英語学習法
2023.06.22
英会話は何歳まででもはじめられる!忙しい社会人でも続けられる英語学習方法&挫折しないポイント
「英会話の学習を今からはじめられるか不安」「社会人になってからでも大丈夫?」と疑問に思っていませんか?
英会話に年齢制限はありません。
この記事では、英会話が何歳になっても上達する理由について紹介します。
忙しい社会人でも続けられる英語学習方法や、挫折しないポイントについても解説するので、英会話をはじめようか迷っている社会人の方はぜひ参考にしてください。
Contents
英語学習に年齢制限はない
英語習得における年齢の影響については「臨界期仮説(Critical Period Hypothesis)」がよく知られています。
臨界期仮説とは「ある一定の年齢まで言語に触れなかった場合、その言語を習得するのは難しくなる」という考え方です。
子どもの臨界期が何歳まで続くかについては、研究者によってさまざまな説があり、まだ一致した結論は出ていません。多くの研究者は「子どもの臨界期が終わるのは12〜15歳」だとしています。
1980年に言語学者のMark Patkowskiは「英語を母国語としない被験者たちが英語学習を開始した年齢ごとに習得した英語力」を調査しました。
参考文献:THE SENSITIVE PERIOD FOR THE ACQUISITION OF SYNTAX IN A SECOND LANGUAGE
この調査では以下のような結果が出ています。
- 15歳以下で英語学習を開始した被験者たちのほぼ全員が、ネイティブ並みの英語力を身につけた
- 15歳以上で英語学習を開始した被験者たちの英語力は劣っていた
この結果から「英語の学習開始年齢が早いほど習得がスムーズである」ことがわかります。
しかし、大人になってから英語を勉強しても伸びないと考えるのは大きな間違い。
子どもの頃に英語の勉強をはじめた方がネイティブレベルまで到達できる可能性は高まりますが、何歳からはじめても勉強次第で英語は習得できるのです。
音声認識や記憶力が高い子供に対し、大人は単語やフレーズを関連付けて覚えたり、効率的に学習を進めたりできます。
もちろん、子供のように学んだことを何でもすぐに定着するわけではないので、学んだことを繰り返し復習する必要がりますが、何歳になっても英語の習得は可能ですよ。
忙しい社会人でも英語は上達する
何歳からでも学べるとは言っても、子供や学生のころと比べると沢山は時間がとれないから学習の成果がでるか不安に思う方もいるのではないでしょうか。
確かに、社会人だと毎日何時間も英語学習に割くのは時間的にも、体力的にも難しいでしょう。
なので、社会人の英会話学習では、無理に学習時間を確保するのではなく、短時間の学習を毎日続けることが重要です。
日々30分の学習でも毎日続けられれば、英語力を伸ばすことはできますよ。
しかし、30分でも毎日続けるのはなかなか大変です。そこで、社会人が挫折せずに英語学習を続けられるためのポイントをご紹介します。
社会人が挫折しないための英語学習ポイント5つ
忙しい社会人が挫折しないための英語学習ポイント5つを紹介します。
- 目標を細かく設定する
- スキマ時間を活用する
- 職種に関連するビジネス英語からはじめる
- 自分の段階に合わせた学習をする
- 仲間をつくる
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
目標を細かく設定する
英語を学習するにあたって、あなたはどんな目標を持っていますか?
