2021.02.03
社会人の英語学習を成功に導く3つの条件 【失敗しない!英語学習法動画シリーズ ①】
▼ 英語を話せるようになりたいけど、何から始めればいいのかわからない…
▼ これまで英語学習に何度も挫折してきた…
▼ 仕事が忙しくて留学はできない。日本にいながら英語を話せるようになりたい…
この【失敗しない!英語学習法動画シリーズ】はそんな社会人の方の悩みを解決する動画シリーズです。
社会人の方が日本にいながら英語を使って普通に仕事や生活できるようになるには、3つの条件を満たす必要があります。この動画ではこの3つの条件の概要をお話しし、それぞれの条件を未達具体的な方法や使用するツールについてはシリーズの後の動画でお話ししていきます。
②③④の動画は制作中につき、順次公開していきます。ぜひチャンネル登録をして、続きをご覧になってください!
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日本にいながら日常的に英語に触れる方法 【失敗しない!英語学習法動画シリーズ ②】
日本にいながら日常的に英語を使う方法 【失敗しない!英語学習法動画シリーズ ③】
日常的に英語に触れて、使う生活をずっと続ける方法 【失敗しない!英語学習法動画シリーズ ④】
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社会人の英語学習を成功に導く3つの条件 シリーズ:失敗しない!英語学習法 ①
「社会人が日本にいながら英語を話せるようになりたい」
今ご覧になっているのは、そんな方にピッタリの動画です。社会人の方はこの動画シリーズの通りに学習を進めれば誰でも、英語をつかって普通に仕事をしたり、英語をつかって普通に生活できるようになります。
So let me help you be that person today.
[はじめまして]
はじめまして、BizmatesのKyotaです。Bizmatesというのはオンライン英会話サービスのことです。カンタンに言うと、英語をつかってお仕事ができるようになること。それが目的のオンライン英会話サービスです。
私はそこで教材を作ったり、企業の英語研修参加者に向けて「英語をつかって仕事ができるようになる方法」について講演したりしています。
それ以前はベルリッツという大手英会話スクールで10年ほど英語教師をしたり、教材を開発したりしていました。10年間英語教師をしていたので、合計で3,000人くらいのビジネスパーソンに個別に英語を教えました。
[社会人が目指す英語って?]
さて、社会人が日本にいながら英語を普通に話せるようになるには3つの条件を満たす必要があって、この3つを満たさないと、どんなにいい教材だとかどんなにいいスクールに通ったとしても絶対に英語を話せるようにはなりません。3つの条件を満たすのが、失敗しない英語学習の最初のステップです。
これからひとつずつご説明したいのですが、その前に、まずお伝えしないといけないことがあります。
とても大事なポイントなのですが、それはビジネスで英語をペラッペラに完璧に話せるようになる必要はない!ということです。
ビジネスでもプライベートでも英語に完璧は求められていません。英語は完璧でなくても、仕事がきちんとできれば世界のどこに行っても評価されますし、完璧な英語を話す人より、信頼できる人柄の方の方が世界のどこに行ってもモテます。
社会人が英語を学ぶ目的は、英語をペラペラに話せるようになることではなくて、英語でちゃんと仕事ができるようになるのと、英語で自分の人柄をちゃんと表現できるようになることだと私は思います。英語が完璧でなくてもこれらは十分できます。英語がペラペラでなくても、十分イングリッシュスピーカーなんですね。
[社会人はどんな英語を学べばいいの?]
では完璧な英語がいらないのなら、社会人はどのような英語が話せるようになればいいのでしょう?
誰とでもうまくコミュニケーションを取るには秘訣があってですね、その秘訣は、シンプル・丁寧・効果的な英語を話すことなんです。
どういうことかちょっとお見せしますね。
職場で外国人の方に出会ったとします。初対面ですから、相手はこう声をかけてきます。
Hi, I’m Chelsea Medina. Nice to meet you.
みなさんなら何と答えますか?…ほとんどの方はこう答えます。
Nice to meet you too.
