英語学習法
2023.01.25
英語の精読で得られる学習効果とは?正しいやり方を4ステップで解説
文章中の単語や文法を理解しながら、じっくり読んでいくのが「精読」です。
精読はリーディング力はもちろん、ライティング力やスピーキング力の向上にも役立ちます。
仕事で英文書を扱う方や海外とメールでやり取りをする方、他国のニュース情報を把握したい方にオススメのリーディング学習法です。
本記事では、精読の手順をわかりやすく4つのステップで解説しています。
精読をする時の注意点や、役立つ教材についてもまとめましたのでぜひ参考にしてください。
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Contents
英語の精読とは?
ここでは、精読の意味や、混同されやすい「多読」や「速読」との違いについて解説していきます。
順番に見ていきましょう。
精読の意味・読み方
「精読」の読み方は「せいどく」で、文章を一文ずつ丁寧に読んでいくという意味です。
わからない単語があれば意味を調べ、使われている文法も丁寧に理解していきます。
また、文章中の主語や動詞を特定したり、修飾関係にある語をチェックしたりと、文構造を分析することで英文を理解していきます。
英文を分析し終えたら、何度も同じ文章を読み返すことで、語彙や文法を定着させましょう。
精読の同義語には「熟読」があり、対義語としては「多読」が挙げられます。
精読と多読の違い
文章を丁寧に分析しながら読む精読に対し、辞書などを使わず、とにかく多くの文章を読むことを「多読」といいます。
精読と多読は、まったく逆のリーディング学習です。
精読で得られる主な学習効果は以下の通りです。
- 語彙の強化
- 英文構造の理解
- 文法知識の習得
多読で得られる学習効果は以下の通りです。
- 英語を英語のまま理解する力がつく
- 英語を読むスピードが上がる
- 英語のネイティブ感覚が身につく
精読は、英文を理解するために行う基礎トレーニング。
多読は、基礎知識がある上で量をこなし、英文に慣れるトレーニングといった感じです。
多読は小説などの読書と組み合わせられることが多いですね。
どちらもリーディング力を向上させる勉強法ですが、多読は、ある程度の語彙力や文法力が必要なので、精読でトレーニングを積んだ後に始めるのが効果的です。
精読と速読の違い
英文をじっくり読む精読に対し、文章を素早く読み、大意を把握する読み方が速読です。
精読は、語彙力や文法の理解をコツコツと積み、最終的に文章を読めるようにするのがゴール。
速読は、文章のおおまかな内容をすばやく掴むため、英語を前から順番に理解していく多読に、速さを加えて読めるようになるのがゴールです。
多読と同じく速読も、精読で語彙力や文法力をつけた後でないと学習効果は低いです。
精読→多読→速読という順番で学習すれば、効率よくリーディング力を鍛えていけるでしょう。
英語学習で精読することのメリット
英語学習で精読することのメリットは以下の通りです。
- 正確な語彙や文法を身につけられる
- 英文の構造を正しく理解できる
- 英文を読むスピードを上げられる
- ライティング力を向上できる
順番に見ていきましょう。
正確な語彙や文法を身につけられる
文章を読んでスッと意味が入ってこなかったり、じっくり読んでも意味がわからない場合、その原因を探って読めるようにしていくのが精読です。
文章が読めない原因は、語彙力が足りていないか、文法の知識不足、もしくはその両方です。
単語がわからないのであれば、辞書で調べましょう。
単語はわかるけど意味がわからない場合は、使われている文法が理解できていないので、スクリプトを見て予測を立てて調べたり、誰かに聞いて解決していきましょう。
文章を分析して意味を自分なりに解釈したら、スクリプトを見て合っているか確認します。
けっこう大変な作業ですが、精読を継続すれば、着実に語彙力や文法知識が増えていきますよ。
参考記事:英語の語彙力がアップする勉強法7選! レベル別目安やおすすめ本も紹介
英文の構造を正しく理解できる
精読では、文章中の主語や動詞、目的語、修飾関係などを把握しながら読んでいきます。
文章中の単語の働きを分析するクセがつけば、初めて見る文章でも、文の構造を正確に理解できるようになります。
精読を継続していけば、徐々に英文の構造をとらえるのに慣れてくるので、初めて見る文章でもラクに読めるようになってくるでしょう。
英文を読むスピードを上げられる
