英語学習法
2023.10.26
英会話でのインタビューを円滑にこなすコツを解説!オススメの学習方法も紹介
「英会話でのインタビューと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?」
- 海外の俳優が新作映画を発表するシーン
- 外資系企業へ転職面接をするシーン
- 海外の大統領が声明を発表するシーン
などがありますよね。
しかし、インタビューのシーンは、それだけにとどまりません。
英会話でインタビューができることで、的確に意図を相手に伝えられたり、深い会話をしたりすることなどに役立てられます。
ただし、英会話でのインタビューと聞くと難しそうと思ってしまう方も少なくありません。
本記事では、企業が英会話を使用するシーンを紹介後、英会話でのインタビューをこなすコツを解説します。
Contents
企業が英会話インタビューを実施する3つの場面
企業が英会話でインタビューを実施する場面は、下記の3つに分けられます。
- 街頭インタビュー
- 対談インタビュー
- グループインタビュー
それぞれの場面で、注意すべきポイントが異なります。
街頭インタビュー
街頭インタビューとは、街中でインタビューの対象者を選び、指定するテーマに対して意見を聞く調査方法です。
事前に対象を定めている場合は、目視でターゲットになるかを判断し、インタビューを実施するのが基本です。
たとえば、幼児向け商品について意見を求めるときは、小さなお子さんを連れている保護者にターゲットを絞れます。
上記のように、自社にとって必要な情報を持っている方にインタビューすることで、得たい情報を獲得できる確率が高くなるでしょう。
ただし、街頭インタビューは通行人に突然話を聞くため、長時間のインタビューには応じてくれません。
そのため、質問内容も簡潔にまとめて伝える必要があります。
対談インタビュー
対談インタビューとは、インタビュアーとインタビュイーが1対1で会話をして、相手の考えを引き出す手段のことです。
街頭インタビューと比較して、対談インタビューは時間が長く、1時間〜2時間ほどの時間を要します。
対談インタビューのメリットは、以下が挙げられます。
- インタビュイーの人となりを理解できる
- 大勢の前では話せない情報を聞き出せる
- 深い話を聞き出せる
インタビュアーは、インタビュイー自身の経歴や仕事内容、専門分野を事前に調査し、会話の内容を掘り下げる必要があります。そのため、日常英会話だけでなく、話す内容に応じて、ある分野に特化したビジネス英語を学んでおく必要があります。
グループインタビュー
グループインタビューは、司会の進行に従いながら、5〜6人の対象者がグループとなってテーマに沿って話し合い、情報を収集する調査方法です。
お互いの意見を交わし、話を深掘りすることで、企業はより深い情報を知ることができます。
消費者の潜在ニーズを知るために、グループインタビューが実施されることが多いです。
また、複数のグループを作成して同じテーマについてディスカッションさせることで、グループ間の意見の相違を比較できるのも特徴です。
英会話でのインタビューを円滑にこなす5つのコツ
英語でのインタビューは、日本語のインタビューと比べて難しいのでは?と思っている方も多くいるでしょう。
ですが、流れや注意すべきポイントは日本のインタビューと大きくは変わりません。
しかし、英語ならではの注意すべきポイントもあるので、本章で詳しく解説します。
- 挨拶をして場を和ませる
- 相手の話に共感して自己開示をする
- 単語から話を膨らませる
- 失礼な言葉は使わない
- 感謝の言葉で締める
挨拶をして場を和ませる
インタビュアーから挨拶をして場を和ませることが重要です。
挨拶から会話の糸口を作ることで、相手に話しやすい雰囲気を作れます。
英語では日本語の「よろしくお願いします」に該当する表現がないため、以下の英語のフレーズを使用しましょう。
- Nice to meet you!
