ビジネスシーン・4技能別に役立つビジネス英語本8つ!効率的な学習方法も解説

仕事で役立つ英語を学ぶには、ビジネスシーンで使われる英単語やフレーズを網羅した教材がおすすめです。

しかし、昨今さまざまなビジネス英語の学習本が出版されているため、自分にあったものがどれかわからない方が多いかもしれません。

そこで本記事では、ビジネス英語の学習本を選ぶ上でのポイントや、ビジネス英語の習得に役立つ本をシーン別・4技能別に紹介しています。ぜひ参考にしてください。

日常英会話の学習に役立つ英語本に関しては以下の記事で紹介しているので、興味がある方は以下もご覧ください。

関連記事:おすすめの英会話本 5選!レベル別の本の選び方も紹介

ビジネス英語の学習本を選ぶ上でのポイント

ビジネス英語の学習本を選ぶ上でのポイントは大きく3つあります。

  1. 自分の目的にあっているかどうか
  2. 自分のレベルにあっているかどうか
  3. 実際のビジネスシーンで使える例文が用意されているかどうか

以下で一つひとつ見ていきましょう。

1. 自分の目的にあっているかどうか

ビジネス英語と一言で言っても、業界によって使用される単語や表現は異なります。

たとえば、IT業界であればIT関連の専門用語を学ぶ必要があり、医療業界であれば医療に関する専門用語を学ぶ必要があります。

そのため、自分が働いている業界で使用される英語が学べるかどうかを確認しましょう。

また、ビジネス英語の学習本の中には、英語の4つの技能(聞く・話す・読む・書く)ごとに特化したものもあるので、仕事内容に合わせてそうした学習本を選んでもよいでしょう。

2. 自分のレベルにあっているかどうか

英語を効率よく学ぶには、自分のレベルに合った教材を選ぶことが重要です。

教材のレベルが難しすぎると、なかなか学習が進まず、挫折してしまうことがあります。

また、簡単すぎても新しい知識がインプットされず、英語能力が向上しません。

以上のことから、理解できる内容が全体の約7〜8割程度の教材を選ぶのがよいでしょう。

3. 実際のビジネスシーンで使える例文が用意されているかどうか

ビジネス英語の教材を選ぶときは、実際のビジネスシーンを題材として取り扱っているかどうかを確認しましょう。

たとえば、教材が会議のシーンを扱っていれば、会議中に使用される英語表現が学べるため、学んだフレーズを実際のビジネスシーンですぐに使えます。

また、実際のビジネスシーンで活かせることがわかっていると、高いモチベーションを持って学習できます。

インプットのためだけの英語にならないよう、実際のビジネスシーンで使える例文が多い教材を利用しましょう。

【ビジネスシーン別】役立つビジネス英語本2選

以下ではビジネスシーン別に役立つ学習本を紹介します。

学んだ内容がすぐアウトプットできるよう、実際に遭遇するシーンを取り扱った教材を選んでみてください。

  • ビジネスメール・電話対応向け:ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本
  • MTG・プレゼンテーション向け:場面別ビジネス英会話: 決まり表現&シーン別英語実況中継

ビジネスメール・電話対応向け:ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本

ビジネスメール・電話対応で使える英語がうまくなりたい方は、「ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本」が役に立ちます。

米国公認会計士(ワシントン州)の上田 怜奈さんによって執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは以下のような口コミが見られました。

  • 国際業務に関わる者、外資系のキャリア1年目などに最適
  • ビジネス上遭遇しそうなシーンが紹介されている

この本は、ビジネスメールや電話対応だけでなく、オフィス内での同僚の会話や取引先をオフィスに案内するシーンなど、実際に遭遇しそうなシーンを多く取り扱っています。

また、使用されている英語は中学英語までしかわからない方でも理解できるものが多いため、英語初心者にも最適です。

MTG・プレゼンテーション向け:場面別ビジネス英会話: 決まり表現&シーン別英語実況中継

MTG・プレゼンテーションで使える英語を学びたい方は、「場面別ビジネス英会話: 決まり表現&シーン別英語実況中継」が役に立ちます。

フリーランスビジネス通訳者の柴山 かつのさんによって執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは以下のような口コミが見られました。