精読を継続していけば、初めて読む英文でも徐々にスピーディーに読めるようになってきます。
精読を通して、語彙力や文法力、文の構造をとらえる力などさまざまな英語力が鍛えられたり、接続詞などから文章の展開を予測したりできるようになります。
たとえば、「although(~だけれども)」から始まる文章であれば、「文の前半と後半が逆説的になっているだろう」と展開を予測できますよね。
精読で語彙力や文法力を鍛えれば、こうした予測が立てやすくなります。
また、精読のあとに音読することで、さらに英文を読むスピードが上がります。
最終的には、英文を見た時に日本語を介さず、英語を英語の語順のまま理解できるようになることがゴールです。
ライティング力を向上できる
精読によって語彙力や文法知識がついていけば、ライティング力の向上にも役立ちます。
精読を続けることで、正しい文の構造がインプットされるからです。
ビジネスパーソンであれば、仕事で英文メールや企画書を書く時に精読で得たことが役立ちますね。
また、TOEICなどの資格試験でライティングが必要な方や、海外のニュース記事をスラスラ読みたい方などにとっても、精読は効果的な学習法です。
精読は、リーディング力の向上だけでなく、正確な英文を書くための土台となってくれるのです。
本格的にライティング力を向上させたいなら、日本語を英訳する練習をしたり、英文を書き写したりしましょう。
英訳することで、新しく学んだ語彙や表現を使えるレベルまで引き上げられます。
また、テキストや英語ニュースの文章をそのまま書き写すことで、使える表現の幅が広がりますよ。
ライティングの勉強法は以下の記事も参考にしてみてください。
参考記事:英語のライティングは独学できる! 5つの勉強法とオススメのアプリも紹介
精読トレーニングのやり方
精読トレーニングの正しい手順は、以下の通りです。
- ざっと読み、わからない部分を特定
- わからない語彙を調べる
- 品詞分解して文構造を把握する
- 音声を聞きながら音読する
順番に見ていきましょう。
ざっと読み、わからない部分を特定
英文を一読し、理解があいまいな箇所に線を引くなどしてチェックしていきます。
チェックを入れる箇所の例は以下の通りです。
- 意味のわからない単語
- 何を指しているかわからない指示語
- 主語や動詞などの文構造がわからない部分
- 単語はわかるのに文の意味がわからない文章
先に不明点をチェックしていくことで、効率よく精読していけます。
逆に、一読して意味がスッとわかった文章に関しては、精読の必要はありませんので、次に進みましょう。
ムダな時間を省くためにも、まずは、わからない部分を特定するのがコツですね。
わからない語彙を調べる
次に、意味が推測できない単語の意味を調べていきます。
1つの単語でもいろいろな意味や品詞を持つものもあるので、文脈に合うものを探すようにしましょう。
単語の意味をチェックした後、もう一度文章を読んでみて、意味が理解できたら、その英文が読めなかった原因は語彙力不足です。
原因がわかれば分析を終了し、次の文章へ進みましょう。
ちなみに、調べた単語の意味は、別の欄に書いておくなど、文章中に書き込まないのがオススメです。
2回目に読んだとき、意味を覚えているかテストするためです。
また、わからなかった単語を別冊にまとめて、オリジナルの単語帳を作れば、いつでも復習ができて便利ですよ。
品詞分解して文構造を把握する
すべての英単語は、文中での位置や働きによって、以下8つの品詞のどれかに分類されます。
- 名詞
- 代名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
- 接続詞
- 前置詞
- 間投詞
品詞を文の中に正しく配置することで、意味のある文章が成り立ちます。
品詞の理解は、文構造を理解する助けとなるので、正しく文章を読んだり、正しい文章を書いたりするのに役立ちます。
ちなみに品詞の見分け方は、文中での位置、単語同士の修飾関係、またスペルの語尾などで判断可能です。
慣れもあるので、精読するたびに、「この単語の品詞は、なんだろう?」と意識してみてください。
文構造を把握するには、スラッシュリーディングもオススメです。
スラッシュリーディングでは、英文を意味のかたまりごとに言葉を区切って読んでいきます。
たとえば、以下の例文は接続詞をスラッシュで区切って前後の文章の関係をわかりやすくしています。
I feel sick / because I have a cold.
