英語学習法
2024.02.18
英語学習に役立つニュースサイト8選|英文記事を活用した勉強法
無料で質の高い英語学習を可能にするのが、英語のニュースサイトです。
英語の記事が読めたり英語のニュースが聞けたりするので、リーディング力とリスニング力を同時に伸ばせます。
本記事では、英語のニュースサイトを活用した具体的な学習方法を5つのステップで分かりやすく解説。
また、レベルや目的別に役立つニュースサイトについてもまとめました。
ニュースサイトでインプットした語彙や表現は、アウトプットすることで「知っている英語」から「使える英語」になります。
Contents
英語学習にニュースサイトがおすすめな理由
英語学習にニュースサイトがおすすめな理由は以下の通りです。
- スキマ時間で学習できる
- タイムリーな話題で興味が湧く
- 時事ニュースに強くなる
順番に見ていきましょう。
スキマ時間で学習できる
ニュースサイトであればスマホでも手軽にニュースがチェックできるので、スキマ時間をうまく活用できます。
ニュースのボリュームも多すぎず簡潔にまとめられているので、通勤中やちょっとした待ち時間などで勉強できるでしょう。
また、読んでいて興味が持てない・面白くないと感じたら、飛ばして次のニュースを探せるのもメリット。
合わない英文を読み続ける時間が省けます。
結果、効率よく自分のレベルに合ったニュースを探して学習できるというわけです。
ニュースサイトは、教材を探す時間・学習に必要な時間ともに忙しい社会人にぴったりのツールと言えるでしょう。
タイムリーな話題で興味が湧く
ニュースサイトには各国の最新のニュースが掲載されています。
タイムリーなニュースは興味をもって読み進められるでしょう。
海外の時事ネタを知っていることで、外国人の同僚との会話や英会話のネタにもなるのでオススメです。
時事ニュースに強くなる
特にビジネスで英語を使うのであれば、最新の時事ニュースは知っておきたいですね。
最新の情報はいつも英語発信ですから、英語ニュースを見ておくことでビジネスチャンスを掴みやすくなります。
特に仕事の専門分野に関しては、最新情報をチェックしておきたいものです。
仕入れたニュースは、知識に留めるのではなく英語で語れるようにまでしておけるとベスト。
ニュースの内容を英語で話せれば、同僚と情報をシェアしたり取引先を説得したりする際に役立ちます。
英語を話す機会があまりないという方には、オンライン英会話がオススメです。
通学型よりはるかに安い価格で好きな時間、好きな場所からレッスンが受けられます。
ビズメイツなら1回320円~の低価格でビジネスシーンに特化した英語が学べるので、仕事で英語を使う方にはピッタリです。
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ニュースサイトでの英語学習がもたらす効果
ニュースサイトでの英語学習がもたらす効果は以下の通りです。
- ボキャブラリーが増える
- リーディング力が上がる
- リスニング力が上がる
順番に見ていきましょう。
ボキャブラリーが増える
ニュースサイトはジャンルも多岐にわたるので、色々なニュースを読めば多様な語彙に触れられます。
継続して学習することで自然と語彙も増えていくでしょう。
最初のうちは、同じジャンルのニュースを読むことがオススメです。
たとえば、政治なら政治のジャンルを中心にチェックしてみてください。
すると、同じようなボキャブラリーや表現に何度も出会うと思います。
出会う回数が多いほど記憶にも残りやすくなるので、効率よくボキャブラリーが増やせますよ。
また、インタビュー記事や動画では、より生きた英語が学べます。
簡単な単語でも意外と使い方を知らないものは多いです。
ネイティブがどんな風に使っているのかチェックして、自分でも使ってみることで「使える英語」として蓄積されます。
リーディング力が上がる
毎日一定量を読むことで、リーディング時の理解力・読解スピードが上がります。
いきなり絵本をスラスラ読みだす子どもがいないように、英語も最初はゆっくりしか読めません。
ただ、毎日継続して読むことで、徐々に英語を処理するスピードも速くなっていきます。
