英語学習法
2022.10.21
英会話に必要な基本の文法を解説!中学英語の復習ができる
[この記事でわかること]
「英語を話せるようになりたいと思っているけれど、会話にはどれくらいの英語力が必要なのかわからない」「基本の文法の習得方法がわからない」と悩んでいませんか?
英語を話せるようになるには、最低でも中学レベルの文法知識をインプットしている状態が理想です。
しかし、「学生時代は英語が苦手だった」「昔習った英文法を忘れてしまっている」という人もいるでしょう。
本記事では、英会話で必要となる英語の基本的な文法をまとめています。
英語の基本5文型や基本時制のほか、学習方法についても紹介しています。
「英会話に必要な基本文法を学びたい」という方はぜひ参考にしてください。
Contents
スムーズな英会話に必須!英語の基本5文型
英語を話せるようになるには、最低限中学レベルの文法知識が必要です。
まずは、英語の文法ルールである「基本5文型」を学びましょう。
英語の基本5文型はこちら。
- 第1文型S+V
- 第2文型S+V+C
- 第3文型S+V+O
- 第4文型S+V+O+O
- 第5文型S+V+O+C
順番に見ていきましょう。
第1文型S+V
第1文型が意味するのは「S(主語)がV(動詞)する」です。
そのほか「SがVの状態である」という意味になることも。
- I go to work.(私は仕事に行きます)
- He stayed at home.(彼は家にいました)
- She cried.(彼女は泣きました)
Vに入るのは自動詞のみなので注意しましょう。
自動詞とは「それだけで意味が成り立つ動詞」なので、目的語は必要ありません。
たとえば、以下のような動詞があります。
- go(行く)
- come(来る)
- ran(走る)
- walk(歩く)
- stay(とどまる、滞在する)
第2文型S+V+C
第2文型はS(主語)とV(動詞)のあとにC(補語)が来ます。
補語とは「主語や目的語を補う言葉」のことで、「SがCという状態である」という意味になります。
第2文型で、補語の部分に入るのは「名詞または形容詞」です。
また、be動詞以外に以下のような動詞がよく使われるので覚えておきましょう。
- look(~のように見える)
- seem(~のように見える)
- sound(~に聞こえる)
- taste(~の味がする)
- smell(~の匂いがする)
- feel(~に感じられる)
- become(~になる)
- get(~になる)
- make(~になる)
この文型では「S=C」になるのがポイントです。
例文を見てみましょう。
- He is a engineer.(彼はエンジニアです)
- She looks happy.(彼女は幸せそうに見えます)
- My sister became a teacher.(私の姉(妹)は教師になりました)
第3文型S+V+O
第3文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)です。
「S(主語)がO(目的語)をV(動詞)する」という意味になります。
第3文型に入るのは「目的語を必要とする動詞」である他動詞です。
S(主語)とV(動詞)の後には名詞となり、第2文型のように「S=O」とはなりません。
例文を見てみましょう。
- I forgot the material yesterday.(私は昨日資料を忘れました)
- I like my work.(私は自分の仕事が好きです)
- I study English.(私は英語を勉強します)
- I bought some beer yesterday.(昨日ビールを買いました)
- I ate pizza last Sunday.(先週の日曜日にピザを食べました)
第4文型S+V+O+O
第4文型はO(目的語)が2つある文章です。
「S(主語)がO1にO2をV(動詞)する」という意味になります。
よく使われる動詞はこちらです。
- tell(伝える)
- say(言う)
- teach(教える)
- give(与える)
- show(見せる)
- buy(買う)
動詞は他動詞であり、動詞のあとに名詞が2つ来ることが見分けるポイントです。
2つの名詞はイコールの関係ではありません。
例文を見てみましょう。
- He taught me English.(彼は私に英語を教えてくれました)
- My boss bought me a new pen on my birthday.(私の上司は私の誕生日に新しペンを買ってくれました)
- I gave him a new notebook.(私は彼に新しいノートをあげました)
第5文型S+V+O+C
第5文型は「S(主語)+V(述語)+O(目的語)+C(補語)」からなります。
「O=C」になるのがポイントです。
第5文型によく使われる動詞はこちら。
- call(呼ぶ)
- name(命名する、名付ける)
- make(作る、~させる)
- have(持っている、所有する)
- find(見つける、気づく)
例文を見てみましょう。
- I call him Mike.(私は彼をマイクと呼びます)
- I found this question easy.(私はこの問題が簡単だと気づきました)
- This news make me happy.(このニュースは私を幸せにします)
言いたいことを伝えるための英語の基本時制3つ
基本の5文型を覚えたら、次は言いたいことを伝えるための「英語の基本時制3つ」を覚えましょう。
基本時制3つはこちらです。
- 現在形
- 過去形
- 未来形
- 補足:できれば覚えたい進行形と完了形
順番に見ていきましょう。
現在形
現在形は、単語帳に出てくる原形の動詞です。
肯定文・否定文・疑問文を「一人称(私=I)」「二人称(あなた=You)」「三人称(それ以外のすべて)」にわけて見ていきましょう。
肯定文
一人称 | I study English.(私は英語を勉強します) |
二人称 | You study English.(あなたは英語を勉強します) |
三人称 | He studies English.(彼は英語を勉強します)
|
否定文
一人称 | I don’t study English.(私は英語を勉強しません) |
二人称 | You don’t study English.(あなたは英語を勉強しません) |
三人称 | He doesn’t study English.(彼は英語を勉強しません)
|
疑問文
一人称 | Do I study English?(私は英語を勉強しますか?) |
二人称 | Do you study English?(あなたは英語を勉強しますか?) |
三人称 | Does he study English?(彼は英語を勉強しますか?)