さて、この答えはシンプルですか?シンプルでわかりやすい英語ですよね。
では丁寧でしょうか?丁寧なフレーズですよね。
では、効果的でしょうか?
初対面の方と挨拶を交わす目的のひとつは、お互いの警戒心を解くことだと思います。本題に入る前に話しやすい雰囲気を作りたいですよね。でも Nice to meet you tooだけではそれができません。だって、チェルシーさんは、まだ私の名前すらわからないですから。
では警戒心を解くという目的に対して効果的な挨拶ってどんな挨拶でしょう?こんな挨拶です。
① まず相手の名前を復唱します。
Nice to meet you too, Ms. Medina.
相手は「あ、ちゃんとすぐ名前を覚えてくれたんだ」と思って、心の距離が少し縮まります。
② 次に、下の名前で呼んでもらいます。
I’m Kyota Ko. Please call me Kyota.
相手は「あ、下の名前で呼んでいいんだ」と思って、少し親しみを感じます。
③ そして、そのまま会話を続けます。
So where are you from?
Oh I’m from…
相手は「あ、私のことを知ろうとしてくれているんだ」と思って、また少し親しみを感じます。これでいい雰囲気で本題に入れますね。通して見てみましょう。
複雑な英語は使われていませんよね。このように、難しい表現はなるべく使わずに、会話の目的に対して効果的に話すのがベストです。
世界の英語人口は17億人以上ですが、実は英語のネイティブスピーカーはこのうちの3.5億人しかいないんです。ほとんどのイングリッシュスピーカーは非ネイティブで、完璧な英語を話しませんし、理解力も人それぞれです。だから本当にシンプルな英語、スラングなどを多用しない丁寧な英語、そして会話の目的を達成することを第一に考えた効果的な英語を話すのが一番なんです。
語彙の豊富さとか、ネイティブみたいな発音とか、英語で仕事をする上ではそういうのはあまり関係ないんですね。
社会人の方は、ネイティブみたいな英語力を目指すより、シンプル・丁寧・効果的な英語を話すイングリッシュスピーカーを目指す方が、英語でできることがどんどん増えていって楽しいですし、そんなに遠い未来の話ではないですよ。
[日本にいながら英語を話せるようになる3つの条件って?]
ではいよいよ本題に入ります。社会人がシンプル・丁寧・効果的な英語を話せるようになるための3つの条件とは、何でしょう?
結論から言いますと、
- 日常的に英語に触れる機会を作って、
- 日常的に英語をつかう機会を作って、
- その生活をずっと続ける。
この3つの条件を満たせば、必ず英語を話せるようになります。でも言い換えると、1つでも欠けると絶対に英語を話せるようにはなりません。一見当たり前のことを言っているように思えますよね。
でもほとんどの方が1番の「英語に触れる」しかできていないのではないかと思います。E-learningとか英語学習系のアプリは気軽にできるのでけっこう隙間時間を使って日常的にできるものです。インプット学習自体はもちろん悪いことではないのですが、それだけを続けても実際に英語を話せるようには絶対になりません。
ということで、この3つの条件をもう少し詳しく見ていきましょう。
日常的に英語に触れる機会を作る
英語圏の国では、普通に生活しているだけで基本的な英会話はできるようになっていきます。その大きな理由の1つは、周りの人がみんな英語を話しているからです。基本的な英会話を目の当たりにする機会で溢れているからです。あとは真似していけば話せるようになります。
でも日本で普通に生活していても基本的な英会話を目の当たりにする機会はあまりありません。だから英会話ができるようにならないのが普通です。真似する以前にお手本が日常生活の中にないですから!
