英語学習法
2024.02.25
英語の独学を継続するコツと効果的な勉強法3選
[この記事でわかること]
目標から逆算してスケジュールを組めば、独学でも英語を効果的に学習できます。
ただ、学習を継続できずに挫折してしまう人が多いのも事実。
学習を継続させるコツは、モチベーションを保つことと、ルーティン化の2つです。
この記事では、すぐに実践できるモチベーションアップの方法と、学習をルーティン化させる具体的な方法を解説します。
Contents
独学でも英語を勉強するメリット
独学でも英語を勉強するメリットは以下の通りです。
- キャリアアップの可能性が広がる
- 情報収集の手段が増える
- 趣味に活かせる
順番に見ていきましょう。
キャリアアップの可能性が広がる
英語ができれば、就職や転職、部署移動で選択肢の幅が広がり、キャリアアップをはかれます。
グローバル化が進む今日、日本企業も世界を見据えたビジネスを展開しており、この傾向はますます強くなると考えられるからです。
文部科学省も、英語力の重要性を以下のように説いています。
我が国では、人々が英語をはじめとする外国語を日常的に使用する機会は限られている。しかしながら、東京オリンピック・パラリンピックを迎える2020(平成32)年はもとより、現在、学校で学ぶ児童生徒が卒業後に社会で活躍するであろう2050(平成62)年頃には、我が国は、多文化・多言語・多民族の人たちが、協調と競争する国際的な環境の中にあることが予想され、そうした中で、国民一人一人が、様々な社会的・職業的な場面において、外国語を用いたコミュニケーションを行う機会が格段に増えることが想定される。
出典:今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~:文部科学省 (mext.go.jp)
今後、ビジネスで英語を使う機会はますます増えていくでしょうから、英語を学んでおくことは、将来のキャリアアップにつながると言えます。
情報収集の手段が増える
英語で情報収集ができると、海外の情報や最新の情報が手に入りやすくなります。
検索窓に英語を打ち込むと日本語で検索する何倍もの情報が出てきますし、最新の情報はいつも英語で発信されるからです。
最新情報やより多くの情報にアクセスできることで、ビジネスチャンスを掴んだり、情報の真偽を自分で確かめたりできます。
趣味に活かせる
英語ができれば、洋楽や洋画、旅行などの趣味を楽しめます。
洋画であれば、日本語吹き替えで見るより字幕で見た方が、ニュアンスや空気感を楽しめる気がします。
また、海外旅行では英語を話せた方が楽しいですよね。
翻訳機能を備えた機器もいろいろ出ていますが、やはり自分の口で伝えようとするところにコミュニケーションの醍醐味があるように感じます。
英語の独学を開始するまでのステップ
英語の独学を開始するまでのステップは以下の通りです。
- 目標を立てる
- スケジュールを立てる
- 勉強方法を決める
順番に見ていきましょう。
1: 目標を立てる
まずは、なぜ英語を学ぶのか目標を立てましょう。
漠然と英語学習を始めても続かないですし、学ぶ目標によって学習方法も変わってくるからです。
たとえば、3か月後のTOEICのテストで800点を取るなど目標は具体的であればあるほど、学習は継続しやすくなります。
まずは、自分が英語を学習する目標を具体的に決めることが独学のファーストステップです。
2: スケジュールを立てる
目標を立てたら、次にスケジュールを立てます。
目標達成日から逆算して、月間、週間、1日単位のスケジュールに落とし込むとよいでしょう。
継続のコツとしては1日に詰め込みすぎず、1週間に1日は調整日を設けておくのがオススメ。
どんなに素晴らしいスケジュールでも継続できなければ意味がないので、少し余裕をもって計画を立ててみましょう。
3: 勉強方法を決める
目標によって使う教材や勉強方法は異なりますが、英語を効率的に身に付ける方法は同じです。
それは、習慣化とアウトプットありきのインプットです。
インプットに関しては、教材やアプリなどさまざまな選択肢がありますが、実際に英語を書いたり話したりといったアウトプットする機会は少ない人の方が多いでしょう。
アウトプットの機会を手軽に作れるのがオンライン英会話です。
好きな場所から低価格でアウトプットができます。
また、同じ時間にレッスンを受ければ学習の習慣化にも繋がりますから、オンライン英会話は独学の強い味方になってくれます。
さらに詳しく英語の勉強方法を知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
オンライン英会話で成功できる3つの勉強法 | もう初心者とは言わせない!