  • 実践で使えるものが凝縮されている
  • 解説が頭に残りやすい

この本では、ミーティングの場面の中でも「場所と時刻を指定する表現」や「急用で約束をキャンセルする場合の表現」など、細かな場面別に使われる英語の決まり表現が豊富に紹介されています。

同じ意味でも丁寧度が違う表現などが解説されているため、ある程度英語ができる中級者でも学べることが多いでしょう。

【4技能別】役立つビジネス英語本4選

シーン別ではなく、4技能別にビジネス英語を学びたい方は以下の教材が役に立ちます。

・リスニング向け:ゼロからスタート リスニング

・スピーキング向け:【CD-ROM・音声DL付】話す英語 (実戦力徹底トレーニング)

・リーディング向け:ビジネス英語リーディングの技術

・ライティング向け:ネイティヴチェックで鍛えるビジネス英文ライティング

一つひとつ見ていきましょう。

リスニング向け:ゼロからスタート リスニング

リスニングに特化してビジネス英語を学びたい方は、「ゼロからスタート リスニング」が役に立ちます。

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語講師である安河内 哲也さんによって執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは、以下のような口コミが見られました。

  • 基礎から段階的にトレーニングできる
  • 英語耳が鍛えられる

この本では、主にレストランやホテルといった旅行シーンを想定したリスニング練習を取り扱っています。

また、自己紹介や電話対応などのビジネスシーンを想定した練習も一部含まれているので、ビジネス英語の学習にも役に立ちます。

単語レベルや短いフレーズレベルから、会話レベルまで徐々にステップアップできるようになっているため、リスニング初心者から中上級者までの方におすすめです。

スピーキング向け:【CD-ROM・音声DL付】話す英語 (実戦力徹底トレーニング)

スピーキングに特化してビジネス英語を学びたい方は、「【CD-ROM・音声DL付】話す英語 (実戦力徹底トレーニング)」が役に立ちます。

コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号を取得している愛場 吉子さんが執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは以下のような口コミが見られました。

  • 実際のビジネスシーンを多く取り扱っている
  • 例文が多い

この本では、「提案する」「苦情に対応する」など、社会人であれば身近なシーンを使ってスピーキングが学べます。

実際に使える英語の実践力が身につけられるため、英語の基礎力がある程度身についている中上級者におすすめです。

リーディング向け:ビジネス英語リーディングの技術

リーディングの練習がしたい方は「ビジネス英語リーディングの技術」が役に立ちます。

日英バイリンガルの江藤友佳さん、大学講師の濱崎潤之輔さんの二人によって執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは、以下のような口コミが見られました。