分からなかった単語や文法を調べて英語力を付けていけば、さらに処理スピードは上がっていくでしょう。
このとき、時間がある人や初心者の場合は、分からない単語や文法を1つ1つ調べて読み進める精読をオススメします。
ある程度英文に慣れてきた人・時間がない人は、分からない箇所は飛ばして多くの英文に触れる多読がオススメです。
初心者は精読、慣れてきたら多読をしていくことで効率よくリーディング力を向上できます。
リスニング力が上がる
音声付きのニュースサイトを使うことでリスニング力アップも期待できます。
速すぎてなかなか聞き取れなかったり、逆に遅すぎるから速度を上げた場合は、速度調整機能を利用しましょう。
自分のレベルに合った速さで英語が聞けるので、ストレスなく学習に取り組めます。
また、字幕を見つつ音声とかぶせて英語を読むオーバーラッピングや、音声から少し遅れて発音するシャドーイングを行えば、よりリスニング力の強化につながります。
シャドーイングの詳しい方法については、後述していますのでぜひ参考にしてください。
英会話と組み合わせれば効果大
ニュースサイトを使ってインプットしたら、実際に話してアウトプットしましょう。
せっかく覚えた単語や表現もアウトプットしていかないと忘れてしまうからです。
周りに英語を話す環境がない方は、オンライン英会話を利用するのがオススメ。
ビズメイツは1レッスン320円~と続けやすい価格で毎日英語が話せます。
実は、ビズメイツで英会話を始める方の約半数は英会話初心者。
英会話の基本フレーズからしっかり学べるので、英語に自信のない方でも安心してレッスンが受けられます。
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英語ニュースサイトを活用した5ステップ勉強法
英語ニュースサイトを活用した5ステップ勉強法は以下の通りです。
- ざっと記事を読む
- 理解を深める
- 音声を聞く
- シャドーイングする
- 英会話で話題に上げる
順番に見ていきましょう。
1: ざっと記事を読む
まずは一通り記事に目を通しましょう。
分からない単語や表現があるかと思いますが、ここでは意味を調べることはせず後で調べられるようチェックをつけておきます。
都度調べないことで、文脈から単語の意味を推測する練習にもなりますよ。
力試しのような感じで、ざっと記事を読んでみてください。
大まかな内容が理解できることを目標にしましょう。
2: 理解を深める
次にチェックしておいた分からない単語や表現を辞書で調べたり、和訳と照らし合わせて確認していきます。
いわゆる精読ですね。
調べた単語はノートにまとめておけばオリジナルの単語帳が作れます。
単語帳を作っておけば、いつでも復習ができるので便利です。
文法に関してわからない箇所は、和訳を見ればどんな文法が使われているのか見当がつくと思いますが、それでも分からない場合はプロに聞くのが早いです。
質問サイトで聞いても良いのですが、返答に時間がかかったり無料のサイトだと正確性に欠ける場合も。
オンライン英会話を始めれば、こういった文法の質問もレッスン中に聞けるので便利です。
即返答がもらえるのでモヤモヤ悩む時間がありません。
単語と文法の知識をインプットしてリーディング力を向上しましょう。
3: 音声を聞く
音声付きのニュースサイトであれば、リーディングの次にリスニングをしてみましょう。
日本人の多くはリーディングよりもリスニングが苦手です。
リスニングに自信のない人は、リーディング→リスニングの順に学習するのが良いでしょう。
リーディングでニュースの内容を頭に入れた上でリスニングをすれば、かなり聞きやすくなるはずです。
逆に、リスニング力を測りたい・英語に自信のあるという方は、リーディングを飛ばしていきなりリスニングから挑戦してみましょう。
どの程度理解できるか力試しになります。
速度調整機能がついていれば音声スピードを調整できるので、自分のレベルに合った速さに変更しながら学習できます。
4: シャドーイングする
ニュースの音声を何度か聞いたら、シャドーイングにもチャレンジしましょう。
シャドーイングとは、 聞いた音声を数秒遅れでマネするトレーニングです。
影のように付いていくことからこの名前で呼ばれています。
