意味あるのかな」

こんな風に感じている方もいるのではないでしょうか。

「英語を話せることでどんなメリットがあるのか」が見えていない場合、なかなか英語学習に対するモチベーションを得ることができません。

そこで本記事では、英語を話せるメリットを「社会人が英語を話せるメリット」「趣味で英会話を学ぶメリット」「学生のうちに英語を話せるようになるメリット」に分けて詳しく解説します。

また、学習目的ごとにおすすめの英語の学習法や英語習得にかかる時間なども紹介しているので、英語を話すことに興味がある方、英語学習を始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

英語を話せるメリット

英語を話せるメリットを理解することで、学習の意義が明確になり、英語学習のやる気が湧いてくるはずです。

早速ですが、「社会人が英語を話せるメリット」「趣味で英会話を学ぶメリット」「学生のうちに英語を話せるようになるメリット」に分けて、それぞれ詳しく解説していきます。

社会人が英語を話せるメリット３つ

転職活動の際有利になる

求人市場において、英語が話せると大きなアドバンテージとなります。

現在、多くの企業が海外進出を図っており、グローバル市場で競争力を持つため、バイリンガルや多言語話者を求めています。

英語力があることで、より多くの求人に応募することができ、さらに面接の際には強力なアピールポイントとなるでしょう。

特に外資系企業や国際的なプロジェクトを抱える企業では、英語力が必須条件となっていることが多いため、転職活動の幅が広がるのです。

キャリアの選択肢が増える

英語を話せることで、キャリアの選択肢が広がります。

例えば、海外での勤務や国際的なプロジェクトに参加する機会が増えるだけでなく、リモートワークやフリーランスとして世界中のクライアントと仕事をすることも可能です。

さらに、英語力を活かして通訳、翻訳、語学教師、国際ビジネスコンサルタントなどの専門職に就くことも視野に入れることができます。

このように、英語を話せることで自分のキャリアの可能性を最大限に引き出すことができるのです。

昇進や昇給がしやすくなる

近年では、昇進・昇格の条件として、「TOEIC〜点以上」など一定の英語スキルを設定する企業が増えています。

転職サービス・dodaが発表した「TOEICスコアが高いほど年収は高い！スコア別平均年収と転職成功アドバイス」調査では、TOEICスコアと年収の相関関係が明らかになりました。この結果から、TOEIC800点以上の資格を持つ方は、スコアなしの方と比較して、年収100万円以上、900点以上の方は、150万円以上の差がついているのです。

さらに、700点台より上のスコア層になると、TOEICのスコアと年収の相関が顕著になっています。

このように英語力の向上により、自身のキャリアアップや昇給につながることがわかりますね。

引用記事：TOEICスコアが高いほど年収は高い！スコア別平均年収と転職成功アドバイス

趣味で英会話を学ぶメリット３つ

海外旅行で、自由にコミュニケーションできるようになる

英語は世界共通語といわれているだけあり、英語が公用語でない国でも、第二言語として習得している人がほとんどです。

そのため、英語が話せると、海外旅行中に自由なコミュニケーションをとれるようになります。

例えば、レストランやホテルなどで、現地の方におすすめの観光地を聞いたり、人気のお土産を教えてもらったりと、情報収集が容易になるでしょう。

また、トラブルが発生した際にも、英語で助けを求めることが可能になるため、より安心して海外旅行を楽しめます。

海外ドラマや英語がより楽しめる

英語が聞き取れるようになると、海外映画やドラマを、オリジナルのニュアンスのまま楽しむことができます。

日本語だと意訳されてしまうフレーズが、そのまま英語で理解できるようになることで、作品をより深く理解し、味わうことができるでしょう。

さらに、英語のジョークや文化的な表現も、そのままの形で楽しめるようになります。

字幕に頼らずに理解できるようになると、キャラクターのセリフや会話のリズム、微妙なニュアンスもよりリアルに感じられるのです。

これにより、作品の世界観やストーリーに一層没入することができるでしょう。

多様性を養える

英語を通じて、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と交流することで、多様性を養うことができます。