  • 非常に丁寧に解説されている

この本では、Eメールやチャット、ビジネスに関する広告などを読む際のポイントがくわしく解説されています。

また、読解のポイントを一文ずつ丁寧に解説しているため、リーディングの精読練習がしたい英語初心者におすすめです。

さらに、英文文書を読んだ上で、どういった行動をとるべきかを考察する練習項目が用意されているため、ビジネス経験の浅い新社会人にも役に立ちます。

ライティング向け:ネイティヴチェックで鍛えるビジネス英文ライティング

ライティングの練習がしたい方は、「ネイティヴチェックで鍛えるビジネス英文ライティング」が役に立ちます。

米国生まれの語学指導者であるデイヴィッド・セインさんによって執筆されており、Amazonのカスタマーレビューでは、以下のような口コミが見られました。

  • 英語でメールや手紙を書くときに使える
  • 自然な英語表現が身につけられる

この本では、日本人によく見られる文法の間違いや誤解を招く表現を紹介し、それを赤ペンで正しく修正した文と比較することで、自然な書き方を身につけられます。

また、各センテンスで使われている語彙の意味やニュアンスまで丁寧に解説されているため、基礎力のない英語初心者でも手に取りやすい教材です。

ビジネスで頻出の単語が覚えられる英単語本2選

ビジネス英語を話したり、聞き取ったりできるようになるには、ビジネスシーンで頻出する英単語を覚えておく必要があります。

そこで、暗記している単語量に自信がない方は、以下の単語帳のいずれかを持っておくとよいでしょう。

  1. 頻出ビジネス英単語1600
  2. 速読速聴・英単語 Core 1900

1. 頻出ビジネス英単語1600

「頻出ビジネス英単語1600」は、明治学院大学文学部英文学科卒の味園 真紀さんが著書の英単語帳です。

Amazonのカスタマーレビューでは、以下のような口コミが見られました。

  • 読みやすい
  • 訳文がうまい

この単語帳では、見開きページの左側に単語と意味が記載されており、右側には短い例文が記載されています。

そのため、単語の意味がわかったあとで、文章の中でどのように使われるのかまで確認できます。

2. 速読速聴・英単語 Core 1900

「速読速聴・英単語 Core 1900」は、コミュニケーション教育の専門家である松本 茂さんをはじめ、Robert Gaynorさん、Gail Ouraさんの三人によって執筆されている英単語帳です。

Amazonのカスタマーレビューでは、以下のような口コミが見られました。

  • シャドウイングやリスニング教材にも使える
  • 文脈で単語が覚えられる

この単語帳では、各ページ毎に適度な長さの英文が用意されており、文脈と関連付けて英単語の暗記ができます。

文章のトピックは「環境」や「教育」、「政治・国際情勢」などさまざまなので、英単語を覚えながら、時事問題の知識も身につけられます。

ビジネス英語を効率的に学習する方法

自分にあった英語教材が見つかっても、効率的に学ぶにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

以下ではビジネス英語を効率的に学ぶ方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ビジネス英語から学びはじめる
  2. インプットとアウトプット練習をくりかえす
  3. ビジネス英語に特化したオンライン英会話を利用する

1. ビジネス英語から学びはじめる

ビジネス英語は、日常英会話よりも難しいと思われがちです。

しかし、実際のところはベースとなる文法や単語は変わらず、むしろ会議やメールなど特定のビジネスシーンで使用される英単語・フレーズを覚えてしまえばよいため、実は日常会話よりも学ぶ量が少ないです。

したがって、ビジネス英語を学びたい方は、英語初心者でもビジネス英語から学びはじめることで効率的に学習が進められます。

2. インプットとアウトプット練習をくりかえす

英語学習では、多くのことを学んでも、実際に使わなければ知識として定着させられません。

そのため、学んだ内容をどんどんアウトプットしていくのが大切です。

なお、アウトプットには「話す」と「書く」の2つの方法があります。

どちらもアウトプットとして効果的ですが、いきなり話すのは難しいという場合は、書くことからはじめてみるのがよいでしょう。

書く練習をくり返し、自分の考えを英語で表現することに慣れてきたら、会話で使う練習もはじめましょう。

3. ビジネス英語に特化したオンライン英会話を利用する

最短でビジネス英語を身につけたい方は、ビジネス英語に特化したオンライン英会話を利用するのがおすすめです。

オンライン英会話では、英語指導のプロからレッスンが受けられるため、学習中に疑問が生じても気軽に質問できます。

また、オンラインなら時間や場所にとらわれないため、忙しいビジネスパーソンでも続けられます。

最短距離でビジネス英語を身につけたい方は、ぜひオンライン英会話を検討してみてください。

ビジネス英語を最短で学ぶならビジネス英語に特化したBizmatesがおすすめ

ビジネス英語の学習本にはさまざまなものがありますが、効率的に学ぶには、自分のレベルや目的にあったものを選択するのが重要です。

自分にあった教材を利用することで、高いモチベーションを維持し、効率よく学習を進めていけます。

本記事では、ビジネスシーンや4技能別におすすめの英語教材をいくつか紹介したので、ぜひ参考書選びの一助にしてみてください。

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