英語学習法
2023.05.15
英作文の書き方とコツを現役講師が伝授!大学生や社会人になっても使えるフレーズを練習しよう
[この記事でわかること]
ライティングスキルは、資格試験を受験する中学生・高校生・大学生にとっても、ビジネスで英語を使う社会人にとっても必須のスキルです。
英検では3級から英作文がありますし、ビジネスにおいてもメールやチャットでのやり取りが増え、英文を書く機会が増えています。
英作文はテンプレートに沿って書けば誰でも分かりやすい文章を書けます。
本記事では、英作文の書き方を初心者にもわかりやすく解説。
分かりやすく正確に書くコツや上達させる勉強法についてもまとめたので参考にしてください。
Contents
英作文の書き方のコツ
英作文を書く時に押さえたいルールは以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
シンプルな表現をできるだけ使う
英作文の目的は相手に分かりやすく自分の意見を伝えることですから、回りくどい表現をあえて使う必要はないです。
難しい言い回しを使うとカッコイイ感じがしますが、相手が読みにくいと感じたり内容がスッと頭に入らなければ意味がありません。
できるだけシンプルな単語や文法を使って表現できないか、考えるのも読みやすい英文を作る練習になりますよ。
伝わりやすい文章の型を用いる
文章構成をゼロから考えるのは大変ですが、英作文の場合は伝わりやすい文章の型があるので安心してください。
日本では文章を書く型として「起承転結」が挙げられますが、英作文の場合は「PREP法」を用います。
PREPとは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順番で話を展開する方法です。
PREP法を用いれば誰でも分かりやすい文章が書けますし、議題から話がそれてしまう心配などもありません。
特に長文を書く場合は、PREP法を用いて複数の段落を作ることで読みやすい文章が書けます。
意識して使うようにしましょう。
読み手や場面を意識する
資格試験で書く時の英作文とビジネスで書く英文は、それぞれルールが違います。
ビジネスシーンで英文を書く機会がある方は、特定のスキルにフォーカスしたビズメイツの「Other Programs」がオススメです。
「Other Programs」の「Eメールライティング」コースは、ビジネスパーソンに必要なEメールの型からフレーズまで、初級レベルから学べます。
実際にキーボードを使って文章を書く練習ができるので実践に活かしやすいです。
もちろん英作文の添削もしてくれます。
ビズメイツの講師は全員ビジネス経験者なので、間違いを指摘するだけでなく、よりベターな表現をアドバイスするので効率よくライティングスキルを磨けますよ。
「Eメールライティングコース」が気になる方は「Other Programs」から是非チェックしてみてください。
5Csを意識する
「PREP法」の型に当てはめれば誰でも分かりやすい文章が書けるとお伝えしました。
さらに分かりやすい文章にするために意識したいのが「5Cs」です。
「5Cs」の内容は以下の通りです。
- clarity 伝えたい情報を精査し明快にする
- cohesiveness トピックセンテンスとサポートセンテンスを使う
- completeness トピックセンテンスの根拠となる情報を十分に示す
- conciseness 表現をシンプルにする
- concreteness 具体的な用語を使用する
5つのCsを意識することで読み手が理解しやすいのはもちろん読み手に信頼感を与えることもできます。
参考:The Five C’s of Effective Communication | Vista Projects
英作文の点数を上げる3つの裏技
英作文を勉強する際のコツは以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
ライティング力を伸ばす勉強法について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
英語のライティングは独学できる! 5つの勉強法とオススメのアプリも紹介 | 英語で暮らしと仕事が楽しくなるビズメイツブログ Bizmates Blog
テンプレートをうまく活用する
英作文は、テンプレートに沿って書いていけば誰でも分かりやすい文章が書けるものです。
英作文を正確に速く書く近道は、例文をマネすることにあります。
アウトプットで同じ文章ばかりを使うのではなく、表現を増やしたいなら定期的に例文やテンプレートをインプットしましょう。