スラッシュリーディングを続けることで文構造が明確になり、英語をフレーズ単位で理解できるようになりますよ。
スラッシュリーディングの具体的なやり方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事:スラッシュリーディングの具体的なやり方とは?コツや注意点についても解説!
音声を聞きながら音読する
精読をし終えて文章の内容を把握したら、次に文章を音読していきましょう。
音読することで、精読で得た語彙や文法の知識が、より定着しやすくなり、英語の処理が時短化されます。
具体的には、精読では語彙や文法を個々で理解することで、ゆっくり読めば意味が理解できる程度だったのが、音読を繰り返すことで、脳内で語彙や文法を同時に処理できるようになります。
音読をするときは、まず音声を聞いて、発音やイントネーション、アクセントをチェックしましょう。
音声を真似して発音したり、シャドーイング学習を加えれば、スピーキング力の向上も狙えますよ。
参考記事:英語音読の4つの効果・3つのメリットを解説!やり方とおすすめ教材も合わせて紹介
精読した文章でディスカッションしてみよう
精読で理解を深めた文章は、人に対して説明をするとさらに記憶に定着しやすくなります。
オンライン英会話の予習として精読をしてからディスカッションすれば、使える英語力につながりますよ。
発音やイントネーションもチェックしたら、積極的に会話の中で使ってみましょう。
Bizmatesのオンライン英会話には、「Discovery」という講師と異文化ディスカッションを行なうレッスンがあります。
さまざまなテーマから好みのものを選べるので、自分の興味あるテーマで精読ができます。
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予習もレッスンも自分のペースでできますよ。
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精読が効果を発揮する3つの場面
ここからは精読が効果を発揮する3つの場面について具体的に紹介していきます。
- TOEICや英検などのリーディング対策をするとき
- 通読した文章の理解を深めたいとき
- ビジネスでフォーマルな文章を読むとき
TOEICや英検などのリーディング対策をするとき
リーディングの試験対策には、日頃の精読トレーニングが効果的です。
試験のリーディングはスピードが重要ですよね。
意味を理解するためにじっくり時間をかけて読んでいては、すぐ時間切れになってしまいます。
しかし、いきなり速く読もうとしてもできません。
日頃から一つひとつの英文の文法や構造を理解しながら読むことで、英文を速く正確に読めるようになっていきます。
地道に精読に取り組むことで、徐々に制限時間内に正確なリーディングができるようになりますよ。
英文を瞬時に理解する力を鍛えるために、TOEICや英検のリーディング対策に精読を取り入れてみましょう。
通読した文章の理解を深めたいとき
1度通読した文章でも、より深く理解するために精読してみましょう。
通読では大意をつかめても、意味があいまいなままの文章や単語があって細かくは理解できていないことがあります。
さっと読んで意味を理解したと思っていた文章も、もう一度じっくり読むことで細かいニュアンスがわかったり、勘違いしていた部分に気付いたりします。
すでに読んだことがある文章でも、精読しながらあらためて読んでみましょう。
とくに小説など物語を読むと、今まで気付けていなかった重要な要素を発見できて楽しいですよ。
ビジネスでフォーマルな文章を読むとき
取引先からの文書や海外の法規を確認する際など、ビジネス文書は正確に理解する力が求められます。
精読で語彙や文構造を理解しながら、間違えのないように全体の意味を理解していきましょう。
しかしフォーマルな文章はビジネスや法律特有の言い回しが多く、慣れるには時間がかかります。
効率良く意味を理解するために、不明点はオンライン英会話などで講師に質問しましょう。
Bizmatesはビジネス英語に特化しており、講師も英語でのビジネス経験が豊富です。
「Assist Lesson」というプログラムなら、持ち込み教材でのレッスンも可能ですよ。
自分で精読してわからなかった文の構造や語彙のニュアンスなどを講師に確認しましょう。
「Assist Lesson」では、資料や英文メールの添削、プレゼンテーションの予行演習などもできます。