異なる文化や価値観に触れることで、自分の視野が広がり、より柔軟な思考が身につきます。

こうした経験を通じて、他者との共感力や理解力が高まり、異なる意見や背景を持つ人々とのより豊かな人間関係を築くことができるようになるでしょう。

学生のうちに英語が話せるようになるメリット３つ

海外大学への入学や留学などの進路の幅が広がる

英語が話せることで、海外大学への入学や留学などの進路の選択肢がより幅広くなります。

国や地域を問わず、多くの国際的評価の高い大学において英語での授業を提供しており、英語のスキルがあればこれらの大学に挑戦することができるのです。

さらに、英語力は奨学金を獲得する際にも有利に働きます。

多くの奨学金プログラムでは、一定の英語レベルを応募条件として設けていることが多く、英語力が高いほど競争力が増します。

英語ができることで、自らの可能性を広げることができ、異文化の中で学習することは、グローバルな視野を広げることにもつながるでしょう。

就職活動の際に有利に働く

英語が話せることは、就職活動においても大きな強みとなります。

例えば、グローバルに展開する企業や、外国人とのコミュニケーションが求められる職種では、英語力が求められることが多いので、英語力が高いほど、そうした企業や職種を志望する際に大きなアドバンテージとなるのです。

また、エントリーシートを書く際や面接の場においても、英語力や英語を活かした経験、TOEICなどの資格スコアはアピールしやすいポイントです。

以上のように、英語が話せることは、就職活動において多くのメリットがあるので、将来を見据え、学生のうちに英語力をしっかりと身につけておくことは、十分価値があることだと言えるでしょう。

高校・大学受験に有利

学生のうちに一定の英語力を得ると、進学する際に大きなアドバンテージとなります。

現在、多くの大学では、英検やTOEICの資格を持っていると、大きな評価点となっているのです。

実際にいくつかの大学では、ほとんどの学校が英検利用入試を実施しています。

具体的には、入試の得点に加点されたり、英語試験の免除を受ける資格を満たすことができるのです。

文系・理系に関わらず、ある程度の英語力があると入試において有利に働くというメリットがあることがわかるでしょう。

【目的別】おすすめの英語学習法

続いて、目的別に合わせた最適な学習法を紹介します。

英語を話せるメリットと合わせて、正しい学習法を知り、効率的に英語力を身に着けていきましょう。

社会人向けの学習法

英語学習を習慣化する

英語の学習時間を生活に組み込み、習慣化することで、自然と学習に取り掛かることができるでしょう。

時間や場所を問わずに利用できるオンライン英会話サービスは、就寝前の時間や出勤前の時間をうまく利用することができます。

例えば、２５分のレッスンを継続的に続けると、１年間で外国の方と仕事で必要な会話ができるレベルまで成長できるといわれています。

さらに、時間が限られている社会人にとって、隙間時間を有効に活用した英語学習の習慣化は、非常に効果的です。

具体的には、通勤中や移動中などの数十分間にPodcastやYouTubeの英語を聞き、英語を日常的にインプットさせることで、「英語脳」を鍛えることができるでしょう。

ビジネス英語から学習する

社会人の方が効率的に英語を習得したい場合、仕事で実際に使う英語、つまりは「ビジネス英語」から学ぶことをおすすめします。

ビジネス英語は難しいと思われがちですが、実は使う場面ごとに必要な語彙やフレーズがある程度決まっているため、日常英会話よりも効率的に習得できます。

具体的には、日常英会話では3,000～4,000語が必要とされるのに対し、ビジネスシーンでは1,500語程度の語彙で十分会話が成立すると言われています。

また、仕事で使う英語の語彙や言い回しなどは、日常英会話の物とは異なるので、仕事のために英語を学習するなら最初からビジネス英語から学びましょう。

とはいえ、「ビジネス英語をどう学習したらいいか分からない」と感じている方もいらっしゃるでしょう。

学習に悩まずにビジネス英語を身につけたいなら、ビジネス英会話に特化したビズメイツ（Bizmates）で英語を学びませんか。

ビズメイツでは、30段階の英語レベルに分かれたビジネス特化型教材で英会話レッスンを行うので、初心者の方でも上級者の方でも自分に合ったレベルから英語学習を始められます。

