ディクテーションが間に合わない・追いつかないときの7つの対処法!

「ディクテーションを始めてみたけど、書くのが間に合わない」「あっという間に英文が流れていってしまって追いつかない」とお困りではないですか。

ディクテーションがうまくいかない原因には、音声スピードや書きとる英文の量、語彙力不足などさまざまな原因があります。

本記事では、ディクテーションがうまくいかない原因と対処法を解説します。

初心者が挫折しないための工夫もまとめたので参考にしてください。

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ディクテーションが間に合わない原因とは

ディクテーションが間に合わない原因とは

ディクテーションとは、聞いた英語を一言一句聞きとる学習法です。

ディクテーションをすることで聞き取れなかった箇所が明確になるため、自分の弱点が浮き彫りになります。

聞き取れない部分を重点的に対策することで、リスニング力の向上が期待できますよ。

また、スクリプトをうまく活用すれば、英語の4技能すべてを底上げすることが可能です。

ディクテーションのコツや学習法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:英語のディクテーションの正しいやり方とは?学習効果についても解説

英語力アップに効果の高いディクテーションですが、実際にやってみた結果、書き取りが間に合わず挫折する人も多いです。

ディクテーションが間に合わない原因は以下の通りです。

  • 会話のスピードが速すぎる
  • 一度に書き取る文量が多すぎる
  • 単語・文法の知識が不足している
  • 発音・音声変化の知識が不足している
  • キレイに書こうとしすぎている

順番に見ていきましょう。

会話のスピードが速すぎる

使用している教材の音声スピードが速すぎると、頭も手も処理が追いつきません。

ディクテーションの教材は、自分のレベルに合った内容・スピードを選ばないと挫折の原因になるので注意しましょう。

そもそもリスニングに自信がないという方は、リスニング力を上げておくとスムーズにディクテーションに入れます。

効率よくディクテーションをするためには、ある程度のリスニング力は必須です。

リスニング力を上げる方法を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

参考記事:英語のリスニング力が向上する6つのコツを解説!まずは聞き取れない理由を知ろう 

一度に書き取る文量が多すぎる

一度に書き取る文量が多すぎることも、ディクテーションで挫折する原因です。

分量が多すぎると単純に英文を覚えられず、書き取る際に忘れる原因になります。

最初は穴埋めのテキストから開始する、フレーズごとに書き取るなど、適度な文量にすることで続けやすくなります。

最初から一文すべてを書き取ろうとせず、自分のレベルに合わせた方法から始めることが大切です。

単語・文法の知識が不足している

単語・文法の知識が不足している場合は、そもそも聞いた英語を瞬時に理解できないので書き取れません。

スクリプトを見ても知らない単語が多く、スムーズに理解できない場合は、先に語彙力や文法力を鍛え直した方が効率がいいです。

基礎から英語をやり直したい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:英語の勉強は結局何をすればいいの? 具体的な勉強法を解説!

発音・音声変化の知識が不足している

英語力はそこそこあるのにリスニングが苦手という方は、英語の発音・音声変化の知識が不足していることが多いです。

スクリプトを読めば理解できるのに聞き取れないという場合、以下のどちらか、または両方が原因である可能性が高いです。

  • 英単語をカタカナ発音で覚えている
  • リエゾン(英語特有の音声変化のルール)を把握していない

英語の正しい発音や音声変化のルールを学んでディクテーションすれば、かなり効果があるので試してみてください。

発音や音声変化について詳しく知りたい方には、以下の記事が参考になるはずです。

参考記事:英語の発音がよくなる4つのルールと具体的な勉強法 

キレイに書こうとしすぎている

ディクテーションの目的は、正確に英語を聞きとれているかの確認なので、文字のキレイさは求められません。

一字一句キレイに書き取ろうとすると、挫折につながりやすいので注意しましょう。

自分さえ読めればOKなので、聞きとれなかった箇所を明確にして原因を探ることに集中してください。

ディクテーションには総合的な英語力が求められる

本記事で解説してきた通り、ディクテーションには単語・文法・発音といった基礎に加え、瞬時に英文の構造を捉えて理解する力が求められます。

総合的にバランスよく英語力を伸ばすのは難しく、少しずつ時間をかけて継続する必要があります。

効果の高い学習法ではありますが、レベルに合った教材選びが難しかったり、リエゾンのルールの学習が難しかったりと、独学だと挫折する人も多いです。

効率よく着実に英語力を身につけたい方は、プロの力を借りることも考えてみてください。

Bizmatesのコーチングサービスでは、あなたのレベルや目標に合わせてプロのコンサルタントが最適な学習計画を立てます。

目標達成までしっかり伴走するので、途中で挫折する心配がありません。

「ディクテーションをやってみたいけど教材選びに失敗したくない」「効率よく英語を身につけたい」とお考えの方は、ぜひBizmates Coachingにご相談ください。

>>Bizmates Coaching(ビズメイツ コーチング)

ディクテーションが間に合わないときの7つの対処法

ディクテーションが間に合わないときの7つの対処法

なかなか英文が書きとれないときは、少しの工夫でうまくいく場合があります。

ディクテーションが間に合わないときの対処法は以下の7つです。

  • 穴埋めから始める
  • 再生スピードを遅くする
  • 書き取り方を工夫する
  • 何度もリピートする
  • 基礎的な単語・文法を学び直す
  • 発音・音声変化をマスターする
  • 人に読み上げてもらう

