英語学習法
2024.04.30
英語力が向上しない原因は?確実に英語力がアップする4つの勉強法やコツを解説
「英語の勉強を続けているが、うまくなっている実感がない」と英語学習に不安を感じることもありますよね。
英語をある程度学習していると、「英語力が向上しない」と感じる時期が必ずあるでしょう。
実は英語力が向上しないと悩んでいる方には、ある共通の特徴があります。
そこで本記事では英語力が向上しない原因やオススメの勉強法を紹介します。
学習に必要な心構えも解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
英語力が向上しない原因
英語力が向上しないと悩んでいる方には、共通した原因があります。
以下は主な原因の4つです。
- 明確な学習目的がない
- 正しい方法で勉強できていない
- 英語学習の習慣がない
- アウトプットが足りない
ひとつずつ解説していきます。
明確な学習目的がない
英語を勉強する目的や目標があいまいだと、挫折しやすくなります。
いつか英語が話せるようになりたい」では、どれだけ学習しても英語を話せる実感がないため、モチベーションは保てません。
そのため英語学習の目的、
- 外資系企業に転職する
- ひとりで海外旅行する
- 外国人の友達をつくる
などのように、英語が話せるようになったら、やりたいことのゴールを決めましょう。
その目的に向かって、なにをするべきかを考え、達成しやすい小さな目標を立てます。
たとえば外資系に転職するためなら、
- TOEIC600点を取るために参考書を購入して毎日1ページ学習する
- 毎日30分ビジネス英語の学習をはじめる
海外旅行するためなら、
- 旅行英語の本を購入して毎日3ページ学習する
- 週に2回外国人と話す練習をする
このように、なにをするべきか具体的な方法を考え、行動します。
目標をひとつずつクリアすれば、英語学習の向上を実感できるでしょう。
正しい方法で勉強できていない
英語学習を頑張っているのに、あまり上達しないという方は、学習方法を間違っているのかもしれません。
たとえば、英語を話せるようになりたいのに、毎日必死に単語だけを覚えても話せるようにはなりません。
インプットしたものをアウトプットするトレーニングをすることで話せるようになるのです。
英語学習にはたくさんの方法があります。効果的に学ぶためには手順があるので、その手順に沿って正しく学ぶことを意識しましょう。
しかし、その方法や手順は、個人の英語レベルや目的により変わってくるため、自分の得意分野、不得意分野を見極めて、正しい学習方法を見つけることが大切です。
現状で行っている英語の学習方法が正しいか、見直してみましょう。
英語学習のプロに一度、自分に合う正しい方法の学習方法を見てほしいという方は、Bizmates Coachingの専任の日本人コンサルタントにお任せください。
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英語学習の習慣がない
英語力を向上させるためには、地道な努力を続けなければいけません。
英語学習に大切なことは「習慣化」です。
上達が感じられないと、中途半端に次々と新しい教材に取り替えたり、今日は仕事で疲れているから学習をやめてしまったりと、さまざまな要因で習慣化ができなかった経験はありませんか?
習慣化するのが英語力アップの最短の道なのに、何らかの要因で毎日続けられず挫折してしまう人は多いです。
英語力の向上を目指すなら学習の習慣化は必須です。やる気に左右されないよう、毎日やるべき勉強の内容を具体的に決めて、着実にこなしていきましょう。
それを続けることで、習慣が身につきます。
アウトプットが足りない
英語を独学で学ぶ場合、どうしてもインプット中心の学習になってしまい、アウトプットが不足します。
英語力の向上を感じられない多くの理由は、英語を自由に使って話すイメージができないからではないでしょうか。
これは英語が話せないというより、英語を話す練習ができていないからです。
日常英会話は、中学レベルの英語で十分といわれています。それでも話せないのは、会話の中で、頭の中の引き出しから英語が出てこないからです。
英語力を向上するためには、たくさん話し、頭の中の引き出しから英語を出すトレーニングの機会を増やす必要があります。
英語力を向上するために必要な心構えとは?