英語の独学を続けるためのコツ
英語の独学を続けるためのコツは以下の通りです。
- 英語学習の目的を具体的にしてモチベーションを上げる
- 勉強をルーティン化する
- ストレスのかからない方法・量で取り組む
順番に見ていきましょう。
英語学習の目的を具体的にしてモチベーションを上げる
「昇給するために、TOEICで800点を取りたい」「翻訳機なしで海外旅行へ行きたい」など、目的がはっきりすれば学習のモチベーションは上がりやすいです。
ただし、今の自分のレベルと目標が遠すぎるのに、2~3か月の短期間で達成しようとするとモチベーションが下がって挫折しやすいので注意しましょう。
その場合は、2~3か月おきに目標を更新しながら学習を進めるほうがよいでしょう。
誰しも、わからないとつまらないと感じ、わかれば楽しいと感じるので、スモールステップを踏んでいく方が継続につながるからです。
たとえば、現状TOEIC400点の人が800点を目指す場合、まずは3か月後に500~600点を目指し、次の3か月で700点、次の3か月で800点を目指すといった風です。
モチベーションを保つために、目標はスモールステップで設定しましょう。
また、点数やレベルなど数値で測定できるものにすれば、成長を実感できて挫折しにくいです。
勉強をルーティン化する
英語は継続すれば必ず力がついていきますが、大半の人が途中で辞めてしまいます。
継続のコツは、歯磨きのように勉強をルーティン化してしまうことです。
歯磨きがルーティン化しているのは、以下のような要素があるからです。
- 短時間でできる
- 同じ時間に毎日磨く
歯磨きと同じ要素を作れるのが「オンライン英会話」です。
毎日同じ時間にレッスンを予約すればルーティン化しやすいですし、レッスン時間は25分間と短時間なので負担になりずらいです。
さらにもっと詳しく勉強の習慣化について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ストレスのかからない方法・量で取り組む
英語学習において1番大切なのが、ストレスのない学習方法・量を設定して途中で挫折しないことです。
どんなに素晴らしい計画を立てても、継続できないと意味がないからです。
ストレスのかかる学習方法の例として、結果が見えないというのが挙げられます。
ひたすら問題集を解いていく、単語を何個覚えるといったものです。
人は、前に進んでいる実感がないとストレスを感じますから、定期的にアウトプットして誰かにフィードバックを受ける必要があります。
わかりやすいのがTOEICや英検などの点数や合否が出るテストです。
ただ、資格試験は勉強の成果が見えるのに少なくとも3か月は時間を要します。
さらに手軽にフィードバックを受けたいならオンライン英会話がオススメおすすめです。
毎日25分間と負担の少ない量で、好きな時間・好きな場所からレッスンが受けられますから、どんな英語学習よりストレスフリーだと思います。
オススメの英語独学の勉強方法
オススメの英語独学の勉強方法は以下の通りです。
- 資格の勉強をする
- 勉強会に参加する
- オンライン英会話を受講する
順番に見ていきましょう。
資格の勉強をする
英語学習を始めたいけどこれといった目標がない場合は、英検やTOEICなどの資格試験を目標にするのがオススメです。
目標があると、学習のモチベーションを保ちやすいののが理由の1つ。
さらに、資格試験は受験日が決まっているのでスケジュールを立てやすく、点数が出るので成長を感じやすいというメリットもあります。
就職や転職の際にも資格試験の実績が有利に働く職種もあり、今後ますます英語の需要は増えるでしょうから、資格を取っておいて損はないです。
将来の職業選択の幅を広げる可能性もあるので、とりあえず独学で英語学習を始める人には資格試験の勉強がオススメです。
勉強会に参加する