だからこれまで英語が得意じゃなかったという方は、気にしないでください。英語が苦手なのは、がんばりが足りなかったからではありません。日本が英語を話せるようになりにくい環境だからです。
日本にいながら英語を話せるようになるには、まず日常的に英語に触れる機会を作らなければなりません。でも外国人のお友達をたくさん作ったり、外資系の企業に転職しないといけない、ということではありません。
日常会話を身に付けたいのなら、日常的な英会話が見られる動画、ビジネス英語を身に付けたいのなら、日常的な仕事風景が見られる動画を、毎日少しずつでもいいので見続ければ同じ効果を得られます。
話せるようになりたい英語に日常的に触れるのが第1の条件です。
どういった動画をどう使って英語に触れるのか、詳しいことは次の動画でお話ししますので、今はとにかく、まずは日常的に英語に触れないと英語を普通に話せるようには絶対にならない、ということだけ覚えておいてください。
日常的に英語を使う機会を作る
突然ですが、誰かに愛を告白したことはありますか?生まれて初めて告白する時って、「好きです」と言うべきことはわかっているのに、緊張して、全然出てこないですよね。まだ経験がないことはうまくできないのが当たり前です。なんでも、場数を踏めば上手くなりますし、場数を踏まなければ上手くなりません。
英語でのコミュニケーションも同じです。お仕事で英語を使う機会がある方は、海外とのオンライン会議中に言いたいことがあるのに「話を切り出すタイミングがわからない」「会話への割り込み方がわからない」という理由で結局言えずじまいでした、みたいなことがあると思います。
同僚が話を切り出したり話に割り込んだりするのを目の当たりにすれば、「あ、こうやればいいんだ」と、やり方はわかります。でもやっぱり自分でも1回やってみて2回やってみて、何回も同じことを繰り返してはじめて無意識にできるようになります。
いくら新しい単語やフレーズを学んでも、実際にそれをつかった経験を積み重ねないと、英語でコミュニケーションが取れるようには絶対になりません。絶対になりません。だから、英語に触れるだけではなくて、実際に英語を使う経験を日常的に積むのが第2の条件です。なるべく毎日英語を話す環境を自分のために整えるんです。
でも「そんなこと英語が公用語の会社に勤めないと無理じゃない」「留学や海外赴任でもしないとできないんじゃない?」とお思いになるかもしれませんが、決してそんなことはありません。たしかに2010年くらいまでは日本にいながら英語を使う経験を日常的に積む方法がほとんどなかったのですが、今は違います。毎日数百円で英会話レッスンが受けられるオンライン英会話サービスがたくさんあるので、ほぼ毎日英語を話す環境はすぐに準備できます。
第2の条件は、英語を使う機会をつくって、英語を話す経験を日常的に積んでいくことです。
[日常会話よりビジネス英語の方がカンタン]
ちなみに、英語を使う経験が積めるならなんでもいいというわけではありません。英語で道案内をする練習をすると、英語で道案内ができるようになります。でも道案内の練習をしても、英文メールがかけるようになるわけでは、ありませんし、英語で数字の発表ができるようになるわけでもありません。
社会人の方は日常会話より、まずは英語を使ってお仕事で、できることを増やしていく方がオススメです。ビジネスで使われる英語にはほぼ定型のパターンがあるので、実は日常会話より簡単です。
英語そのものが大好きという方はどんな英語でも楽しく取り組めると思います。それに英語を使う生活をずっと続けているとだんだん英語が好きになっていくものなんですが、最初はそうでない方がほとんどです。英語でできることが増えていくという実感は、英語を続けるモチベーションに変わります。
自分にとって使う機会がありそうな英語の会話練習ができるオンライン英会話サービスを選びましょう。
ここはちょっとBizmatesの宣伝になってしまうのですが、Bizmatesでは初心者から上級者レベルまで、お仕事の場面でシンプル・丁寧・効果的に話す練習をすることが目的のレッスンを用意しています。講師も全員なんらかのビジネス経験者なので、「もう少しこう言った方が感じいいですよ」など、同じ社会人として的確なアドバイスをくれます。