(はじめまして!) - It’s a pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)
「Nice to meet you!」は初対面の場面で使用される定番のフレーズです。
「It is pleasure to meet you.」は「Nice to meet you!」より丁寧な印象を与えるため、ビジネスシーンでの使用に適しています。
シーンに応じた挨拶のフレーズを使用すると、相手に悪い第一印象を与えませんし、インタビューを良好なものにできるでしょう。
インタビューの挨拶で使用できる英会話フレーズを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:「よろしくお願いします」って英語で何と言う?場面別表現と例文
相手の話に共感して自己開示をする
相手の発言に対して共感して、お互いの共通点を見つけ、その話題について自ら話をしましょう。
相手の興味のある分野についてインタビュアーから話すことで、相手から必要な情報を聞き取りやすくなります。
これを「自己開示の返報性」と呼びますが、相手に自己開示をすることで、より深い話を聞き出せます。
一方通行な会話になることなく、双方向的な会話になるのでインタビュイーも楽しんで話をしてくれるでしょう。
単語から話を膨らませる
単語のニュアンスからインタビュイーの心情を察知して、話題を膨らましましょう。
相手の言葉に対して「OK」や「Yes」などの単調な返事をしていると、会話が進展しません。
聞き取れた単語に対して質問をすることで、相手の話を広げられ、思ってもいなかった新しい情報を得ることが可能です。
会話を膨らませるときのフレーズには、以下のようなものが挙げられます。
- The word, “〇〇”, came out. Do you like 〇〇?
〇〇という単語が出てきました。あなたは〇〇が好きですか? - Really? I like 〇〇, too.
そうなんですね!私も好きなんです。
上記のように、インタビュイーに対して反応をすることが大切です。
ただし、センシティブな話題に質問をした場合、相手に失礼だと思われます。
結果、インタビュイーを怒らせてしまうことがあるので注意しましょう。
失礼な言葉は使わない
ビジネスシーンに適さない表現や、一般的に失礼とされている英語は使わないようにしましょう。
相手の機嫌を損ねることにつながり、相手から話を聞き出すことは疎か、インタビュー自体今後引き受けてもらえなくなる恐れがあります。
たとえば、以下のような英語のフレーズは、ビジネスシーンでは適さないとされています。
- You know?
知っているよね? - Are you joking?
冗談でしょ?
「You know?」は親が子どもに言い聞かせるときに多用されるため、目上の人に使うべきではありません。
また「Are you joking?」はビジネスシーンで話すにしては、カジュアルすぎるでしょう。
インタビューで相手に不快さを感じさせないためには、丁寧な言い回しを意識しましょう。そうすれば、相手に失礼な印象を与えません。
感謝の言葉で締める
インタビューが終わったら、感謝の言葉で締めくくりましょう。
ただし「Thank you」や「I appreciate it」だけでは、具体的に何に感謝しているのかわかりませんし、素っ気ない印象を与えます。
インタビュイーは自分の時間を削ってインタビューを引き受けてくれています。丁寧に感謝の言葉を伝えることで、気持ちをより明確に伝え、良好な印象を残すことが可能です。
丁寧な感謝に関する英語表現のバリエーションには、以下のような言い方があります。
- Thank you for taking the time for us.
このたびは、弊社のインタビューを受けてくださりありがとうございます。 - Thank you for agreeing to be interviewed.
インタビューに出席いただきありがとうございました。
上記のような感謝の言葉で締めることで、印象が良くなり、インタビューをきっかけとして、企業間の取引につながることも考えられるでしょう。
締め括りの言葉を詳しく学びたい方は、以下の記事もオススメなので、チェックしてくださいね。
関連記事:ビジネスで必須!「ご対応ありがとうございます」を意味する英語表現辞典
英語のヒーローインタビューを参考にするのもアリ
対象者にインタビューを依頼する際は、質問に対してインタビュイーがどのような返答をするのか推測し、準備をしておくのもよいでしょう。
質問の返答を推測する手段として参考になるのが、ヒーローインタビューです。
インタビューシーンを参考にすることで、どのようなフレーズが出てきたときに特に注意して話を聞くべきなのか、判断がつくようになりますよ。
本章では、以下の2人のヒーローインタビューを参考にして紹介します。
- 大坂なおみ選手
- セリーナ・ウィリアムズ選手
大坂なおみ選手
2019年1月〜2月にかけて行われた全豪オープンの準決勝で、大坂なおみ選手がインタビューに応じたときに使用したフレーズを紹介します。
- To be honest, I was so scared serving second serves
正直なところ、セカンドサーブをするのが怖かった
「to be honest」は「正直なところ」「実は…」という意味があり、直後に心境を表す言葉が続きます。
そのため、上記のフレーズが使われたときは、相手の本心を聞ける可能性が高まります。
「To be honest」を使用した英文の事例は、以下の通りです。
- To be honest, I was against selling this business.
正直なところ、私はこの事業の売却に反対でした。 - To be honest, I thought I’m not suitable for this job.
