英会話でのインタビューを円滑にこなすコツを解説!オススメの学習方法も紹介

「英会話でのインタビューと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?」

  • 海外の俳優が新作映画を発表するシーン
  • 外資系企業へ転職面接をするシーン
  • 海外の大統領が声明を発表するシーン

などがありますよね。

しかし、インタビューのシーンは、それだけにとどまりません。

英会話でインタビューができることで、的確に意図を相手に伝えられたり、深い会話をしたりすることなどに役立てられます。

ただし、英会話でのインタビューと聞くと難しそうと思ってしまう方も少なくありません。

本記事では、企業が英会話を使用するシーンを紹介後、英会話でのインタビューをこなすコツを解説します。

企業が英会話インタビューを実施する3つの場面

企業が英会話インタビューを実施する3つの場面企業が英会話でインタビューを実施する場面は、下記の3つに分けられます。

  • 街頭インタビュー
  • 対談インタビュー
  • グループインタビュー

それぞれの場面で、注意すべきポイントが異なります。

街頭インタビュー

街頭インタビューとは、街中でインタビューの対象者を選び、指定するテーマに対して意見を聞く調査方法です。

事前に対象を定めている場合は、目視でターゲットになるかを判断し、インタビューを実施するのが基本です。

たとえば、幼児向け商品について意見を求めるときは、小さなお子さんを連れている保護者にターゲットを絞れます。

上記のように、自社にとって必要な情報を持っている方にインタビューすることで、得たい情報を獲得できる確率が高くなるでしょう。

ただし、街頭インタビューは通行人に突然話を聞くため、長時間のインタビューには応じてくれません。

そのため、質問内容も簡潔にまとめて伝える必要があります。

対談インタビュー

対談インタビューとは、インタビュアーとインタビュイーが1対1で会話をして、相手の考えを引き出す手段のことです。

街頭インタビューと比較して、対談インタビューは時間が長く、1時間〜2時間ほどの時間を要します。

対談インタビューのメリットは、以下が挙げられます。

  • インタビュイーの人となりを理解できる
  • 大勢の前では話せない情報を聞き出せる
  • 深い話を聞き出せる

インタビュアーは、インタビュイー自身の経歴や仕事内容、専門分野を事前に調査し、会話の内容を掘り下げる必要があります。そのため、日常英会話だけでなく、話す内容に応じて、ある分野に特化したビジネス英語を学んでおく必要があります。

グループインタビュー

グループインタビューは、司会の進行に従いながら、5〜6人の対象者がグループとなってテーマに沿って話し合い、情報を収集する調査方法です。

お互いの意見を交わし、話を深掘りすることで、企業はより深い情報を知ることができます。

消費者の潜在ニーズを知るために、グループインタビューが実施されることが多いです。

また、複数のグループを作成して同じテーマについてディスカッションさせることで、グループ間の意見の相違を比較できるのも特徴です。

英会話でのインタビューを円滑にこなす5つのコツ

英会話でのインタビューを円滑にこなす5つのコツ

英語でのインタビューは、日本語のインタビューと比べて難しいのでは?と思っている方も多くいるでしょう。

ですが、流れや注意すべきポイントは日本のインタビューと大きくは変わりません。

しかし、英語ならではの注意すべきポイントもあるので、本章で詳しく解説します。

  • 挨拶をして場を和ませる
  • 相手の話に共感して自己開示をする
  • 単語から話を膨らませる
  • 失礼な言葉は使わない
  • 感謝の言葉で締める

挨拶をして場を和ませる

インタビュアーから挨拶をして場を和ませることが重要です。

挨拶から会話の糸口を作ることで、相手に話しやすい雰囲気を作れます。

英語では日本語の「よろしくお願いします」に該当する表現がないため、以下の英語のフレーズを使用しましょう。

  • Nice to meet you!
    (はじめまして!)
  • It’s a pleasure to meet you.
    (お会いできて光栄です。)

「Nice to meet you!」は初対面の場面で使用される定番のフレーズです。

「It is pleasure to meet you.」は「Nice to meet you!」より丁寧な印象を与えるため、ビジネスシーンでの使用に適しています。