|
過去形
過去に起こったことをあらわすには過去形の動詞を使います。
過去形の動詞には、以下の2種類があります。
- 規則動詞(語尾がedで終わる)
- 不規則動詞
順番に見ていきましょう。
規則動詞
規則動詞の場合は、語尾に「ed」を付けましょう。
それ以外のルールはこちらです。
- 「eで終わる動詞」⇒「d」だけをつける
- 「子音+yで終わる動詞」⇒yをiに変えてedをつける
- 「母音+yで終わる動詞」⇒そのままedをつける
不規則動詞
不規則動詞は、規則動詞のようなルールがありません。
過去形になると、動詞自体の形が変わります。
たとえば、このような動詞があります。
- buy⇒bought
- make⇒made
- give⇒gave
- teach⇒tought
- cut⇒cut(形が変わらない)
過去形の否定文と疑問文は以下のようになります。
否定文 | I didn’t study English.(私は英語を勉強しませんでした) |
疑問文 | Did you study English?(あなたは英語を勉強しましたか?) |
未来形
未来形のことをあらわすには未来形の動詞を使います。
未来形には2つのパターンがあります。
- will + 動詞の原形
I will go to see a movie tomorrow.(私は明日映画を観にいきます) - be going to + 動詞の原形
I’m going to see a movie tomorrow.(私は明日映画を観にいきます)
過去形の否定文と疑問文は以下のようになります。
否定文 | I won’t go to see a movie tomorrow. (私は明日映画を観にいきません) I’m not going to see a movie tomorrow. (私は明日映画を観にいきません) |
疑問文 | Will you go to see a movie tomorrow? (あなたは明日映画を観にいきますか?) Are you going to see a movie tomorrow? (あなたは明日映画を観にいきますか?) |
補足:できれば覚えたい進行形と完了形
進行形と完了形についても、できれば覚えておきましょう。
進行形とはある動作をしている最中であることをあらわし、「be動詞+動詞のing形」を使います。
例:I’m eating lunch.(昼食を食べています)
完了形とは動作の完了や結果、経験と、動作や状態の継続をあらわし、「have + 過去分詞形」を使います。
例:I have been to New York.(私はニューヨークに行ったことがあります)
それぞれ、現在・過去・未来のどの時制でも使えます。
現在形と現在進行形の使い分け、過去形と現在完了形の使い分けは混乱しやすいですよね。
使い分けを学んでいくなら、いろいろなフレーズを使いながら覚えていきましょう。
頭で理解しようとするよりも、オンライン英会話などで講師と会話をしながらニュアンスをつかんでいくのがオススメですよ。
違いをわかりやすく説明!be動詞と一般動詞
英語文法を理解するのに欠かせない「動詞」。
動詞とは、動きをあらわす言葉ですね。
動詞には「be動詞」と「一般動詞」があります。
「そもそも、be動詞と一般動詞の違いがよくわからない」という方のために、それぞれの違いをわかりやすく説明します。
be動詞
be動詞は「am、are、is」のことで、人称によって形が変わります。
be動詞はイコールをあらわすため、たとえば「I am Kyoko.」なら「I=Kyoko」になります。
be動詞は「主語」と「時制(現在・過去・未来)」により形が変わるので注意が必要です。
形の変化を表にまとめました。
原形:be | 現在形 | 過去形 | 未来形 |
一人称単数
(I) |
am | was | will be am going to |
一人称複数
(We) |
are | were | will be are going to |
二人称単数・複数
(You) |
are | were | will be
are going to |
三人称単数
(He、She、It) |
is | was | will be
is going to |
三人称複数
(They) |
are | were | will be
are going to |
一般動詞
一般動詞とは「be動詞」以外のすべての動詞のことです。
一般動詞も「主語」と「時制(現在・過去・未来)」により形が変わります。
主語によって形が変わる場合、時制によって形が変わる場合に分けて見ていきましょう。
主語によって形が変わる場合
主語が「三人称単数」で「現在形」の場合、動詞の最後に「s」が付きます。
これは「三・単・現のs」と呼ばれています。
例文を見てみましょう。
- I take a walk on Sunday.(私は日曜日に散歩をします)