1人では続かないことも仲間がいれば継続しやすいです。
同じ目標に向かって頑張る仲間がいれば、切磋琢磨できますし学習法の情報交換もでき、モチベーションが保ちやすいからです。
今日、オンラインコミュニティがますます盛んになっているので、ネット上で簡単に同じ目標をもつ人と繋がれます。
独学で英語学習を始めるなら、英語学習のコミュニティに参加してみましょう。
オンライン英会話を受講する
英語を独学で始めるなら、アウトプット(話す・書く)の機会を積極的に作っておくのも重要です。
インプットだけより、アウトプットすることで記憶の定着率が格段によくなりますし、英語が話せるようになりたい人にとって、英会話は必ず必要だからです。
英語を話せるようになりたいのに、ひたすらインプットしているのは、泳げるようになりたいのにプールに入ったことがないのと同じと言えます。
周りにアウトプットの機会がない方は、オンライン英会話でスピーキングの練習をするのがおすすめです。
少しでも気になった方は、オンライン英会話で使う教材を見てみましょう。
英会話教材の選び方・使い方を徹底解説|オンライン英会話での活用方法も紹介
英語の独学で学習効果を高めるためのポイント
英語の独学で学習効果を高めるためのポイントは以下の通りです。
- アウトプット中心の学習方法にする
- 定期的にスケジュールや勉強方法を見直す
- 一緒に勉強する仲間を見つける
- 外国人と話す機会を設ける
順番に見ていきましょう。
アウトプット中心の学習方法にする
英語学習の効果を高めるには、アウトプット(話す・書く)中心の学習方法を意識しましょう。
アウトプットすることで初めて覚えた単語や表現が身につくからです。
アウトプットの具体的な方法は以下の通りです。
- シャドウイング
- ディクテーション
- 英会話
これらを取り入れることで、格段に英語の上達が早くなります。
また、ノートを使ったアウトプットもオススメです。
単語とセットで発音記号を書いたり、なかなか覚えられない単語は英英辞書を引いてその意味を書くことで記憶に定着しやすく、見返すだけで復習にもなります。
定期的にスケジュールや勉強方法を見直す
学習効率を上げるには、1週間単位、1か月単位でスケジュールの調整や勉強方法の見直しが必要です。
学習がただの作業になってしまうと、学習効率が上がらないからです。
たとえば、1週間に1回は調整日を設け、今の学習ペースの配分を見直しましょう。
遅れている場合は、調整日でムリなく通常ペースに戻せるか確認しましょう。
ムリなくというのがポイントで、負担になると挫折しやすいですから、少し余裕を持ってコツコツ続けられるようなスケジュールがオススメです。
また勉強法も、効果的だと思ったものは取り入れ、あまり効果を感じないものやストレスになるものは一旦ストップするなど、モチベーションを保てるよう調整していくのも大事です。
計画崩れを防ぐために、定期的な見直しは欠かせません。
一緒に勉強する仲間を見つける
一人で勉強をするよりも、同じ目標をもつ仲間を見つけて一緒に勉強するのも学習効果を高めます。
英語学習について話し合える仲間がいることで、学習の質が高まり情報交換にもなるからです。
たとえば、Twitterで「英語 独学」と検索すれば、英語を勉強している方のツイートがたくさん出てきます。
勉強の進捗度合いや、目標に関するツイートを見れば自分も頑張ろうと思えます。
また、有益な勉強法についてのツイートも数多くあるので、自分の勉強法の見直しにもなるのでオススメです。
独学は、なかなかモチベーションを保ちにくいですが、同じ目標をもつ仲間がいると思えるだけでだいぶん励みになります。
外国人と話す機会を設ける
英語は言語ですから、実際に会話をすることで早く上達するのは当たり前ですね。
そうは言っても、日本に住んでいる限り外国人と話す機会なんてない、と諦めていませんか?