正直に言って、私はこの仕事に向いていないと思っていました。
セリーナ・ウィリアムズ選手
2022年8月〜9月にかけて行われている全米オープンの第2回戦で、セリーナ・ウィリアムズ選手がヒーローインタビューで使用した英語フレーズを紹介します。
- I mean I’m just Serena you know so…
つまり、ご存知の通り私はただの「セリーナ」です。
「I mean」は「つまり」「私が言いたいのは」などを意味しており、相手に説明をする前置きとして使用されます。
具体的な使用例は、以下の通りです。
- I’m pretty good at sales. I mean, I can sell many products.
私は営業が得意です。つまりね、私はたくさんの商品を売ることができるんです。 - I think he will come to dinner. I mean he has nothing to do tonight.
彼は会食に来ると思います。 だって彼、今夜やることないんですもの。
表現について詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:「つまり」って英語で何と言う?すぐ使える英語表現10選
インタビューを英会話でこなすための学習方法は、以下の通りです。
- YouTubeでインタビュー動画を見る
- 参考書を使って勉強する
- オンライン英会話で練習する
YouTubeでインタビュー動画を見る
YouTubeでは、ネイティブが話すインタビュー動画を見られます。
英語のリスニング力を鍛えられますし、YouTubeの字幕機能を使用すれば、英単語を正しく聞き取ることもできるでしょう。
YouTubeを使用して英会話を鍛えるときは、シャドーイングが効果的です。
シャドーイングとは、聞こえてくる英語音声のすぐ後を追って復唱する勉強方法のこと。
英語を聞いてすぐに発音をするので、アクセントやリズムを覚えやすくなり、インタビューにも活用できますよ。
シャドーイングのやり方を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
関連記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
参考書を使って勉強する
英文法をしっかりと学びたいなら、参考書で学習するのも良いでしょう。
インタビューでは、より相手に伝わりやすく話すことが重要ですので、中学レベルの文法知識で充分です。
参考書を使用して勉強するときは、英文やフレーズを声に出して読みながら、使用されるシチュエーションをイメージしましょう。実践のシーンに応じて、学習した英語フレーズをパッと使用できるようになりますよ。
自分のインタビューフレーズが合っているか心配な時は、実際に英語で話すアウトプットの場を持ちましょう。
誰かにフィードバックをされることで、フレーズの定着も早くなります。
オンライン英会話で練習する
オンライン英会話は、実際に講師と英会話をして学習する形式です。
講師と英会話をするため、リスニング力やスピーキング力だけでなく、以下のような能力が養われます。
- 英語でのコミュニケーション力
- 相手に的確に物事を伝える力
- 異文化を受け入れるマインド
オンライン英会話では、講師と異文化について会話をする機会もあります。
日本人とは異なる相手の文化を知り、理解することで、違いを受け入れるマインドを身につけることが可能です。
オンライン英会話は、本番を想定した練習ができるため、的確な質問の仕方を学べることや、質問ごとに相手の反応を伺う力をも養えます。
オンライン英会話でインタビューをするならBizmatesで学ぼう
インタビューの練習をするなら、実際に丁寧な言い回しでの英語や、インタビューの場面をイメージしてくれる相手と学ぶと手っ取り早いです。
Bizmatesは、ビジネス英語に特化しているオンライン英会話サービスです。
弊社では、ビジネスシーンにおいて「simple(簡潔)・polite(丁寧)・effective(効果的)」に話すことがビジネスで成果を出すことに繋がると考えています。
また、トレーナーは全員がビジネス経験者なので、インタビューで必要な英語力はもちろん、話の進め方やマナーまでアドバイスすることができます。
レッスンタイプの中の「Assist Lesson」は、フリートーク形式のレッスンのため、自由に英語課題を持ちこみ相談することもできます。
インタビューの練習も可能なので、トレーナーにインタビュイー、インタビュアーをお願いして、インタビューのコツも聞いてみると良いでしょう。
レッスンで学んだことをすぐに実践のインタビューで活かせるため、Bizmatesを活用してみてください。
まとめ
英会話でのインタビューを円滑にこなすためには、場を和ませ、相手の話に共感することが大切です。
相手の話に共感して情報を引き出すためには、英語で相手に物事を的確に伝える能力や、コミュニケーション力が求められます。
上記の能力を鍛えるために有効なのが、オンライン英会話です。
インタビューは会話なので、実際に会話練習をすることが重要となります。
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