ビジネス英語を身につけるのが目標でしたら、手前味噌ですが、Bizmatesが一番手っ取り早いですよ。
英語に触れて、英語を使う生活をずっと続ける
3番目は英語に触れて英語を使う生活をずっと続けるということなんですが、これがおそらく一番のハードルだと思います。英語の習慣化です。
英語に限らず、なんにでも言えることですが、習慣化の秘訣は、決まった時間に忘れずに行える生活リズムを作ることです。たとえば、
毎朝出勤前の時間にオンラインレッスンを受講して、通勤電車の中で英語の動画を見る ですとか、
毎晩夕飯の後に英語の動画を見て、お風呂に入った後にレッスンを受講する。
最初は新しい生活リズムに慣れるまでつらいと思いますが、いったんパターン化してしまえば、「寝る前にストレッチする」「仕事を始める前にコーヒーを入れる」くらいの感覚で苦痛に感じなくなりますからね。だいたい1ヶ月から2ヶ月間同じ生活パターンを続けていけば、習慣化できます。
それでも途中で諦めてしまう方はいます。挫折を未然に防ぐには、諦めてしまう原因を知っておく必要があります。
ほとんどの場合、その原因は、モチベーションの低下です。特に英語の習慣化を達成する前に「英語がなんか出てこない」とか、「レッスンが難しくてわからない」とかそういう日が続くと、あきらめてしまいがちです。
そこでこちらの図をご覧ください。
英語の上達の実感をグラフ化すると、まさしくこんな感じです。調子のいい時期もあれば、調子の悪い時期もあります。自分の英語が伸びていると感じる時もあれば、全然上達している気がしない、と感じる時期もあります。
特に最初、初心者から始めたての方の多くは、上達しているのかよくわからないまましばらくがんばらないといけません。でも数ヶ月間続けると必ず「あ、なんか挨拶とか基本的なことはあまり考えなくてもできちゃう」と思える時期がやってきます。
さらに数ヶ月続けていると、またある時期からなかなか上達を感じなくなります。でも辛抱強く英語を続けていくと、必ずまたこうやって伸びます。
この、上達があまり実感できない時期で多くの人が諦めてしまいます。この停滞期のような時期は、必ず何回かやってきます。
みんなこんな感じです。みんなこんな感じです。
でも覚えておいてほしいのは、ずっと続けてさえいれば、確実に英語は上達するということです。
イングリッシュスピーカーへの道は浮き沈みがあるものだということを受け入れて、調子のアップダウンは気にせず、とにかく英語を使う生活を続ける。続けられるように、英語を習慣化する。習慣化できるように、自分に無理のない生活リズムを作る。その生活リズムを守りさえすれば、誰でも英語を話せるようになります。
具体的な習慣化の仕方についてはこの動画シリーズの後の動画でお伝えしていくので、まずはこの3つの条件を満たすことがゴール。それだけ覚えておいてください。
[さいごに]
さいごに、ある疑問にお答えしたいと思います。
私はいろいろな企業で英語研修の参加者に向けてセミナーを行っているのですが、よくこういった質問をされます。
「英語を使って仕事ができるようになるまで、どのくらい時間がかかるの?」
どのくらい続ければいいの?ということですね。
社会人は1000時間の学習が必要とか2000時間の学習が必要とかよく言われていますが、たしかにそれくらい英語に触れたり使ったりしていれば、かなり流暢に話せるようになります。
繰り返しになりますが、社会人の方にとって英語をネイティブみたいに流暢に話せるようになることがゴールではないはずです。英語を使って誰とでも効果的にコミュニケーションが取れるようになることが目的であるはずです。そうなるのに1000時間も2000時間も学習は要りません。
英語を日常的に使う生活を始めたその日から、あなたはイングリッシュスピーカーです。その生活をずっと続けるだけで、英語でできることが少しずつ増えていきますし、自分の世界が少しずつ広がったり、少しずつ豊かになったりしていきます。
この、失敗しない英語学習法動画シリーズでは、今回ご紹介した、社会人の英語学習を成功に導く3つの条件についてさらに詳しくお話ししていきます。
諦めないで!というのは簡単ですけど、この動画シリーズでは諦めないで続ける具体的な方法をお伝えしていきます。ぜひ、チャンネル登録をして、続きをご覧になってくださいね。それでは、また次回!