順番に見ていきましょう。

穴埋めから始める

英語学習を始めたばかりなら、穴埋め用のテキストから始めるのもよいでしょう。

本来なら、文の構造を推測しながら書き取ることで英語力向上が狙える学習法ですが、ハードルが高すぎて挫折しては意味がありません。

まずは、穴埋めから始めて聞き取れる語句を増やしていく方が継続できるでしょう。

穴埋めだけでも品詞を推測する十分なトレーニングになるので、英語力アップに効果がありますよ。

再生スピードを遅くする

音声が速くて理解が追い付かない場合は再生スピードを落としましょう。

音声速度の調整機能は、アプリであれば対応しているものも多いです。

音声スピードを落として理解できるなら、瞬間的な処理能力に原因があります。

徐々に速度を上げてディクテーションできるように訓練するとよいでしょう。

英語を英語の語順通りにすばやく理解できるようになるにはシャドーイングもオススメです。

シャドーイングの学習法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介 

書き取り方を工夫する

丁寧に書いていては書くスピードが音声に追いつかないので、素早く書けるよう工夫しましょう。

たとえば、間に合わないと思ったら、各単語の冒頭2〜3文字だけとりあえず書く、スペルが分からなければカタカナでメモするなどの方法があります。

1文字1文字丁寧に書く必要はなく、自分が読んでわかる最低限の内容で書き取ることでスピーディに進められますよ。

何度もリピートする

ディクテーションは、一度ですべて書き取れることは少ないので、書きとれなくても落ち込む必要はありません。

何度もリピートして少しずつ完成させればOKです。

ただし、すぐに再生するのではなく、虫食い状態の文章を見てどのような単語・フレーズが入るか考えることが大切です。

ただ単に聞き取るのではなく推測することで、英文の読解力アップにもつながります。

基礎的な単語・文法を学び直す

中学レベルの単語・文法が身についていない状態でディクテーションを始めても効率が悪いです。

語彙力や文法力が不足していると、ディクテーション後のスクリプトを使った内容確認に時間がかかりすぎるからです。

単語や文法の基礎から学び直したい方は、中学レベルの参考書を購入して復習することをオススメします。

また、単語は一度見ただけではなかなか覚えられません。

例文を自分で作ってみたり、実際に会話の中で使ったりと接触回数を増やすことで記憶に残っていきます。

英語日記や英会話を習慣化すると、覚えるスピードも速くなりますよ。

英語の語彙力を向上させる方法について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

参考記事:英語の語彙力がアップする勉強法7選! レベル別目安やおすすめ本も紹介 

また、語彙力・文法力はあるのにリスニングになると処理が追いつかないという方には、スラッシュリーディングがオススメです。

スラッシュリーディングは、意味のまとまりごとに英文を区切って読んでいく学習法です。

英語の語順のまま前から理解していくクセがつくので、ディクテーションの際も英語を処理するスピードが上がります。

スラッシュリーディングのやり方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:スラッシュリーディングの具体的なやり方とは?コツや注意点についても解説!

発音・音声変化をマスターする

語彙力や文法力があり、音声スピードもちょうどいいのに書きとれない場合は、英語の発音・音声変化を知らないことが原因かもしれません。

とくに、単語がつながった際に生じるリエゾン(英語特有の音声変化)は学校英語ではほとんど学ばないため、知らない方も多いでしょう。

リエゾンを押さえれば聞き取れる文章も増えるので、ぜひ勉強してみてください。

発音や音声変化のルールを学んだうえで音読を繰り返せば、自分でも発音できるようになります。

自分が発音できる音は聞き取れるので、ディクテーションでも書きとれるようになってきますよ。

人に読み上げてもらう

音声を逐一止めて書き取るのは手間がかかりますよね。

徐々にめんどくさくなって挫折してしまう人も少なくありません。

効率のよい習法として、人に英文を読み上げてもらう方法があります。

周りに英語が話せる人がいない場合は、オンライン英会話などで講師に読み上げてもらうのがオススメ。

紙に書いてもいいですし、タイピングで書き取るのもよいでしょう。

瞬時にフィードバックが受けられ、その場で疑問が解消できるので効率よく学習できますよ。

Bizmatesのオンライン英会話レッスンプログラムの中の「Assist Lesson」では、受講者の要望に合わせたレッスンが可能。

講師に「この文章を連続で読み上げてほしい」とリクエストしてみましょう。

ディクテーションをしたあとは、どうしたら聞き取れるようになるかや、トレーナーが英語を覚えた過程などを質問してみると充実したレッスンになりますよ。

ぜひお気軽に受けてみてください。

>>オンラインビジネス英会話ならビズメイツ Bizmates

ディクテーションが間に合わない・追いつかないときの対処法まとめ

ディクテーションが間に合わない・追いつかないときの対処法まとめ

ディクテーションがうまくいかない時の対処法は以下の通りです。

  • 穴埋めから始める
  • 再生スピードを遅くする
  • 書き取り方を工夫する
  • 何度もリピートする
  • 基礎的な単語・文法を学び直す
  • 発音・音声変化をマスターする
  • 人に読み上げてもらう

自分のレベルに合った教材・方法で工夫しながら取り組めば、英語の4技能すべてを総合的に伸ばし、英語力アップを狙える効果的な学習法です。

本記事でご紹介した点に注意した上でディクテーションを活用し、ぜひ英語力を身につけてください。

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