また、ビズメイツのトレーナー全員がビジネス経験者なので、実際のビジネスシーンで交わされる英会話に沿ったフィードバックやアドバイスが可能です。

気になる方は、ぜひ一度、無料体験レッスンを実施してみてください。

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参考記事：忙しい社会人のための3ステップの英語勉強法と使えるツール5選【継続のコツも解説】
参考記事：オンライン英会話は1年で英語が話せるようになる？その理由とオススメの活用法

趣味で英会話を学習する方向けの学習法

普段のドラマや映画の視聴にひと手間加える

英語を趣味として活用する場合、普段のドラマや英語の視聴にひと手間加えることで、楽しみながら英語学習を行うことができます。

例えば、Netflixなどをはじめとした配信サービスを利用し、日本語字幕と英語字幕を交互に表示しながら視聴することで、リスニングスキルに加えて、リーディングスキルも向上することができるのです。

さらに、覚えたフレーズやお気に入りのセリフを真似て実際にアウトプットすることで、自然なカジュアルの英語をも身に着けることができるでしょう。

勉強仲間をみつける

英語学習の際に、勉強仲間を見つけることでモチベーションを維持しやすくなります。

Duolingoなどの言語学習アプリでは、アプリを通じて世界中の学習者とつながることができるのです。

学習進捗の共有や、競争心を刺激されるゲーム機能により、継続的に楽しく英語学習に励むことができます。

勉強仲間をみつけることで、より充実した英語学習の実現が可能となるでしょう

学生向けの学習法

具体的な目標や期限を定める

学生が効率的に英語を学習するためには、具体的な目標や期限を定めることが重要です。

例えば、「３か月後のTOEICで８００点を目指す」などの明確な目標設定により、英語学習のモチベーションを高めることができます。

目標が定まれば、テキストや参考書を活用し、学習計画を立てましょう。

１日単位で勉強量や時間を管理することで、緊張感を持って学習に取り組むことができます。

実際に英語を使う機会を持つ

自分が得た英語力をどれだけアウトプットするか確かめるため、実際に英語を使う機会を持つことが非常に肝心です。

日常で英語を使う機会の少ない人は、オンライン英会話レッスンの受講により、リアルなコミュニケーションを英語で行う経験を積みましょう。

さらに、時間にフレキシブルである学生のうちに、思い切って海外留学をすることも一つの手です。

異文化の中で学習することで、教科書では学べない生きた英語を習得することができます。

実践的な学習法を取り入れることにより、より自然に英語を使いこなせるようになるでしょう。

英語学習をするにあたっての注意点

英語学習では、単にインプットを増やすだけでは不十分で、積極的にアウトプットの機会を持つことが必要です。

単に理屈を理解するだけではなく、実際に使える「伝わる英語」を習得することが重要となってきます。

例えば、学んだ表現や単語を実際の会話で使えなければ、どれだけ英語の知識を蓄えても、実際のコミュニケーションでは役に立ちません。

自分の考えを英語でまとめて発信する練習を積むことで、効率的に英語力を向上させることができます。

また、アウトプットを通じて、自分の弱点を把握し、その部分を強化することで、「伝わる英語力」を身に着けることができるでしょう。

さらに、毎日学習を継続することも大切です。

週末に4時間ずつまとめて勉強するのではなく、たとえ30分でも毎日続けることで、英語の定着度が高まります。

継続的な学習は、言語習得において最も効果的な方法の一つです。

毎日の小さな積み重ねが、大きな成果へとつながります。

英語習得と必要時間の目安

これまで、英語が話せるメリットや学習法について解説してきましたが、実際にメリットを得られるには、どのくらいの時間がかかるのか気になりますよね。

それでは、英語力を得るため、一般的にどのくらいの学習時間が期待されるのかを解説していきます。

高校卒業レベルであるといわれている英検２級を取得するには、約150時間の勉強時間が必要であるとされています。（英検準２級を保持していると仮定した場合）