英文を書く時、いつもゼロから考えていては時間がかかりすぎてしまいます。
速く、分かりやすく英文を書くのに便利なのがテンプレートです。
たとえば、初めて取引先にメールする際のビジネスメールであれば以下のようなテンプレートが使えます。
「I am <Suzuki> from <japan corporation> in charge of <Sales Department>. I am writing to you for the first time.」
「私は<日本>株式会社の<営業>を担当しております<鈴木>と申します。初めてメールさせて頂きます。」
テンプレートを覚えておけば、あとは必要な箇所を変更するだけで簡単に文章ができるので英文を書くスピードが速くなります。
資格試験の英作文でもテンプレートはあるので、まずはお手本となるテンプレートを覚えてしまいましょう。
速く英作文が書ければ他の問題にかける時間が増えて高得点が取りやすくなりますし、ビジネスであればレスポンスが速くなり相手に信頼感を与えられます。
テンプレートは、覚えれば覚えるほど速く正確な英文が書けるようになりますよ。
色々な表現を練習する
同じ表現を多用すると幼稚な印象を与えてしまうので色々な表現を身につけたいですね。
そこで有効なのがパラフレーズです。
パラフレーズは簡単に言うと言い換え表現です。
たとえば、「向上する・良くなる」という意味の「improve」は状況によって以下の語句にパラフレーズできます。
- Look up(状況・景気などが良くなる)
- Get better(病状などが良くなる)
大意は同じでも微妙にニュアンスが異なるので、使い分けることで文章が具体的になります。
また、表現の幅が広いほど知的な印象を与えるられるのでビジネスシーンでは有利に働きます。
「いつも同じ表現を使ってしまう」という方は、ぜひパラフレーズの練習をしてみてください。
日本語で文章内容を考えない
日本語と英語では語順が異なりますよね。
日本語は「私は彼を知っている(主語+目的語+動詞)」なのに対し、英語は「I know him.(主語+動詞+目的語)」になります。
ですから、日本語で考えた文章を英語に直そうとすると語順ごと変える必要があるので二度手間です。
さらに無理やり英語にしようとして通じない文章になる恐れもあります。
最初から英語で文章を考えることは英語脳を鍛えることにもなるので、スピーキングの際にも役立ちます。
なかなか英文が書けない、英語が口から出てこないという人は英語の語順に慣れる意味でも最初から英語で考えるのがオススメです。
英作文が早く書ける人が知っている3つのコツ
英作文を早く書ける人は、英作文に必要な英語力をきちんと身につけています。
英作文を書くために必要な力は以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
最低限のボキャブラリー
英作文を書こうと思っても、一定以上の単語力がなければ書けません。
まずは自分が伝えたいことを英語で書けるだけの語彙力と文法知識を身につけましょう。
最低限、中学レベルの英語力はつけておきたいです。
英検で言えば3級が中学卒業程度ですから、一冊テキストを購入して勉強し直すのも良いでしょう。
効率よく語彙力をつけてく方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
英語の語彙力がアップする勉強法6選! 学習に役立つ教材も紹介 | 英語で暮らしと仕事が楽しくなるビズメイツブログ Bizmates Blog
文章の構成を考える力
英語の資格試験やビジネスで英語の文章を書く場合、文章の構成は非常に重要です。
相手が理解しやすい文章の共通点は構成がしっかりしていることです。
構成を考えるというと難しそうに聞こえますが、型はすでにあるので当てはめていけば誰でも分かりやすい文章は書けるので安心してください。
文章の型については、「英作文を書く時に押さえたいルール」で後述しているので参考にしてください。
自分の伝えたいことを表現できるフレーズの知識
自分の伝えたいことを表現するには、日本語で文章を作りこまないことが重要です。
日本語と英語では語順が全く違うので、日本語で文章を作りこみすぎると英語にする際、苦労することが多いです。
単語や文法が分からなかったり、英語にはない表現を無理やり作ってしまったりして、相手に伝わらないという結果になることも。
英文を書く目的は自分の意見を相手に伝えることですから、難しい単語や表現を使う必要はありません。
「持っている知識を使って伝える」ことを意識しましょう。