仕事であまり理解できなかった英語資料などを使って、自由にレッスン内容をカスタマイズできますよ。
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英語学習で精読をする際の注意点
英語学習で精読をする際の注意点は以下の通りです。
- すぐに和訳や解説に手を出さない
- 教材のレベルを自分のレベルより少し上にする
- 最初は短めの文章を精読する
順番に見ていきましょう。
すぐに和訳や解説に手を出さない
わからないからといって、すぐに和訳や解説に頼ってしまうのは良くありません。
なぜ読めないのかを分析することで、単語や文法など自分の弱点がわかります。
また、最終的には、精読を通して身についた語彙力や文法力を使って、初めて見る文章でも読めるようになることがゴールです。
とくに単語に関しては、膨大な数があるので、すべて覚えるのは不可能です。
英文を読むたびに、知らない単語に遭遇することでしょう。
そこで大事なのが推測する力です。
最初から答えを見てしまっては、知らない単語やストーリー全体を推測する力がつかないのでNGです。
教材のレベルを自分のレベルより少し上にする
精読の教材は、少し難しいと感じるぐらいがちょうどいいです。
具体的には、ざっと目を通したときに、半分くらい理解できないものがいいでしょう。
「半分も読めなくて大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、精読は読めない英文を読めるようになることが目標なので、大丈夫です。
難しすぎると続きませんし、簡単すぎては精読になりませんから、自分のレベルより少し上の教材を選びましょう。
Bizmatesでは、長めの文章を取り扱っている教材もあるので、精読の教材として使ってみてもいいでしょう。
最初は短めの文章を精読する
基本的な語彙力や文法力がない場合、いきなり長文の精読に挑戦するのはハードルが高いです。
最初は、短めの文から始めると挫折しにくいですよ。
初級者向けのリーディングテキストから始めましょう。
文法の参考書や問題集に載っている例文、例文付きの単語帳なども活用できそうです。
自分なりに英文を分析したら、和訳を確認して、自分の解釈が合っていたか確認しましょう。
精読で判明した弱点を強化しよう
精読によって判明した自分の弱点を強化する方法について、以下の2つに分けて紹介します。
- 語彙力が不足している場合
- 文法力が不足している場合
語彙力が不足している場合
文の構造は捉えられているのにわからない語彙が多い場合は、集中的に語彙を強化する必要があります。
テキストを読みながら新しい語彙を覚えたり、単語帳を使ったりしてインプットしていきましょう。
しかし、インプットだけではなかなか新しい語彙を定着させられません。
しっかり定着させるには、「input→learn→use」の「learn→use」を繰り返すことが大切です。
「learn→use」を繰り返すために、英語を書くときや話すときに積極的に新しい語彙を使っていきましょう。
英語で日記を書く習慣をつけたり、オンライン英会話でアウトプットしたりするのがオススメですよ。
語彙のインプットとアウトプットの仕方は以下の記事で詳しく紹介しています。
語彙を強化したい方はぜひ読んでみてください。
参考記事:英語の語彙力がアップする勉強法7選! レベル別目安やおすすめ本も紹介
文法力が不足している場合
文の構造がうまく捉えられていないなら、文法の知識不足が原因です。
中学レベルの基本的な文法にまだ不安がある場合は、英語学習を基礎からやり直すことが大切です。
文法を解説している参考書を使って、まずは文法の基本の理解を強化しましょう。
下記の記事では英語の勉強法を初心者レベルから網羅的に解説しています。
具体的な学習のステップが知りたい方は参考にしてください。
参考記事:英語の勉強は結局何をすればいいの? 具体的な勉強法を解説!
基礎はできているのに苦戦している場合は、理解を深めるためにスラッシュリーディングを実践しましょう。
すでに使っているテキストの英文を意味ごとに区切りながら読んでみてください。
続けるうちに文の構造が簡単にわかるようになりますよ。
具体的なスラッシュリーディングの仕方は以下の記事で説明しています。
方法やコツを参考にしてぜひ実際にやってみましょう。
参考記事:スラッシュリーディングの具体的なやり方とは?コツや注意点についても解説!