毎日２時間学習する場合、約２か月半で達成することができるのです。

また、ビジネスで最低限必要なレベルである英検準1級を取得するには、英検２級保持者で、約３００〜４００時間必要とされています。

毎日２時間の学習で、約２００日、すなわち６か月半必要となるでしょう。

半年以上という期間は非常に長く感じますが、あくまでこれは一つの目安であり、実際の学習ペースや環境によって、達成までの期間は変わる可能性があります。

たとえば、集中的に学習を行うことで、より短期間で目標を達成することも可能ですし、逆に忙しい日常の中で無理なく継続するために、学習時間を分散させることで、ゆっくりと進めることもできます。

学習を始める時点での英語力と目標によって学習機関は異なるとは思いますが、最低でも3か月～6か月程度の学習は必要になことを念頭に置いておきましょう。

英語学習についてよくある質問

ここでは、本格的な英語学習が初めての方や学習にブランクのある方が抱きがちな疑問について解説していきます。

Q.英語を学ぶ際のデメリットはないの？

英語を話せる上でのデメリットはありませんが、言語を学習する過程においては、お金がかかるという点があげられます。

例えば英会話教室に通うと、グループの人数にもよりますが、1回のレッスンで2,000円〜必要とされています。

さらに、海外に１年間留学するならば、学費や生活費等でおよそ300万円から450万円ほどかかるとされています。

このように、英語を学習するとなると、多額の出費を伴ってしまう点がデメリットであるといえるでしょう。

しかし、学習法の工夫次第では、コストを抑えて英語を学ぶことができます。

例えば、オンライン英会話レッスンでは、英会話教室にかかる費用と比べて、1レッスン300円〜500円ほどで受講することができます。

レッスン時間は平均約30分と短くはなりますが、自宅で受講でき、ほとんどのサービスでレッスンを毎日受講できるため、学習時間を十分確保することができます。

他にも、最近ではYouTubeやPodcastなどで無料で利用できる学習コンテンツがあったり、異文化交流できる場や英会話カフェと言ったものも増えて来て得るので、工夫次第でコストを抑えることも可能です。

Q.１番最初はなにから手を付け始めたらいい？

英語学習を始める際には、まず目標を明確に設定することが必要です。

例えば、「英語でプレゼンができるようになる」「英検準2級を取る」など、具体的な目標を立てましょう。

その後、基本的な文法や単語の学習から始めます。

これが英語の基礎となり、その後のリスニングやリーディング、ライティングやスピーキングに進むための土台を作ります。

段階的なアプローチを取ることで、学習が進むにつれて自然にスキルが向上していくでしょう。

最初は簡単な教材やアプリを使って基礎を固め、その後、徐々に実践的な練習に移行していくことが理想的です。

Q.英語を短期間で話せるようになるには？

英語を短い期間で話せるようになるためには、「英語を楽しむ」ことが重要です。

これを音楽の例を用いて説明します。

音楽を聞くのが楽しいから、音楽を好きになる。音楽を聴く前から勉強し、ある程度の知識を得てから聴く人はなかなかいません。

このように、英語も、外国人と英語でコミュニケーションする楽しさを知ることが重要です。

自ら学習する内容を選択し、積極的に実践することで、「英語を楽しむ」ことができます。

そして具体的に「英語を楽しむ」には、①英語学習を習慣化する、②目標に合わせて、自分に足りない点を集中的に学ぶ　

など、英語学習を生活の一部として、英語を使う幅を広げてみましょう。

1年間を目安に学習を続けると、短い期間でかなり英語を上達させることができますよ。

参考記事：英語が短期間で上達する秘訣は「英語を生活の一部」にすること

最後に

本記事では、英語を話せるメリットをそれぞれのニーズに合わせて解説するとともに、それに最適な学習法に関しても解説いたしました。

英語が話せることは、進学やキャリアアップの際に役立ったり、異文化交流によって世界が広がったりと、そのメリットは多岐にわたります。

自分の現在や将来に繋がるメリットを知って英語学習のモチベーションを高め、本記事でご紹介した学習法を参考にぜひ英語力を身につけてください！