海外で働くには英語が話せないといけない?20〜40代向けの仕事7選

海外で働きたいと考えているものの、英語が話せないと不安ですよね。

仕事では最低限の英語ができればどうにかなるかもしれませんが、現地での生活を考えると、コミュニケーションが不安になるかもしれません。

じつは、仕事内容によっては英語が話せなくても海外で働くことも可能です。本記事では、英語が話せない人も海外で働ける仕事やこれからやるべき行動を解説します。

英語が話せなくても海外で働ける

じつは英語が話せなくても働ける海外の仕事はあります。

以下の特徴に該当する仕事は、英語が話せなくても働くことができ、夢の海外での生活を実現できます。

  • コミュニケーションの相手が日本人
  • 専門知識が必要な仕事

リゾート地にある日本人向けの飲食店などは、お客様が日本人であることが多いので、日本語でのコミュニケーションが可能です。また日本企業の海外法人は、職場に日本人がいることが多いので日本語で仕事を進められます。

現時点で英語が話せなくても仕事はできるため、現時点で英語力に不安があってもぜひ海外での仕事にチャレンジしてください。

業務の遂行自体は可能かもしれませんが、英語が話せないとビジネス上のコミュニケーションが難しいです。

どの職種で働くかにもよりますが、「海外のビジネス経験を得てビジネスパーソンとして成長したい」「働きながら現地の人とコミュニケーションをとりたい」などの目的がある人は英語を身につけたほうがいいでしょう。

英語が話せない人でも海外で働きやすい仕事7選

英語が話せない人でも海外で働ける仕事は、以下のとおりです。

  • ウェイトレス
  • ドライバー
  • 料理人
  • ホテルの清掃員
  • 日本人向けツアーガイド
  • 海外の日系企業

本章で紹介する職業は、英語でのコミュニケーションをとる機会が多くないため、英語力に自信がなくても働けます

お客様とやり取りするための英語力は必要かもしれませんが、専門用語を使うような高度なレベルの英語力は求められません。

英語力に自信のない方にとっては、海外で働くための選択肢のひとつとしてもいいかもしれません。

ウェイトレス

飲食店で使う英会話はある程度パターン化されており、英語力に自信がない方でも、よく使われるフレーズを覚えれば十分業務可能です。

接客シーンは以下のとおり分類されます。

  • お客様の入店時
  • お客様にお声かけするとき
  • お客様へおすすめ料理を紹介する時
  • トラブルが発生した時
  • お客様の退店時
  • 会計時

具体的に使われるフレーズは以下のとおりです。

[例文1]
Do you have a reservation?

(予約はされていますか?)

[例文2]
May I take your order now?

(ご注文はお決まりですか?)

[例文3]
Steak is our recommendation.

(当店のおすすめはステーキです)

詳しいフレーズは、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:レストランで使える英会話フレーズまとめ | 英語を身につけてスマートに接客しよう!

もしお客様の英語が理解できない場合は同僚や上司に接客を代わってもらうなどの対策を取りましょう。

ドライバー

ドライバーはトラックやタクシーなどで人や荷物を運ぶ仕事です。

物を運ぶことが仕事のため人とのコミュニケーションは少ない傾向にあります。

高い英会話力はそこまで求められないので、最低限コミュニケーションがとれる英語フレーズを身につけておけば十分働けます。

ただし指定の行き先などを聞き取るシーンがありますので、英語を聞き取る能力に自信がない場合はマップで行き先を指してもらうなどの対策をしましょう。

料理人

料理人の仕事は、もちろん「料理をつくること」ですよね。

基本的に料理のスキルが求められ、高い英語力はあまり必要とされません。

とくに日本人向けの日本食レストランであれば、日本語しか話せなくても業務可能です。ホールスタッフなども日本人が多く、店内でのコミュニケーションを日本語で図れるからです。