独学で挫折しそうならコーチングもオススメ
語彙を増やしたり文法を理解したりと、しっかり精読するための英語力をつけるには時間がかかります。
まずは学習計画を立て、適切なテキストを選びましょう。
しかし、完璧な学習計画を立てたとしても、継続していくのは簡単ではありません。
また、テキストも相性の悪いものを使っていてはいつまで経っても英語力の向上を実感できないでしょう。
独学に自信のない方や挫折しそうな方は、英語のコーチングサービスがオススメです。
Bizmates Coachingでは、英語学習のプロが一人ひとりの現状と目標に合わせて学習計画を作成します。
日本人の専任コンサルタントが月4回の面談を通して、学習進捗と英語力をチェックし、継続を徹底的にサポートしますよ。
確実に英語力をアップしたい方は、ぜひBizmates Coachingにご相談ください。
>>Bizmates Coaching(ビズメイツ コーチング)
英語学習で精読をする際によくある質問
英語学習で精読をする際によくある質問は以下の通りです。
- 精読学習に取り掛かり始めるタイミングは?
- 精読学習で有名な参考書・本は?
- 精読学習はどれくらいやれば効果が出てくる?
- 精読と通読の違いは?
- 精読の同義語(類語)・対義語は?
順番に見ていきましょう。
精読学習に取り掛かり始めるタイミングは?
社会人の場合、仕事で英文の文書やメールを読む必要が出てきたら精読を始めるといいでしょう。
資格試験の長文読解で高得点を狙いたい方や、洋書を読んでみたい方、海外のニュースをスラスラ読めるようになりたい方、多読をしてみたい方にも精読はオススメです。
精読を始めるには、最低でも中学卒業程度の単語力と文法力が必要です。
自信がないという方は、一度中学レベルの問題集で復習してから、自分に合ったレベルの教材で精読にとりかかる方が効率よく学習していけますよ。
精読学習で有名な参考書・本は?
精読で有名な参考書や本は以下の通りです。
- 精読の極意
- 英文精読トレーニング
- ビジュアル英文解釈
- 思考力をみがく 英文精読講義
- 英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで
自分のレベルに合っているもので、正しい精読の手順を踏めば、必ずリーディング力はつきます。
精読学習はどれくらいやれば効果が出てくる?
勉強時間などにもよりますが、効果が出るまでには、おおよそ3ヶ月ほどかかります。
継続できれば必ずリーディング力はついていきます。
途中で挫折しないように、習慣づけて学習できるといいですね。
ちなみに、習慣化のコツは、同じ時間、同じ場所で行うことです。
忙しい社会人であれば、比較的予定の入りにくい早朝がオススメです。
精読と通読の違いは?
精読とは時間をかけて深く理解することです。
細部まで完璧に理解することを意識して文章を読みます。
一方で、通読とはざっと大意を理解することをいいます。
全体像の把握ができれば流し読みでも構いません。
意味を深く理解することを重視するなら精読、速く大まかに理解することを重視するなら通読が適しています。
精読と通読の両方が使い分けられることが理想ですが、精読で文章を理解する力をつけなければ通読の力もアップしません。
文章を読む力をつけるには、まずは精読に取り組むことが大切です。
精読の同義語(類語)・対義語は?
精読の同義語(類語)は「熟読」や「解読」などです。
対義語には手あたり次第に本を読むという意味の「乱読」があります。
また、厳密には正反対の意味ではありませんが、「速読」や「通読」も精読の対義語によく挙げられます。
英語学習においては、記事内で紹介したとおり精読⇒多読⇒速読の順番でリーディング力を鍛えるのがオススメです。
多読と速読をできるようにするために、まずは精読に取り組みましょう。
精読でリーディング力を鍛えよう
仕事で英文書を読む機会がある方、リーディング試験で高得点をとりたい方、英語のニュースをスラスラ読めるようになりたい方などにオススメなのが、精読です。
英語の精読を継続すれば、正確にスピーディーに英文が読めるようになります。
単語力や文法力、文構造を理解する力がつくからです。
また、精読で文構造を理解することで、アウトプットの正確性も上がるため、ライティング力やスピーキング力を伸ばしたい方にも役立ちます。
精読をするときは、自分のレベルより少し上だと感じる教材を選ぶのがコツ。
すぐに和訳に頼らず、理解できない箇所にチェックをつけ、分析していきましょう。
精読で得た学習効果を実感したい方は、アウトプットする時間を作ることが重要です。オンライン英会話で実際に英語を話してみてください。
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