英語を身につけることは、簡単ではありません。
実践で役立つ英語力を身につけ向上させるためには、しっかりとした心構えをもつことも重要です。
英語を日常的に使わない日本で英語を習得しようとするのですから、それでも「かならずやり抜く」という強い気持ちを持ちましょう。
とくに独学で勉強している方は、学習しなくても外部からなにも言われませんし、誰にも迷惑はかかりません。そうなると、自身の心構えで英語力が向上するか否か決まります。
英語力を向上した後の目的を明確に決めて、それに向けてやり通す心構えを意識しましょう。
ただし、「英語学習が苦しい」とならないよう、楽しみながら学習できる方法を見つけてください。
英語が上達して外国の人と談笑している自分の姿を想像しながら、毎日ムリなく学習できれば、英語力は間違いなく向上するでしょう。
英語力が向上するオススメの勉強方法4選
英語力が向上する、オススメの英語学習4つを解説します。
- 単語や言い回しを暗記するインプット学習
- リスニング力を向上させるディクテーション
- スピーキング力を向上させるシャドーイング
- 独り言の英会話でアウトプット学習
順番に見ていきましょう。
単語や言い回しを暗記するインプット学習
まず、中学英語レベルも怪しい。という方は使える英単語や英語の言い回しをインプット(暗記)するところからはじめましょう。
話すための基礎である、頭の中の引き出しの中身を充実させるイメージです。
ここで大切なことは、「使える英単語」であって、難しい英単語を覚えることではありません。
日常英会話でよく使用される英単語は1,500語程度です。文法は中学英語をマスターすれば、ある程度の会話はできることがわかっています。
受験英語のように、普段の会話でめったに使わないような難しい単語を覚えていくのではなく、まずよく使う英単語や定形フレーズを覚えることが重要です。
オンライン英会話などでも、実践で使える英会話を学ぶことができますよ。
英単語の覚え方は、こちらの記事参考にしてください。
参考記事:英単語の覚え方と考え方:5つのコツと6つのステップ
リスニング力を向上させるディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞いて書き取る勉強法です。
自分が聞きやすいと思う英語の音声を聞いて、ノートなどを使って書き取ります。難しい内容ではなく、意味が理解できる程度の英文を選ぶことが重要です。
内容が難しすぎたり、興味のないものだとつまらなくなり続きません。最初は簡単すぎると思える英文からはじめるといいでしょう。
ノートに書きとるときは、一文ずつ止めながら丁寧に書き出します。
聞き取れなかったり、意味のわからない単語があればその都度確認して復習しましょう。
これを繰り返すことで、リスニング力だけでなく、リーディング力やライティング力も向上します。
詳しいディクテーションの方法は以下の記事で紹介しています。
参考記事:英語のディクテーションの正しいやり方とは?学習効果についても解説
スピーキング力を向上させるシャドーイング
シャドーイングとは、リスニングとスピーキング両方を向上させられる学習です。
学習方法は、英語の音声を聞きながら、音を追いかけるよう復唱します。聞いた音をすぐにアウトプットするため、正しい発音やアクセント、リズムを覚えることができます。
まずは全文をよく聞いて、スクリプトを見ながら自分の知らない単語の意味を調べます。その後一文ずつ区切って繰り返してから、全文を繰り返しましょう。
ここまでスクリプトを見ながら進めて、意味が理解できるようになったら、スクリプト無しでシャドーイングします。
これを繰り返すことで、スピーキング力はかなり向上します。自分の話す音が聞き取れるようになると、リスニング力も向上しますよ。
シャドーイングの詳しいやり方は以下のページでわかりやすく解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
独り言の英会話でアウトプット学習
英語のアウトプットを増やすために、手軽に自分でできるのが「独り言を英語で話す」ことです。
これは日常生活の行動を、英語にして口に出す学習方法。「I should get up.(起きなきゃ)」「I am cooking my breakfast. (朝ごはんを作っています)」など、さまざまな行動を英語に変換して言ってみます。
これだけで英語のアウトプット量が増えるので、いざほかの方と英語を話すときの瞬発力が鍛えられます。
ただし独り言だけで英語力の向上は期待できません。なかなか英語力が向上しないと悩んだとき、ディクテーションやシャドーイングとあわせて取り入れてください。
独り言の英会話の学習方法は以下のページで詳しく解説しています。