シーンに応じた挨拶のフレーズを使用すると、相手に悪い第一印象を与えませんし、インタビューを良好なものにできるでしょう。

インタビューの挨拶で使用できる英会話フレーズを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

関連記事:「よろしくお願いします」って英語で何と言う?場面別表現と例文

相手の話に共感して自己開示をする

相手の発言に対して共感して、お互いの共通点を見つけ、その話題について自ら話をしましょう。

相手の興味のある分野についてインタビュアーから話すことで、相手から必要な情報を聞き取りやすくなります。

これを「自己開示の返報性」と呼びますが、相手に自己開示をすることで、より深い話を聞き出せます。

一方通行な会話になることなく、双方向的な会話になるのでインタビュイーも楽しんで話をしてくれるでしょう。

単語から話を膨らませる

単語のニュアンスからインタビュイーの心情を察知して、話題を膨らましましょう。

相手の言葉に対して「OK」や「Yes」などの単調な返事をしていると、会話が進展しません。

聞き取れた単語に対して質問をすることで、相手の話を広げられ、思ってもいなかった新しい情報を得ることが可能です。

会話を膨らませるときのフレーズには、以下のようなものが挙げられます。

  • The word, “〇〇”, came out. Do you like 〇〇?
    〇〇という単語が出てきました。あなたは〇〇が好きですか?
  • Really? I like 〇〇, too.
    そうなんですね!私も好きなんです。

上記のように、インタビュイーに対して反応をすることが大切です。

ただし、センシティブな話題に質問をした場合、相手に失礼だと思われます。

結果、インタビュイーを怒らせてしまうことがあるので注意しましょう。

失礼な言葉は使わない

ビジネスシーンに適さない表現や、一般的に失礼とされている英語は使わないようにしましょう。

相手の機嫌を損ねることにつながり、相手から話を聞き出すことは疎か、インタビュー自体今後引き受けてもらえなくなる恐れがあります。

たとえば、以下のような英語のフレーズは、ビジネスシーンでは適さないとされています。

  • You know?
    知っているよね?
  • Are you joking?
    冗談でしょ?

「You know?」は親が子どもに言い聞かせるときに多用されるため、目上の人に使うべきではありません。

また「Are you joking?」はビジネスシーンで話すにしては、カジュアルすぎるでしょう。

インタビューで相手に不快さを感じさせないためには、丁寧な言い回しを意識しましょう。そうすれば、相手に失礼な印象を与えません。

感謝の言葉で締める

インタビューが終わったら、感謝の言葉で締めくくりましょう。

ただし「Thank you」や「I appreciate it」だけでは、具体的に何に感謝しているのかわかりませんし、素っ気ない印象を与えます。

インタビュイーは自分の時間を削ってインタビューを引き受けてくれています。丁寧に感謝の言葉を伝えることで、気持ちをより明確に伝え、良好な印象を残すことが可能です。

丁寧な感謝に関する英語表現のバリエーションには、以下のような言い方があります。

  • Thank you for taking the time for us.
    このたびは、弊社のインタビューを受けてくださりありがとうございます。
  • Thank you for agreeing to be interviewed.
    インタビューに出席いただきありがとうございました。

上記のような感謝の言葉で締めることで、印象が良くなり、インタビューをきっかけとして、企業間の取引につながることも考えられるでしょう。

締め括りの言葉を詳しく学びたい方は、以下の記事もオススメなので、チェックしてくださいね。

関連記事:ビジネスで必須!「ご対応ありがとうございます」を意味する英語表現辞典

英語のヒーローインタビューを参考にするのもアリ

英語のヒーローインタビューを参考にするのもアリ対象者にインタビューを依頼する際は、質問に対してインタビュイーがどのような返答をするのか推測し、準備をしておくのもよいでしょう。

質問の返答を推測する手段として参考になるのが、ヒーローインタビューです。

インタビューシーンを参考にすることで、どのようなフレーズが出てきたときに特に注意して話を聞くべきなのか、判断がつくようになりますよ。

本章では、以下の2人のヒーローインタビューを参考にして紹介します。

  • 大坂なおみ選手
  • セリーナ・ウィリアムズ選手

大坂なおみ選手

2019年1月〜2月にかけて行われた全豪オープンの準決勝で、大坂なおみ選手がインタビューに応じたときに使用したフレーズを紹介します。

  • To be honest, I was so scared serving second serves
    正直なところ、セカンドサーブをするのが怖かった

「to be honest」は「正直なところ」「実は…」という意味があり、直後に心境を表す言葉が続きます。

そのため、上記のフレーズが使われたときは、相手の本心を聞ける可能性が高まります。

「To be honest」を使用した英文の事例は、以下の通りです。

  • To be honest, I was against selling this business.
    正直なところ、私はこの事業の売却に反対でした。
  • To be honest, I thought I’m not suitable for this job.
    正直に言って、私はこの仕事に向いていないと思っていました。