「ペラペラに話せるようになりたい」のような高過ぎる目標を持ってしまうと、挫折しやすくなってしまうかもしれません。
英語は学び始めた最初こそ成果を実感しやすいですが、誰しも伸び悩む時期が必ず来ます。
そんなときに、高過ぎる理想を持ってしまっていると、そのギャップから学習を挫折してしまうケースが多くあります。
遠い未来の姿でなく、達成できる目標を細かく設定することが大切です。
明確な目標があれば、学習の方針も固めやすく、学んだことをすぐに活かしやすいので上達を実感しやすく、モチベーションに繋がります。
例えば、英語会議で積極的に話せるようになることを目標にするなら、会議で使える英語表現を重点的に覚えたり、自分の考えを英語でアウトプットする練習をしたり、といった学習ができます。そして、成果を確かめる機会もはっきりしているので、すぐに自分の英語力の伸びを実感できます。
最終的なゴールが「英語をペラペラに話すこと」であっても、途中にいくつもの小さい目標をもって、その都度英語の伸びを確認しながら学習することで、挫折することなく学習を続けられますよ。
スキマ時間を活用する
英語学習は、毎日少しずつでも継続することが重要です。
「毎日忙しくて時間がない」という方は、毎日の生活のスキマ時間を活用しましょう。
たとえば、以下のようなスキマ時間がオススメです。
- 朝起きてすぐ
- 仕事に行く前
- 昼休み
- 帰宅してすぐ
- 夜寝る前
スキマ時間を活用をすることで、無理なく学習を継続させられます。
30分でも毎日英語に触れ続けることができれば、英語力は着実に伸びていきますよ。
職種に関連するビジネス英語からはじめる
社会人が英語を勉強するなら、自分の職種に関連するビジネス英語からはじめるのがオススメです。
Bizmatesがおこなった調査では、効率的に英単語を習得できたと回答した人が実践している方法は「自分の仕事でよく使う単語を優先的に覚える方法」であることがわかっています。
「簡単そうな日常英会話から始める」「とにかく前から参考書や単語帳を進める」のではなく、自分の仕事で使う単語やフレーズを優先的に覚えてみましょう。
必要な知識から吸収していくことで、すぐに学んだことを活かせますし、実際に使ったものはより知識として定着しやすいですよ。
まずは、自分の仕事で活きる知識から優先的に英語を学んでいきましょう。
自分の習熟度に合わせた学習をする
英語の学習状態・習熟度が3段階にわかれているのをご存じでしょうか。
1段目:英語学習を習慣化する「サイクルフェーズ」
2段目:英語で具体的にやりたいことが見えてくる「アップスキリングフェーズ」
3段目:英語が生き方の一部として定着する「アクティブフェーズ」
関連記事:ちょっと待った!英語学習で陥る「5つの勘違い」|Newspicks
英語学習を挫折してしまう一つの要因として、「段階にあわせた学習ができていない」という要因があります。
段階に合った学習ができていないと、英語学習を始めるときに高い段階の学習法をイメージしてギャップに苦しんだり、逆に低い段階の学習を続けて伸び悩んだりして挫折してしまうことがあります。
英語学習をはじめる前や学習を進める中で、自分の学習状態・習熟度を知っておき、自分の習熟度に合わせた学習をすることが大切です。
仲間をつくる
社会人の英語学習でありがちな悩みで「1人で勉強をするのが辛い」「学習の悩みを共有する相手が欲しい」といった声があります。
学生の頃までは勉強する際、周りに同じものを学ぶ仲間が当たり前にいましたが、社会人になってからそうではありません。
そして、孤独な学習が辛くなり、挫折してしまうケースもあります。
1人で学習を続けらるか心配、もしくは今、学習していて仲間が欲しいという方は以下を検討してみてください、
- SNSやアプリ、掲示板を活用する
- 英会話カフェを利用する
- 英会話サークルに参加する
- 英語学習に友人を巻き込んでみる
英語学習の仲間の探し方は下記の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
関連記事:英会話を身につけるなら仲間を作ろう!英会話コミュニティの見つけ方4選
社会人が効果を出すための英語の独学方法3つ
忙しい社会人が効果を出すための英語の独学方法3つを紹介します。
- 文法・単語を復習する
- シャドーイングをおこなう
- ディクテーションをおこなう
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
文法・単語を復習する
英語学習をはじめるなら、まずは中学レベルの文法・単語を復習しましょう。
中学レベルの英語がわからなければ、英会話を学ぶのはハードルが高いです。
まずは中学レベルの英文法をマスターしましょう。
具体的には、以下の英文法3つです。
1.英語の基本5文型を学ぶ
- 第1文型S+V
- 第2文型S+V+C
- 第3文型S+V+O
- 第4文型S+V+O+O
- 第5文型S+V+O+C
2.英語の基本時制を学ぶ
- 現在形
- 過去形
- 未来形
- 進行形と完了形もできれば
3.be動詞と一般動詞を学ぶ
英文法を身につける学習方法は下記の通りです。
- 演習問題を解く
- 音読する
- 実際に会話で使う
具体的な英文法の学習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:英文法の勉強法に悩む社会人向け!教材の選び方や独学で身につける方法を解説
シャドーイングをおこなう
シャドーイングとは、英語を聞いてすぐに復唱する勉強方法。
聞き終わってから復唱するのではなく、流れている英文のすぐ後を追いかけるように復唱するのがポイントです。
インプットである「聞くこと」と、アウトプットである「話すこと」の練習が同時にできるため、効率よくリスニングとスピーキングを鍛えられます。
シャドーイング初心者にオススメな練習方法はこちらの5ステップ。
- まずは音声だけを聞く
- 文章を確認しながらもう一度聞く
- 一文ずつ区切ってリピートする
- 音声を聞きながら一緒に読む
- 文章を見ながら少し遅れて読む
- 何も見ずに少し遅れて発声する
正しい方法で練習を続けていけば、確実にリスニング力とスピーキング力がつきますよ!