結論、日本にいても外国人の友だちは作れます。
国際交流パーティーや、バーに行ってみるのです。
とくに国際交流パーティーは、交流するための場所ですから話しかけやすいのでオススメです。
英語を練習する場は、お金を払えば誰でも手に入れられますが、英語を実践する場は、お金では買えません。
勇気をもって一歩踏み出せば、飛躍的に英語ができるようになりますよ。
外国人に話しかける際のフレーズや、友だちになるまでの具体的な流れを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【大暴露】ビズメイツが語るオンライン英会話で上達する初心者の5つの特徴
英語を独学で学習する際によくある質問
英語を独学で学習する際によくある質問は以下の通りです。
- 独学での学習方法を学べる本やブログは?
- 英語の独学で便利なアプリやノートは?
- 英語の独学にオススメおすすめの教材や勉強方法は?
- 社会人でも英語の独学はムリ無理ではない?
- 独学で英語を習得するには、どれくらいの期間がかかる?
順番に見ていきましょう。
独学での学習方法を学べる本やブログは?
独学にオススメな本、ブログは以下の通りです。
「英会話イメージリンク習得法」
英語を英語で理解するために、英語のイメージをイラストたっぷりでわかりやすく紹介しています。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
なかなか英語が口から出てこない人のために、瞬間的に頭の中で英作するトレーニング本です。
簡単な文法で話す練習になります。
「即戦力がつくビジネス英会話 改訂増補版: 基本から応用まで」
仕事で英語うビジネスパーソンから強い支持を得ているビジネス英語のロングセラーです。
自己紹介からプレゼンまで網羅的にビジネス英語が学べます。
ブログ:「新井リオの英語ブログ」
日本にいながら独学で英語を学び、3年で英語が話せるようになった方法を綴ったブログです。
英語の独学で便利なアプリは?
独学での英語学習には以下のアプリが便利です。
「英語リスニング – 英会話や英語ニュースの聞き流し勉強アプリ」
リスニング力を鍛えられる無料アプリです。
毎日1分の英語ニュースを聞くだけなので、負担になりにくく継続しやすいです。
速度調整や日本語字幕もあります。
英語の独学にオススメの教材や勉強方法は?
シャドウイングやディクテーション、オンライン英会話などのアウトプット中心の勉強方法がオススメです。
シャドウイングやディクテーションを実践するためには、音源が必要ですので必ずCDつきの教材を購入しましょう。
社会人でも英語の独学はムリではない?
社会人でも英語の独学は可能です。
大人になってから英語を学び直す人も多く、実際に習得して英語を使う仕事についている人も少なくありません。
独学を成功させるためには、明確な目標設定とアウトプット中心の学習の継続がカギです。
独学で英語を習得するには、どれくらいの期間がかかる?
数年単位になりますが、根気強く続ければ成果は出ます。
独学をはじめてから3年で英語を話せるようになった人もいます。
まずは、継続できるかどうかに焦点をあてることが重要です。
自分で教材や量を決められるのが独学のいいところですから、自分の興味のある教材を使ってムリのない量をこなしていきましょう。
英語を独学で学習する際のポイント
英語を独学するときに一番気をつけるポイントは、モチベーションを保ち続けることです。
一人での学習は強制力が働かないので、多くの人が挫折します。
なので、勉強をルーティン化するためには環境を整えることが重要になります。
たとえば、「3か月後のTOEICで800点を取る!」など目標はできるだけ詳細にしたり、同じ目標をもつ仲間のツイートを見たりするなど方法はいろいろあります。
それでも、人間はラクな方へと流れてしまう生き物です。
毎日決まった時間に学習できる環境を作りたいなら、オンライン英会話がオススメです。
講師と会話しながらアウトプットできるので、学習効果も高めつつモチベーションも維持しやすいです。
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