セリーナ・ウィリアムズ選手

2022年8月〜9月にかけて行われている全米オープンの第2回戦で、セリーナ・ウィリアムズ選手がヒーローインタビューで使用した英語フレーズを紹介します。

  • I mean I’m just Serena you know so…
    つまり、ご存知の通り私はただの「セリーナ」です。

「I mean」は「つまり」「私が言いたいのは」などを意味しており、相手に説明をする前置きとして使用されます。

具体的な使用例は、以下の通りです。

  • I’m pretty good at sales. I mean, I can sell many products.
    私は営業が得意です。つまりね、私はたくさんの商品を売ることができるんです。
  • I think he will come to dinner. I mean he has nothing to do tonight.
    彼は会食に来ると思います。 だって彼、今夜やることないんですもの。

表現について詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:「つまり」って英語で何と言う?すぐ使える英語表現10選

インタビューを英会話でこなすための学習方法

インタビューを英会話でこなすための学習方法は、以下の通りです。

  • YouTubeでインタビュー動画を見る
  • 参考書を使って勉強する
  • オンライン英会話で練習する

YouTubeでインタビュー動画を見る

YouTubeでは、ネイティブが話すインタビュー動画を見られます。

英語のリスニング力を鍛えられますし、YouTubeの字幕機能を使用すれば、英単語を正しく聞き取ることもできるでしょう。

YouTubeを使用して英会話を鍛えるときは、シャドーイングが効果的です。

シャドーイングとは、聞こえてくる英語音声のすぐ後を追って復唱する勉強方法のこと。

英語を聞いてすぐに発音をするので、アクセントやリズムを覚えやすくなり、インタビューにも活用できますよ。

シャドーイングのやり方を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

関連記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介

参考書を使って勉強する

英文法をしっかりと学びたいなら、参考書で学習するのも良いでしょう。

インタビューでは、より相手に伝わりやすく話すことが重要ですので、中学レベルの文法知識で充分です。

参考書を使用して勉強するときは、英文やフレーズを声に出して読みながら、使用されるシチュエーションをイメージしましょう。実践のシーンに応じて、学習した英語フレーズをパッと使用できるようになりますよ。

自分のインタビューフレーズが合っているか心配な時は、実際に英語で話すアウトプットの場を持ちましょう。

誰かにフィードバックをされることで、フレーズの定着も早くなります。

オンライン英会話で練習する

オンライン英会話は、実際に講師と英会話をして学習する形式です。

講師と英会話をするため、リスニング力やスピーキング力だけでなく、以下のような能力が養われます。

  • 英語でのコミュニケーション力
  • 相手に的確に物事を伝える力
  • 異文化を受け入れるマインド

オンライン英会話では、講師と異文化について会話をする機会もあります。

日本人とは異なる相手の文化を知り、理解することで、違いを受け入れるマインドを身につけることが可能です。

オンライン英会話は、本番を想定した練習ができるため、的確な質問の仕方を学べることや、質問ごとに相手の反応を伺う力をも養えます。

オンライン英会話でインタビューをするならBizmatesで学ぼう

オンライン英会話でインタビューをするならBizmatesで学ぼう

インタビューの練習をするなら、実際に丁寧な言い回しでの英語や、インタビューの場面をイメージしてくれる相手と学ぶと手っ取り早いです。

Bizmatesは、ビジネス英語に特化しているオンライン英会話サービスです。

弊社では、ビジネスシーンにおいて「simple(簡潔)・polite(丁寧)・effective(効果的)」に話すことがビジネスで成果を出すことに繋がると考えています。

また、トレーナーは全員がビジネス経験者なので、インタビューで必要な英語力はもちろん、話の進め方やマナーまでアドバイスすることができます。

レッスンタイプの中の「Assist Lesson」は、フリートーク形式のレッスンのため、自由に英語課題を持ちこみ相談することもできます。

インタビューの練習も可能なので、トレーナーにインタビュイー、インタビュアーをお願いして、インタビューのコツも聞いてみると良いでしょう。

レッスンで学んだことをすぐに実践のインタビューで活かせるため、Bizmatesを活用してみてください。

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まとめ

まとめ

英会話でのインタビューを円滑にこなすためには、場を和ませ、相手の話に共感することが大切です。

相手の話に共感して情報を引き出すためには、英語で相手に物事を的確に伝える能力や、コミュニケーション力が求められます。

上記の能力を鍛えるために有効なのが、オンライン英会話です。

インタビューは会話なので、実際に会話練習をすることが重要となります。

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