また、ホールスタッフとは違い料理人はお客様と接する頻度は高くないため英語のコミュニケーション力はそれほど必要とされません。

もしお客様から料理の説明が求められたとしても、英語を話せるスタッフに説明を任せれば問題ありません。

とはいえ、調理作業を円滑にするために料理人同士のコミュニケーションは積極的に行われるので、英語力を身につけておくことにこしたことはありません。

基本的には英語が話せなくても働きやすいと覚えておきましょう。

ホテルの清掃員

ホテルの清掃スタッフは、それぞれの部屋に1人ずつ仕事を割り振られ、基本的に1人で作業をするので、コミュニケーションが発生しません。

英語力がなくても働きやすく、仕事を円滑に進められます。

同僚との会話は英語で行われますが、業務指示がメインなのである程度使われる英語は限られています。

また、お客様と話す機会があったとしても、ちょっとした依頼ごとをされる場合が多いので、レベルの英語力は不要です。

もちろん英語力があった方がお客様とのコミュニケーションを楽しんだり、同僚との会話がスムーズになったりするので、英語力があるにこしたことはありません。

ファームジョブ

ファームジョブ(農業)の仕事も、そこまで高いレベルの英語力は求められません。

農業の仕事は以下の内容があげられます。

  • 作物に適した土壌作り
  • 植えつけ
  • 日々の手入れ
  • 収穫
  • 出荷
  • 料理人・バイヤーとのやり取り

料理人・バイヤーとのやり取りにおいて英語を使ってやりとりするケースがあります。

英語でのやりとりが必要なのは以下のシーンです。

  • どの作物が欲しいのか?
  • どれくらいの量欲しいのか?

英語力があればお客様(料理人・バイヤー)との会話がスムーズになりますが、対応が難しければ同僚に対応を代わってもらうことも可能です。

農業で働くうえで大切なのは農業に対する知識と、日々の野菜の手入れや土壌作りをする体力です。

ただし、農業についての専門用語は英語で覚えておく必要があるので、農業関連に絞って英語学習を進めるのもよいでしょう。

日本人向けツアーガイド

海外で働く場合であっても、日本人向けのツアーガイドはそこまで高い英語力が求められません。

日本の旅行会社が運営主体となっており、お客様とツアーガイドのやり取りは基本的に日本語で行われるからです。

むしろ、海外旅行に行く日本人のお客様は英語でのコミュニケーションがとれません。日本人のツアーガイドであれば、お客様に安心感を与えることができます。

日本人ならではのサービス精神やおもてなし精神が、海外の観光業界では重宝されるでしょう。

こうした背景から、日本人向けのツアーガイドには英語力がそこまで求められず、日本人であるという強みを活かせる仕事です。

ただし、ツアーの内容によっては現地の人とやり取りをする必要がある場合もあります。

病院や消防署などと連携を取る必要がある場合などツアー中にトラブルが起きたときは、高い英語力を求められるケースもあります。

基本的には英語力がなくても働きやすい仕事ではありますが、人の命に関わる可能性もある仕事です。

そのため、英語で問題なくコミュニケーションがとれるようになってからツアーガイドを目指すの方が良いでしょう。

海外の日系企業

海外の日系企業も、そこまで高い英語力が求められないため英語が話せなくても海外でも働きやすい仕事のひとつです。

海外に進出している日系企業では、日本人のスタッフや日本語と英語のバイリンガルのスタッフが在籍しているので、日本語でのやり取りができます。

そのため「英語ができなくて周囲と円滑なコミュニケーションが取れないのでは」と英語力に対して不安を感じなくてすみます。

ただし、外国人スタッフも在籍していることが多いので、スタッフ全員とコミュニケーションを図り信頼関係を構築するためには、英語力があった方が良いです。

ビジネスシーンで使われるものだけでも、英語フレーズを覚えておきましょう。

海外で働きたい人がこれからやるべき3つの行動

海外で働きたい人は、以下の3点をこれから意識して行動しましょう。

  • 必須の英会話フレーズを身につける
  • 英会話学習を習慣化する
  • 外国人との交流を深める

英会話フレーズや知識が身につけば職探しの幅が広がります。

そして、英語の知識を身につけるためには英会話学習の習慣化が必要です。

また、知識やフレーズをインプットするだけでなく、外国人と交流することでアウトプットの場を設けることが大切です。海外で働きたいという夢を叶えたいのであれば、本章で紹介する3つの行動に取り掛かってみてください。