シャドーイングの具体的なやり方やコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
ディクテーションをおこなう
英語のディクテーションとは、英文を聞いて書きとる勉強方法です。
ディクテーションをおこなうことで以下の英語力を上げられます。
- リスニング力
- 発音
- スペル
- 文法
ディクテーションの練習方法は以下の3ステップ。
- 文章全体を聞き、おおまかな内容を把握する
- 一文ずつ音声を止め、聞き取れた箇所を書きとる
- 聞き取れなかった箇所を復習する
ディクテーションの教材は、以下のような教材を選ぶのがオススメです。
- 趣味や仕事に関係する教材
- 難易度が低めの教材
- 速度変化機能がある教材
- 文字起こし機能がある教材
英語のディクテーションについては、こちらの記事をご覧ください。
ディクテーションの正しいやり方やコツを詳しく紹介しています。
関連記事:英語のディクテーションの正しいやり方とは?学習効果についても解説
モチベーションを維持しながら学習を進めるならオンライン英会話がオススメ
英語学習は独学でもできますが「ひとりだとモチベーションが続かない」という方も多いのではないでしょうか。
モチベーションを維持しながら学習を進めるなら、いつでも好きな場所でレッスンが受けられるオンライン英会話がオススメです。
覚えた単語やフレーズをレッスン中に何度も使うことで、効率よくアウトプットできますよ。
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「英会話をより効率的に学びたい」という方には、Bizmatesのコーチングサービスがオススメです。
コーチングがあれば、現在の自分の学習状態や弱点がわかり、迷わず目標に向かって進めますよ。
独学での英語学習とは違い、学習プランに沿ってステップアップできるため、最短距離でビジネス英語を習得できるでしょう。
「最短で仕事に必要な英語力を身につけたい」という方は、ぜひBismates Coachingにご相談ください。
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英会話は何歳からでも上達できる | まずは「ビジネス英語」からはじめよう
「日常会話英語ができるようになってからビジネス英語に進もう」と思っていませんか?
実は、日常会話英語よりもビジネス英語の方が簡単なのです。
ショッピング・趣味・旅行・恋愛などすべてのテーマが含まれる日常会話は、かなり範囲が広いですよね。
そのぶん、覚える単語やフレーズも多くなってしまいます。
反対にビジネス英語はシーンが限られている上、必要な単語数も少ないのです。
それぞれに必要な単語数は、日常会話が3000〜4000語なのに対し、ビジネス会話は900〜1500語。
忙しい社会人が英会話をはじめるなら、まずはビジネス英語からはじめてみましょう。
「ビジネス英語を集中的に学びたい」という方には、ビジネス英語に特化したオンライン英会話がオススメ。
Bizmatesでは英語初心者から上級者までビジネスシーンで必要とされている「シンプル・丁寧・効果的」な英語を使って英語で仕事ができるようになるカリキュラムを用意しています。
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英会話は何歳からでもはじめられる! まとめ
英語学習に年齢制限はありません。
忙しい社会人でも予習・復習をしっかりしながら継続することで、ビジネス英語を学べます。
思い立ったが吉日!
英語を勉強してみようかな、と思ったら今日からさっそくはじめてみましょう。
- 英語学習法