参考記事:独り言で英会話はできるようになるの?メリットや具体的なやり方、参考ネタ・フレーズを解説
英語力を向上させるために知っておきたい4つのコツ
英語力を向上させるために大切な4つのコツを解説します。
- 自分の得意を伸ばす勉強方法をみつける
- 学習を習慣化させる
- 完璧な英語を求めない
- 独学ですべてをやろうとしない
ひとつずつ見ていきましょう。
自分の得意を伸ばす勉強方法をみつける
英語力を伸ばすためには、自分の得意分野や苦手分野を知ることが必要。
たとえばライティングが得意だとしたら、ディクテーションをすることで、リスニング力やリーディング力も向上します。
またスピーキングが苦手な場合は、アウトプット学習として独り言の英会話をはじめるといいでしょう。
自身の英語スキルの課題を見つけ、苦手部分を強化し、得意分野を伸ばす正しい学習方法を見つけることで、効果的な学習ができるのです。
まずは、自分はなにが得意でなにが苦手なのかを、よく考えてみましょう。
なかなか自分だけでは的確に判断できない…と思っている方は、プロの第三者に見てもらうのも手です。
弊社のコーチングサービスでは、第二言語として完全に英語を習得した日本人コンサルタントが、あなたの英語レベルはもちろん、得意分野や苦手分野を丁寧に分析します。
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学習を習慣化させる
英語の学習にはラーニングステージというステップがあります。
① Controlled Stage(習慣化)
② Frexible Stage(弱点の克服)
③ Active Stage(英語を楽しむ)
誰しも英語を身につけるためには、このステップを踏むことになります。
まずは、最初のステップの「Controlled Stage」で、しっかりと英語学習を日常に組み込むことが必要です。
それは1日15分程度など、短くても構いません。「毎日15分の単語のインプット」「通勤時間は必ずリスニングをする」など、学習する具体的な内容と学習する時間を決めてしまいましょう。
そして15分→30分→1時間というように、学習時間を徐々に増やしていきましょう。
まとまって学習しなくても、1日の中のスキマ時間を利用する頻度を増やすだけでも学習時間は伸びていきます。
最初から「毎日2時間勉強する!」と意気込んで計画倒れしたことがある方もいるかと思いますが、ムリのない英語学習からスタートして、習慣化することを目標にしましょう。
そうすることで、自然と英語学習を習慣化できますよ。
完璧な英語を求めない
ネイティブのような正しい英語でないと恥ずかしい、通じないというのは思い込みです。
実は、仕事で英語を利用している人たちの約8割が第二言語として英語を習得している人であることを知ってましたか?
なので、多少の文法の間違いや、発音の違いを気にしすぎることはありません。
実際、外国の方と話をしていて、毎回「そこは違うよ」と直されることはありません。
とくに発音やイントネーション、使用するフレーズなどは、ネイティブであっても異なる場合がよくあります。
英語はコミュニケーションをするための手段です。
相手に伝えたい内容を分かりやすく説明し、理解してもらえることが、もっとも大切なことではないでしょうか。
細かい文法を気にするより、コミュニケーションがとれる英語力を身につけることが重要です。もちろんそのためにはある程度の英語力は必要なので、英語学習を継続する必要があります。
独学ですべてをやろうとしない
英語学習をすべて独学でやるには、限界があります。
英語資格の勉強はある程度独学でもできますが、話せる英語を身につけるためには、実践的に英語を使う練習が必要です。
これは相手が必要なので、独学では難しいでしょう。
独学でできるのは、あくまでインプット学習です。
独学で学んだ英語を、できるだけたくさん使うためのアウトプット学習をするためには、オンライン英会話などがオススメです。
オンライン英会話なら、自宅で好きな時間に外国人講師と英語が話せます。
自分が学んだ英語を、使える英語にするためにアウトプットの場として利用すれば、英語力は確実に向上するでしょう。
まとめ
英語力を向上するために、いろいろなお話をしましたがいかがでしたか。
英語を勉強しているのに、うまくなっている実感がないという方は、今いちど自分の学習方法を見直してみてください。
独学の場合、自分にあった正しい学習方法を見つけ、習慣化することが目的に最短で到達できる重要なポイントです。
「英語力が伸び悩んでいる」「自分にあった学習方法が知りたい!」という方は、英語学習の専門家に頼ってみるのも手です。
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