しっかり音声を聞かないと置いていかれるので、リスニング力がかなり鍛えられます。
また、イントネーションやアクセントを意識してマネることでスピーキング力の向上も期待できます。
負荷の高いトレーニングなので初めはキツイかもしれませんが、そのぶん効果も高い学習法ですからぜひ挑戦してみてください。
シャドーイングの方法を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
参考記事:シャドーイングの効果とやり方を初心者向けに徹底解説!挫折しないためのコツも紹介
5: 英会話で話題に上げる
ニュースの内容が理解できたら、英会話で話題に上げてみましょう。
記事の概要を人に話したり、実際に学んだ語彙を使うことで初めて定着します。
ビズメイツならビジネス経験豊富な講師が揃っているので、ニュースの話題を議論することも可能です。
ニュースサイトで学んだことをオンライン英会話でアウトプットしていきましょう。
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無料のおすすめ英語ニュースサイト
無料のおすすめ英語ニュースサイトは以下の通りです。
- 初心者向け:子供・中学生にもおすすめ
- 中級者向け:日本のニュース・和訳付きなど
- 上級者向け:世界の時事ニュース・面白系など
順番に見ていきましょう。
初心者向け:子供・中学生にもおすすめ
初心者にオススメのニュースサイトは以下の通りです。
「やさしく読める英語ニュース」
グローバル化社会に対応できる英語力を子どもたちにつけさせる狙いで、文部科学省の協力のもと運営されているサイトです。
中学から高校レベルの英語で短くまとめられたニュースは、初心者にも読みやすいです。
ジャンル別にニュースを探せるので、自分の興味のあるニュースを探しやすいのも魅力。
国内、国外問わず最新のニュースが英語で読めるので時事ネタにも詳しくなれます。
重要単語は赤字で記載してあり、意味はサイト下部にまとめてあるので、最初は単語の意味を予測しながら後で確認できる仕組みなのも良いですね。
和訳・音声付きなので、リーディング・リスニング・スピーキング学習が可能です。
「TIME for KiDS」
海外の幼稚園児から小学校6年生程度を対象にしたニュースサイトです。
学年別にレベル分けされているので自分に合ったニュースが選べます。
また、トピックも「animal」から「inventions」まで28種類と非常に豊富なので興味のあるジャンルがいくつか見つかるはずです。
幼児向けは、お子さんと一緒に楽しめるレベルの簡単な単語や表現が使われているので、初心者でもストレスなく学習できますよ。
小学校高学年になると、語彙のレベルも上がり文章も長くなるので読み応えがあります。
「TIME for KiDS」で読むニュースのレベルを徐々に上げて、英語力を磨いていきましょう
重要単語はマーカーで色分けされており、カーソルを合わせれば英語で意味とイメージ画像が表示されます。
文字の説明と画像で理解が深まります。
英語での説明の方が単語の持つコアイメージが掴みやすいので良いですね。
ただ、重要単語はそれほど多くマークされていないので、分からない単語は自分で調べていく必要があります。
日本語訳はパソコンの自動翻訳を使えば表示されますが、日本語が不自然なので大意を掴む程度に活用すると良いでしょう。
音声付きなのでリスニング学習にも使えます。
中級者向け:日本のニュース・和訳付きなど
中級者にオススメのニュースサイトは以下の通りです。
「ニュースで英語術」
NHKゴガクの「ニュースで英語術」は、旬なニュースを素材に最新の時事英語表現を紹介するラジオ番組です。
1回5分程度で学習できるようコンパクトにまとめられているので、忙しい方にもオススメのサイトです。
サイトでは過去のニュースも閲覧できますが、動画の保存期間は1週間です。
リスニング学習に使う場合は1週間以内にチェックするようにしましょう。
和訳の全文はもちろん、パラグラフごとの和訳と詳しい語彙・文法の説明もあるので非常に分かりやすいです。
国内外の時事ニュースが満遍なく掲載されているのも魅力的です。
「NHK WORLD – JAPAN」
NHKのニュースを英語で聴けるサイトです。