- He takes a walk on Sunday.(彼は日曜日に散歩をします)
最後に「s」をつける以外の動詞も多く存在します。
「s」が付く以外の三単現の形の変化はこちら。
- 「es」をつける
go⇒goesなど - 「y」を「i」に変えて「es」をつける
study⇒studiesなど - 形自体がつける
have⇒hasなど
時制によって形が変わる場合
一般動詞を過去形や過去分詞形にする場合、原形に「ed」をつけるのが基本です。
しかし、最後に「ed」をつける以外の動詞も多く存在します。
「ed」が付く以外の三単現の形の変化はこちら。
- 「y」を「i」に変えて「ed」をつける
study⇒studiedなど - 最後の1文字を重ねて「ed」をつける
stop⇒stoppedなど - 形自体が変わる
have⇒hadなど
英会話に必要な基本の文法を身につける英語学習方法
ここまで、英語の基本文型や基本時制について説明してきました。
ここからは、基本文法を身につける学習方法について紹介していきます。
英会話に必要な基本の文法を身につける英語学習方法は以下の通りです。
- 演習問題を解いて理解する
- 音読する
- 実際に会話で使ってみる
順番に見ていきましょう。
演習問題を解いて理解する
基本の文法を身につけるには、演習問題を解いて理解するのがオススメです。
文法は、説明を読んだだけでわかったつもりになりやすいもの。
しかし、本当に分かっているのかを確認するには、実際に問題を解いてみることが必要です。
実際に問題を解いてみることで、本当に理解しているかが確認できますよ。
英検だと3級が中学卒業レベルの初心者向けなので、基礎をしっかり身につけたいなら英検3級のテキストで勉強するとよいでしょう。
音読する
音読は、英文を英語の語順のまま理解するのに効果的です。
基本5文型が理解できたら取り組んでみましょう。
音読をする際は、読み上げる文章の単語や文法を確認してからにしてください。
なぜなら、音読は「英語の語順のまま文章を理解する練習」だからです。
わからない単語や文法があると返り読み(英語を日本語の語順で理解するために後ろから訳していく読み方)をしてしまい、英語の語順のまま理解できません。
英語音読の効果や具体的な方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
参考記事:英語音読の4つの効果・3つのメリットを解説!やり方とおすすめ教材も合わせて紹介
その他の具体的な勉強法は下記記事で紹介しています。
社会人の英文法の勉強法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
参考記事:社会人のための英文法の勉強法!教材の選び方や独学で身につける方法も解説
実際に会話で使ってみる
一通り文法の基礎が理解できたら、覚えた単語を使って積極的に英会話をしてみるのがオススメです。
英会話は実際に話してみなければ始まらず、テキストなどで学ぶだけではいつまでも話せるようにはなりません。
ある程度基礎がわかったら、オンライン英会話などを利用して積極的に話す練習をしてみましょう。
会話を通して学んでいくことで、深く考えなくても自然と言いたいことが表せるようになっていきますよ。
Bizmatesのオンライン英会話なら、英会話初心者専用レッスンがあるので安心です。
初心者のレベルに合わせた最適なプログラムで、効率よく英会話が身につきますよ。
ここまで文法の話をしてきましたが、「正直中学レベルの文法も暗記するのが難しい」という方いらっしゃると思います。
Bizmatesでは、そんな方向けにレッスンで話ながら感覚的に文法や英語フレーズを身につけることができる初心者向けのプログラム「Level 0」を用意しています。
文法の知識がなくても、職場での基本的なコミュニケーションができるようになる「約900単語と150フレーズ」を感覚的に学べますよ。
そのほか、Eメールや会議など仕事の特定シーンですぐに使える英語を学びたいという方は「Other Programs」という教材がオススメ。
業務別・職位別・業種別にレッスンが選べるので、一人ひとりの業務に合わせた仕事ですぐに役立つビジネス英語を学べます。
トレーナーも全員が英語でのビジネス経験者なので、実践に即したアドバイスができますよ。
初回は無料でレベル診断と、レッスンを体験できますので、ぜひ一度雰囲気を確かめてみてください。
>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates
英会話に必要な基本の文法まとめ
英語を話せるようになりたいなら、まずは中学レベルの文法知識が必要です。
英会話は中学レベルの英語の知識があれば十分。
基礎を復習したら、次はオンライン英会話などを利用して実践してみましょう。
覚えたことをアウトプットすることで、確実に知識として習得できます。
- 英語学習法