即効性が高い効果があるものではありませんが、しっかり取り組めば海外で働きたいあなたの夢に一歩ずつ前進していきます。

必須の英会話フレーズを身につける

まずは外国人と英語でスムーズに会話するための素地を作る必要があります。具体的には、英語圏でよく使われる英会話フレーズを覚えることです。

海外に行くと、じつはあまり難しい英単語が頻繁に使われることはなく、一般的な英語フレーズが使われることが多いです。必須の英会話フレーズを覚えれば、仕事に支障がでないくらいのコミュニケーションがとれるようになります。

ビジネスシーンでも日常シーンでも使えるので、意識的にフレーズをインプットしましょう。

インプットした知識は実際に口に出す「アウトプット」を通じて知識が定着します。

アウトプットの方法は以下のとおりです。

  • フレーズを音読する
  • 外国人の友達をつくって、覚えた内容を話す
  • 英会話サークルに入る

[例文1]

How’s it going?

(調子はどうだい?)

[例文2]
I work for a car manufacturer.

(私は自動車メーカーで働いています)

[例文3]
I’m a salesman.

(私は営業マンです)

[例文4]
What do you usually do after work?

(仕事の後はいつも何をしているのですか?)

[例文5]
What kind of work do you do?

(あなたはどのような仕事をしていますか?) 

[例文6]
Would you mind helping me?

(手伝ってくれませんか?)

上記であげた例文はあくまでも一例ですので、日々必須で使う英語フレーズを身につけるよう心がけてください。習慣化のテクニックは次の章で解説します。

英会話学習を習慣化する

海外で働きたいなら、今のうちに英会話学習の習慣を身につけましょう。

基礎的な英語のフレーズを身につけ、海外で働けたとしても、日々英語の勉強は続けなければいけません。

現地での慣れない生活が始まると、これまでできていた英語の習慣が途切れてしまい、英会話の成長が見込めなくなってしまいます。

毎日5分でもいいので英語に触れる機会を作ると、知識が積みあがっていきます。

英会話学習を習慣化するためのポイントは以下のとおりです。

  • オンライン英会話を活用する
  • 具体的な目標をもつ
  • 自分のレベルに適した教材・テキストを選ぶ
  • アプリをつかう

関連記事:英語を最短で習得するコツ|英語学習を習慣化する方法も伝授

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外国人との交流を深める

外国人との交流を深めるのも、英語力を身につけるうえで大切です。

理由は以下のとおりです。

  • 仲が深まれば、英会話の練習に付き合ってくれる可能性がある
  • 仕事探しの相談に乗ってくれる

また外国人と交流すれば、必然的に英語のコミュニケーションの量が向上し、アウトプットする機会が増えます。

このように、外国人との交流を深めることは英会話力を高めるのに効率的です。

効率的に外国人の友だちを作るには、国際交流パーティーやバーなど、外国人が集まりやすそうな場所に足を運び、自分から積極的に声をかけていきましょう。

会話のきっかけを作り、相手のことを知る質問を投げかけ、仲良くなったら、連絡先を交換し次に会う約束を取りつけてみましょう。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

関連記事:日本にいる外国人と友達になる方法と7つのステップ

海外で働いてステップアップしたいならビジネス英語を身につけよう

海外で働いてステップアップしたいなら、ビジネス英語の習得が必要です。

理由は以下のとおりです。

  • 選べる仕事の選択肢が広がるから
  • クライアントや同僚と円滑なコミュニケーションがとれ、信頼関係を構築できるから
  • 仕事で成果をあげやすくなるから

ビジネス英語は日本でもある程度身につけられます。

そのため、ある程度日本でビジネス英語を学習し経験を積んでから海外で仕事を探す選択肢もよいでしょう。

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まとめ

本記事では、英語を話せなくても海外で働きやすい仕事を紹介しました。

英語が話せなくても海外で働けます。しかしキャリアアップなどを目指すなら、英語を話せるようになりましょう。

海外で働きたいという明確な目標があるのであれば、日本にいるうちから英語の勉強をはじめて、効率よく転職を進められるようにしてください。

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