英作文を上手に書くための勉強法
英作文を上達させる練習方法は以下の通りです。
- 最低限の英単語や英文法を覚える
- とにかく量をこなす
- 書いた英作文を第三者に確認してもらう
順番に見ていきましょう。
最低限の英単語や英文法を覚える
英作文は知っている知識を使って書くとはいえ、中学レベルの単語や文法知識がないと厳しいです。
試験やビジネスなどのシーンによって必要な単語や表現は異なりますが、基礎単語や基礎文法は共通して必要だからです。
まずは中学レベルの単語と文法をマスターしましょう。
中学レベルは英検で言えば3級に該当します。
テキストを購入してサクッと勉強しても良いですね。
一度習っていることなのでそれほど苦労せずに思い出せるはずです。
とにかく量をこなす
英作文を実際に書けるようにしていくには、たくさんアウトプットする必要があります。
テンプレートと型はほとんど決まっていますから、全然書けなくて困るということはないはずです。
まずは、自分に必要なシーンのテンプレートを丸暗記して実際に書いてみましょう。
最初は慣れないのでテンプレートを見ながら書き写すことになると思いますが、徐々に何も見ずに書けるようになってきます。
英作文は量をこなせば誰でもスラスラ書けるまでになれますよ。
書いた英作文を第三者に確認してもらう
書いた英作文はオンライン英会話の講師など、誰かに確認してもらうことで、自分では完璧だと思っていた文章でも、間違いやより良い書き方に気づけるものです。
見せる前に、冠詞が抜けていたり前置詞が抜けていたりといったミスがないか今一度確認しましょう。
英作文の学習はテンプレートがあるので独学でも勉強しやすいのです。
しかし、テンプレート外の自分で考えて書く箇所は表現や言い回しが合っているのか確認しずらいですよね。
正しい英文が書けているかは非常に重要です。
特に、ビジネスの場面では間違った英文で相手に誤解されては損失をもたらす可能性も。
書いた英作文は必ずプロに添削してもらうことをオススメします。
ビズメイツの「Other Programs」にある「Eメールライティング」コースは、ビジネスパーソンに必要なEメールの型やフレーズを初級レベルから学べます。
もちろんビジネス経験豊富なトレーナーが英作文も添削してくれるので活用しない手はないです。
文法的な間違いを指摘してくれるだけでなく、よりベターな表現を教えてもらえるので効率よくライティングスキルを伸ばせますよ。
「Eメールライティングコース」が気になる方は「Other Programs」から是非チェックしてみてください。
レッスンタイプ・教材一覧|ビジネス特化型オンライン英会話 ビズメイツ (bizmates.jp)
英作文の書き方に関してよくある質問
英作文の書き方に関してよくある質問は以下の通りです。
- 英作文のテーマはどうすればいい?
- おすすめの参考書は?
順番に見ていきましょう。
英作文のテーマはどうすればいい?
漠然と英作文の練習がしたい場合は、自分の身近なテーマでかまいません。
たとえば以下のようなテーマです。
- 趣味について
- 関心のあるニュースについて
ビジネスで使う予定がある方は、ビジネスメールのテンプレートを覚えて実際に書いてみるのが速いです。
おすすめの参考書は?
自分の目的に合わせて選べば問題ありません。
資格試験で使うのかビジネスで使うのかによって覚えるべきテンプレートも異なるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
インプットしながらアウトプットもしていくことが重要です。
テンプレートを覚えたら実際に書いてみましょう。
英作文の書き方のまとめ
本記事では英作文の書き方を解説しました。一緒に要点をおさらいしておきましょう。
英作文の書き方のコツ9つ。
- シンプルな表現をできるだけ使う
- 伝わりやすい文章の型を用いる
- 読み手や場面を意識する
- 5Csで分かりやすい文章を意識する
- テンプレートをうまく活用する
- パラフレーズの練習する
- 日本語で文章内容を考えない
- 語彙力と文法知識を身につける
- 文章の構成を考える力をつける
- 伝えたいことを表現できるフレーズの知識を増やす
これらのコツを念頭に置きながら、英作文に取り組んでみましょう。
自信を持ってライティングできるようになると、さまざまな場面で必要な英文の作成やビジネスのEメールのやりとりがスムーズになるでしょう。
英語表現の上達のために、積極的にチャレンジしてみてくださいね。
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