主に日本についてのニュースなので、背景知識があるぶん英語でも理解しやすいでしょう。
スマートフォンで「NHK WORLD」のアプリをダウンロードすれば外出先でも利用できるので、隙間時間をうまく活用できます。
キャスターの発音がきれいでスピードも速すぎないので、聞き取りやすいです。
ただ、スクリプトがないので日本語訳が確認できません。
リスニング力を鍛えるために活用すると良いでしょう。
「the japan times alpha Online」
「the japan times alpha Online」はジャパンタイムズが発行する、週刊の英語学習紙のオンライン版です。
その週に起きた重要なニュース、世界中のトレンドなどの英文記事を無理なく読み切れるボリュームで掲載。
和訳・解説付きなので、辞書で調べる手間を省いて効率的に時事英語や生きた英語表現が学べます。
有料会員になれば、リスニングなどの学習コンテンツも使えますよ。
上級者向け:世界の時事ニュース・面白系など
上級者向けのニュースサイトは以下の通りです。
「CNN」
CNNは、アメリカのケーブルテレビと衛星テレビ向けのニュース専門チャンネル。
YouTubeの公式チャンネルを使えば動画を視聴することも可能です。
日本語字幕はないので、英語でアメリカのニュースを視聴したい中~上級者には打ってつけです。
「BBC」
BBCとはイギリスの国営放送です。
世界のニュースを英語で読みたい上級者にオススメのサイトです。
ニュースというと小難しい話ばかりかと思いきや、意外と肩の力を抜いて読める記事も多いので楽しめるでしょう。
日本語版BBCから英語版BBCの記事に飛べるので和訳もスムーズに確認できますよ。
「SORA NEWS 24」
日本在住の外国人記者による日本の「面白い所」「変なところ」をニュースにしたサイトです。
英文の量も多くスクリプトもないためTOEIC800点、もしくはそれ以上の上級者にオススメ。
外国人の視点から見た日本が知れるので面白いですよ。
「India Today」
インド英語が学べるYouTubeチャンネルです。
ビジネスなどでインド英語が必要な方には、インド特有の発音に慣れることができたり、トレンドをキャッチしてスモールトークで活用できたりと役立つチャンネルでしょう。
政治・経済・エンターテインメントなど多くのジャンルを扱っているので、幅広く語彙を学べるのもポイントです。
英語ニュースサイトに関するよくある質問
英語ニュースサイトに関するよくある質問は以下の通りです。
- 英語ニュースの聞き流しは効果ある?
- オススメの英語ニュースアプリは?
- リスニングができる英語ニュースサイトは?
順番に見ていきましょう。
英語ニュースの聞き流しは効果ある?
聞き流し学習は、ある程度内容を理解できるものでないと効果はありません。
十分に理解できる、簡単だと思えるレベルのニュースであれば多く聞き流すことでリスニング力が鍛えられるでしょう。
リスニングだけで理解するのが難しい場合は、まずリーディングから始めましょう。
単語や文法を1つずつ理解し、内容を把握したうえで聞き流せば効果が得られます。
オススメの英語ニュースアプリは?
「NHK WORLD – JAPAN」がオススメです。
日本のニュースがメインなので、背景知識があるぶん英語でも理解しやすいでしょう。
発音がキレイで話すスピードも速すぎないので、聞き取りやすいです。
アプリをダウンロードしておけば外出時のスキマ時間を活用して手軽に学習ができるのでオススメです。
リスニングができる英語ニュースサイトは?
音声付きニュースサイトのオススメは以下の通りです。
自宅ではリーディング学習、通勤中などの移動時間ではリスニング学習といった使い分けもできますね。
ニュースサイトを使って効率よく英語学習をしよう!
英語のニュースサイトは無料で利用できるものが多いです。
英文を一定量読むことでリーディング力向上が期待でき、音声付きのニュースサイトならリスニング力を鍛えることもできます。
ただ、ニュースサイトで覚えた単語や表現はアウトプットしないと忘れてしまいます。
周りに英語を話す環境がない人は、オンライン英会話で手軽にアウトプットできる環境を手に入れましょう。
- 英語学習法